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公開番号
2024158834
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023074394
出願日
2023-04-28
発明の名称
ロータの製造方法
出願人
トヨタ紡織株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02K
15/02 20060101AFI20241031BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】ロータの生産性を向上させることができるロータの製造方法を提供する。
【解決手段】ロータの製造方法は、第1型20と第2型21との間に複数の磁石収容孔15を有するコア13を配置するとともに各磁石収容孔15に磁石17を収容して熱可塑性の樹脂材を充填する。コア13は、中心孔14を有するとともに、中心孔14に挿入されるポスト部29とコア13における第1型20側の面を覆うベース部28とを有した支持部材22によって支持される。ベース部28における各磁石収容孔15と対応する位置には、磁石収容孔15に樹脂材を充填するための充填孔31が形成される。ロータの製造方法は、各磁石収容孔15に磁石17が収容されるとともに支持部材22によって支持された状態のコア13を第1型20と第2型21とで型締めする型締め工程と、コア13の各磁石収容孔15に充填孔31から樹脂材を充填する充填工程とを備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
対向して配置された第1型と第2型との間に複数の磁石収容孔を有するコアを配置するとともに複数の前記磁石収容孔の各々に磁石を収容した状態で、複数の前記磁石収容孔の各々に熱可塑性の樹脂材を充填して前記磁石を固定することによりロータを製造するロータの製造方法であって、
前記コアは、前記第1型と前記第2型とが対向する方向である対向方向に延びる中心孔を有するとともに、前記中心孔に挿入されるポスト部と前記コアにおける前記第1型側の面を覆うベース部とを有した支持部材によって支持され、
前記ベース部における複数の前記磁石収容孔とそれぞれ対応する位置には、前記磁石収容孔に前記樹脂材を充填するための充填孔が形成され、
前記磁石収容孔に前記磁石が収容されるとともに前記支持部材によって支持された状態の前記コアを前記第1型と前記第2型とで型締めする型締め工程と、
前記型締め工程において型締めされた前記コアの前記磁石収容孔に前記充填孔から前記樹脂材を充填する充填工程と、
を備えることを特徴とするロータの製造方法。
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
前記支持部材は、前記コアを搬送するためのパレットであることを特徴とする請求項1に記載のロータの製造方法。
【請求項3】
前記第2型は、前記コアにおける前記第2型側の面に接触する接触部を有し、
前記接触部における複数の前記磁石収容孔とそれぞれ対応する位置には、前記磁石収容孔で前記磁石の位置決めをするための突出部が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のロータの製造方法。
【請求項4】
前記第1型と第2型とは、水平方向において対向して配置されていることを特徴とする請求項3に記載のロータの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば磁石埋込型モータのロータの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
磁石埋込型モータのロータは、複数の鉄心片が積層された構造のコアを有する。コアは、鉄心片の積層方向において貫通する複数の磁石収容孔を有している。磁石収容孔の各々には、磁石を収容した状態で樹脂材を充填することにより、磁石が固定されている。
【0003】
このようなロータの製造方法としては、従来、例えば特許文献1に示すものが知られている。この特許文献1に示すロータを製造するための製造装置は、コアを間に挟む態様で対向して配置される第1型及び第2型を備えている。第1型は、型本体と、コアを支持する支持部材とを備えている。第2型は、型本体と、樹脂材を磁石収容孔に充填するための充填ポットを有したカルプレートとを備えている。
【0004】
そして、ロータを製造する場合には、まず、支持部材に支持されるとともに複数の磁石収容孔の各々に磁石が収容されたコアにカルプレートを取り付けた状態にする。この状態のコアを第1型の型本体と第2型の型本体とで挟んだ後、複数の磁石収容孔の各々にカルプレートの充填ポットから樹脂材を充填することにより磁石を固定する。これにより、ロータが製造される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-140841号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上述のようなロータの製造方法では、カルプレートを使用しているため、コアにカルプレートを取り付けるための工程が必要となる。このため、ロータの生産性を向上させる上では、改善の余地を残すものとなっている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するロータの製造方法は、対向して配置された第1型と第2型との間に複数の磁石収容孔を有するコアを配置するとともに複数の前記磁石収容孔の各々に磁石を収容した状態で、複数の前記磁石収容孔の各々に熱可塑性の樹脂材を充填して前記磁石を固定することによりロータを製造するロータの製造方法であって、前記コアは、前記第1型と前記第2型とが対向する方向である対向方向に延びる中心孔を有するとともに、前記中心孔に挿入されるポスト部と前記コアにおける前記第1型側の面を覆うベース部とを有した支持部材によって支持され、前記ベース部における複数の前記磁石収容孔とそれぞれ対応する位置には、前記磁石収容孔に前記樹脂材を充填するための充填孔が形成され、前記磁石収容孔に前記磁石が収容されるとともに前記支持部材によって支持された状態の前記コアを前記第1型と前記第2型とで型締めする型締め工程と、前記型締め工程において型締めされた前記コアの前記磁石収容孔に前記充填孔から前記樹脂材を充填する充填工程と、を備えることを特徴とするロータの製造方法。
【0008】
上記方法によれば、コアを支持する支持部材のベース部に形成された充填孔から磁石収容孔に樹脂材が充填される。このため、コアにおけるベース部側とは反対側の位置に磁石収容孔に樹脂材を充填するためのゲートプレートを配置する必要がなくなる。すなわち、コアにゲートプレートを取り付けるための工程が不要となる。したがって、ゲートプレートを用いてロータを製造する場合に比べて、ロータの生産性を向上させることができる。なお、ゲートプレートとは、熱可塑性の樹脂材を磁石収容孔に充填するためのものであって樹脂材が熱硬化性樹脂である場合のカルプレートに相当するものである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態の製造方法によって製造されるロータの斜視図である。
図1のロータの断面図である。
コアを型開きされた第1型と第2型との間に配置したときの状態を示す断面図である。
コアを第1型と第2型とで型締めしたときの状態を示す断面図である。
コアを支持部材によって支持したときの状態を示す正面図である。
第2型の接触部の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、ロータの製造方法の一実施形態を図面に従って説明する。
<ロータ11>
図1及び図2に示すように、ロータ11は、円形の電磁鋼板からなる複数枚の鉄心片12を積層してなるコア13を備えている。すなわち、コア13は、複数枚の鉄心片12を積層してなる積層体によって構成されている。コア13は、中心孔14と、中心孔14の外周側に位置するとともに周方向に互いに間隔をおいて設けられた複数(本実施形態では、20個)の磁石収容孔15とを有している。
(【0011】以降は省略されています)
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