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公開番号2024160483
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-14
出願番号2023075526
出願日2023-05-01
発明の名称充電制御装置
出願人日野自動車株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02J 7/00 20060101AFI20241107BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】コストの増加を抑制しつつ、第1充電口及び第2充電口の何れからでもバッテリを充電する充電制御装置を提供する。
【解決手段】車両1の充電制御装置10は、外部電源50の充電プラグ52の接続状態を検出する検出装置及び外部電源から供給された交流電力を直流電力に変換してバッテリに供給するコンバータを含む車載充電器20と、第1充電口11及び第2充電口12の何れか一方とコンバータとを選択的に接続可能なリレー装置24、リレー装置の動作を制御する制御装置と、を備える。制御装置は、第1充電口と充電プラグとの接続が検出されたときに、第1充電口がコンバータに電気的に接続され、第2充電口がコンバータに電気的に非接続になるようにリレー装置を制御し、第2充電口と充電プラグとの接続が検出されたときに、第1充電口がコンバータに電気的に非接続になり、第2充電口がコンバータに電気的に接続されるようにリレー装置を制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1充電口、第2充電口及びバッテリを備える車両に搭載される充電制御装置であって、
前記第1充電口及び前記第2充電口に対する外部電源の充電プラグの接続状態を検出する検出装置と、
前記外部電源から供給された交流電力を直流電力に変換して前記バッテリに供給するコンバータと、
前記第1充電口及び前記第2充電口の何れか一方と前記コンバータとを選択的に接続可能なリレー装置と、
前記リレー装置の動作を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
前記第1充電口と前記充電プラグとの接続が検出されたときに、前記第1充電口が前記コンバータに電気的に接続され、前記第2充電口が前記コンバータに電気的に非接続になるように前記リレー装置を制御し、
前記第2充電口と前記充電プラグとの接続が検出されたときに、前記第1充電口が前記コンバータに電気的に非接続になり、前記第2充電口が前記コンバータに電気的に接続されるように前記リレー装置を制御する、
充電制御装置。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記制御装置は、前記充電プラグが前記第1充電口及び前記第2充電口の双方に接続されたことを検出したときに、前記第1充電口及び前記第2充電口の一方が前記コンバータに電気的に接続され、前記第1充電口及び前記第2充電口の他方が前記コンバータに電気的に非接続になるように前記リレー装置を制御する、請求項1に記載の充電制御装置。
【請求項3】
前記制御装置は、前記充電プラグが前記第1充電口及び前記第2充電口の双方に接続されたことを検出したときに、前記第1充電口及び前記第2充電口の双方が前記コンバータに電気的に非接続になるように前記リレー装置を制御する、請求項1に記載の充電制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、充電制御装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
外部電源からバッテリに電力を供給するための充電口を備えた電動車両が知られている。例えば、特許文献1には、第1組電池及び第2組電池を含む電池パックと、第1組電池及び第2組電池にそれぞれ接続する急速充電用の第1充電口及び第2充電口と、第1充電口と第2充電口との電気的接続を切り替える切替リレーとを備える車両について記載されている。この車両は、急速充電設備の充電プラグが第1充電口及び第2充電口の双方に接続されたときに、第1充電口と第2充電口とを電気的に切り離し、第1充電口に接続された充電プラグからの電力で第1組電池を充電し、第2充電口に接続された充電プラグからの電力で第2組電池を充電して、電池パックを高速に充電する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-129557号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複数の充電口を車両に設けることには様々なメリットがある。例えば、充電ステーションで車両を充電する際には、充電プラグを充電口に接続可能な位置に車両を駐車することが求められるが、複数の充電口が設けられていれば、車両の駐車位置の制限を軽減することが可能となる。また、車両が貨物車である場合には、荷役作業の邪魔にならないように充電ケーブルの経路を選択することが可能となり、荷役の作業性の向上に繋がる。
【0005】
車両の充電設備としては、車両に直流電力を供給する急速充電設備と車両に交流電力を供給する普通充電設備とが存在する。普通充電設備を用いて車両のバッテリを充電する場合には、普通充電設備から供給された交流電力を直流電力に変換するコンバータを車両側に搭載することが必要となる。しかしながら、充電口の数に応じた数のコンバータを搭載することは、車両のコスト増加に繋がる。
【0006】
そこで本開示は、コストの増加を抑制しつつ、第1充電口及び第2充電口の何れからでもバッテリを充電できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一態様に係る充電制御装置は、第1充電口、第2充電口及びバッテリを備える車両に搭載される。この充電制御装置は、第1充電口及び第2充電口に対する外部電源の充電プラグの接続状態を検出する検出装置と、外部電源から供給された交流電力を直流電力に変換してバッテリに供給するコンバータと、第1充電口及び第2充電口の何れか一方とコンバータとを選択的に接続可能なリレー装置と、リレー装置の動作を制御する制御装置と、を備える。制御装置は、第1充電口と充電プラグとの接続が検出されたときに、第1充電口がコンバータに電気的に接続され、第2充電口がコンバータに電気的に非接続になるようにリレー装置を制御し、第2充電口と充電プラグとの接続が検出されたときに、第1充電口がコンバータに電気的に非接続になり、第2充電口がコンバータに電気的に接続されるようにリレー装置を制御する。
【0008】
本態様に係る充電制御装置では、第1充電口と充電プラグとの接続が検出されたときに、第1充電口がコンバータに電気的に接続され、第2充電口がコンバータに電気的に非接続になるようにリレー装置が制御されるので、コンバータを用いて第1充電口から供給された交流電力を直流電力に変換してバッテリを充電することができる。一方、第2充電口と充電プラグとの接続が検出されたときには、第1充電口がコンバータに電気的に非接続になり、第2充電口がコンバータに電気的に接続されるようにリレー装置が制御されるので、コンバータを用いて第2充電口から供給された交流電力を直流電力に変換してバッテリを充電することができる。したがって、一つのコンバータで第1充電口及び第2充電口の何れからでもバッテリを充電することが可能となる。
【0009】
一態様では、制御装置は、充電プラグが第1充電口及び第2充電口の双方に接続されたことを検出したときに、第1充電口及び第2充電口の一方がコンバータに電気的に接続され、第1充電口及び第2充電口の他方がコンバータに電気的に非接続になるように、リレー装置を制御してもよい。本態様では、一つのコンバータに第1充電口及び第2充電口の双方が接続されることを防止しつつ、バッテリを充電することができる。
【0010】
一態様では、制御装置は、充電プラグが第1充電口及び第2充電口の双方に接続されたことを検出したときに、第1充電口及び第2充電口の双方がコンバータに電気的に非接続になるようにリレー装置を制御してもよい。本態様では、第1充電口及び第2充電口の双方がコンバータに非接続になることにより、バッテリの充電が停止される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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