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公開番号2024157377
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-07
出願番号2023071707
出願日2023-04-25
発明の名称絶縁開閉装置
出願人株式会社日立産機システム
代理人青稜弁理士法人
主分類H02B 13/035 20060101AFI20241030BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】
本発明は、不活性ガスとして環境負荷の小さな気体を絶縁容器内に用いた場合であっても、十分な絶縁性能を維持し、放熱性能や短絡電流通電性能を向上した絶縁開閉装置を低コストに提供する。
【解決手段】
気体を充填した容器内に少なくとも断路器が収容されている絶縁開閉装置(500)において、遮断器(2)の端部に配置される窪み部(25)を有する電界緩和シールド(21)と、電界緩和シールド(21)の窪み部に配置された電気接触子(20)と、電界緩和シールドの窪み部内で、電気接触子と接続される接触部品(24)と、接触部品と一端を接続される導体(19)と、接触部品と電気接触子の接続部を覆うように、電界緩和シールドの窪み部に設けられ、導体、電気接触子、電界緩和シールとを同電位とする電界緩和部材(22)と、有する。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
気体を充填した容器内に少なくとも遮断器が収容されている絶縁開閉装置において、
前記遮断器の端部に配置される窪み部を有する電界緩和シールドと、
前記電界緩和シールドの窪み部に配置された電気接触子と、
前記電界緩和シールドの前記窪み部内で、前記電気接触子と接続される接触部品と、
前記接触部品と一端を接続される導体と、
前記接触部品と前記電気接触子の接続部を覆うように、前記電界緩和シールドの前記窪み部に設けられ、前記導体、前記電気接触子、前記電界緩和シールドとを同電位とする電界緩和部材と、有する
絶縁開閉装置。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
請求項1に記載の絶縁開閉装置において、
前記電界緩和部材は、
前記電界緩和シールドの前記窪み部を覆うように、前記窪み部に対応する寸法を有する
絶縁開閉装置。
【請求項3】
請求項2に記載の絶縁開閉装置において、
前記電界緩和部材は、
前記電界緩和シールドの曲部の曲率と対応する曲率を有する
絶縁開閉装置。
【請求項4】
請求項2に記載する絶縁開閉装置において、
前記電界緩和部材はアルミ材である
絶縁開閉装置。
【請求項5】
請求項2に記載する絶縁開閉装置において、
前記電界緩和部材は絶縁材であり、その表面に薄膜な導電材が塗布されている
絶縁開閉装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、絶縁開閉装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
この技術分野であるガス絶縁開閉装置における背景技術として、特開2014-99381号公報(特許文献1)がある。特許文献1には、ガス絶縁開閉装置の高さを低減するため、以下の構成と成っている。ケーブルヘッドから引き込まれる受電ケーブルは受電側断路器、受電側接地開閉器及びアレスタに電気的に接続され、遮断器は受電側の領域において、受電側断路器を経て受電ケーブルに接続される。そして、絶縁スペーサを介して下側配置の接地開閉器付き断路器に接続される。下側配置の接地開閉器付き断路器は、ガス絶縁容器の背面側に接地極を有する。そして、遮断器との電気的接続部よりも接地極側に母線側電極を有し、母線側電極は上側配置の接地開閉器付き断路器の主回路側電極を介して一方の母線に接続される。上側配置の接地開閉器付き断路器は、ガス絶縁容器の前面側に接地極を有し、上側配置の接地開閉器付き断路器の主回路電極及び接地極の間に他方の母線が接続する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-99381号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、高さを低減して小形化できるガス絶縁開閉装置が記載されている。このガス絶縁開閉装置の受電側に設置された遮断器には、受電側断路器と絶縁スペーサが導体によって電気的に接続され、遮断器と導体の接続部には電気接触子が使用されている。電気接触子は、その端部が高電界になるため、窪みを設けた電界緩和シールドを遮断器に設置し、電界緩和シールドに設けた窪みに電気接触子を設置して、導体に接続して対策している。ここで、電界緩和シールドに設けた窪み部について、窪み部を形成する側壁の曲率径の小さい部位が高電界となり、絶縁の弱点となる場合がある。
【0005】
また、近年環境への配慮が非常に重要となっている。従来のガス絶縁開閉装置では、絶縁性能を確保するため、ガス絶縁容器内に、不活性ガスの6フッ化硫黄(SF6)ガスを使用している。環境負荷を考慮した場合、SF6ガスの代わりに乾燥空気の利用が考えられる。しかし、ガス絶縁容器内に乾燥空気を利用すると、SF6ガスと比較し、絶縁性能が低下する。
【0006】
絶縁性能の低下を防止するためには乾燥空気の圧力を高圧力としなければならない。乾燥空気の高圧化を図るためには、ガス絶縁容器の厚さや、ガス絶縁容器内に配置される、受電側断路器、遮断器等の各要素の強度設計を一から行う必要があるばかりか、耐圧性能を確保するためガス絶縁開閉装置のコストを押し上げてしまう。
【0007】
そこで、本発明は、不活性ガスとして環境負荷の小さな気体を絶縁容器内に用いた場合であっても、十分な絶縁性能を維持し、放熱性能や短絡電流通電性能を向上した絶縁開閉装置を低コストに提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した課題を解決するため、本発明の絶縁開閉装置は、気体を充填した容器内に少なくとも断路器が収容されている絶縁開閉装置において、遮断器の端部に配置される窪み部を有する電界緩和シールドと、電界緩和シールドの窪み部に配置された電気接触子と、電界緩和シールドの窪み部内で、電気接触子と接続される接触部品と、接触部品と一端を接続される導体と、導体と接触部品との接続部を覆うように、電界緩和シールドの窪み部に設けられ、導体、電気接触子、電界緩和シールとを同電位とする電界緩和部材と、有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、環境負荷の小さな気体を絶縁容器内に用いた場合であっても、十分な絶縁性能を維持し、放熱性能や短絡電流通電性能を向上した絶縁開閉装置を低コストに提供することができる。
【0010】
なお、上記した以外の課題、構成及び効果については、下記する実施例の説明により、明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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