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公開番号2024133984
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023044037
出願日2023-03-20
発明の名称駆動装置
出願人ニデック株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02K 9/19 20060101AFI20240926BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ギヤによる効率的な流体のかき上げを実現できる駆動装置の提供。
【解決手段】本発明の駆動装置の一つの態様は、モータと、前記モータの動力を伝達する動力伝達部と、前記動力伝達部を収容するギヤ室82が設けられたハウジング6と、前記ギヤ室に配置され流体を吸入する吸込部材70と、を備える。前記動力伝達部は、第1軸線J1を中心として回転可能な第1ギヤ42を有する。前記吸込部材は、前記第1軸線の径方向において前記第1ギヤの歯先と対向し前記第1ギヤの歯先に沿って延びる第1ガイド面60fを有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
モータと、
前記モータの動力を伝達する動力伝達部と、
前記動力伝達部を収容するギヤ室が設けられたハウジングと、
前記ギヤ室に配置され流体を吸入する吸込部材と、を備え、
前記動力伝達部は、第1軸線を中心として回転可能な第1ギヤを有し、
前記吸込部材は、前記第1軸線の径方向において前記第1ギヤの歯先と対向し前記第1ギヤの歯先に沿って延びる第1ガイド面を有する、
駆動装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記動力伝達部は、前記第1軸線と平行に延びる第2軸線を中心として回転可能な第2ギヤを有し、
前記第1ギヤと前記第2ギヤとは、鉛直方向、および軸方向の両方と交差する第1方向に並んで配置され、
前記第1方向において、前記吸込部材は、前記第1ギヤと前記第2ギヤとの間に位置する、
請求項1に記載の駆動装置。
【請求項3】
前記吸込部材の上端部は、前記第1ギヤの下端部、および前記第2ギヤの下端部よりも上側に位置する、
請求項2に記載の駆動装置。
【請求項4】
前記吸込部材は、前記第2軸線の径方向において前記第2ギヤの歯先と対向し前記第2ギヤの歯先に沿って延びる第2ガイド面を有する、
請求項2に記載の駆動装置。
【請求項5】
前記吸込部材は、吸込口を有し、
前記吸込口は、下方に開口し、鉛直方向から見て前記第1ガイド面、および前記第2ガイド面に重なる、
請求項4に記載の駆動装置。
【請求項6】
前記ギヤ室に配置されるガイド部を備え、
前記ガイド部は、前記第1軸線の周方向に沿って湾曲するガイド面を有する、
請求項1または2に記載の駆動装置。
【請求項7】
前記ガイド部は、前記第1軸線の周方向に沿って、前記吸込部材と並んで配置される、
請求項6に記載の駆動装置。
【請求項8】
ポンプを備え、
前記動力伝達部は、前記モータに対し軸方向一方側に位置し、
前記ハウジングは、前記ギヤ室を軸方向他方側から覆う第1壁部を有し、
前記ポンプは、前記第1壁部の軸方向他方側、かつ前記モータの径方向外側に配置され、
前記第1壁部には、前記吸込部材と前記ポンプを繋ぐ貫通孔が設けられる、
請求項1または2に記載の駆動装置。
【請求項9】
前記吸込部材と前記ポンプとは、軸方向に並んで配置される、
請求項8に記載の駆動装置。
【請求項10】
ポンプを備え、
前記動力伝達部は、前記モータに対し軸方向一方側に位置し、
前記ハウジングは、前記ギヤ室を軸方向一方側から覆う第2壁部を有し、
前記ポンプは、前記第2壁部の軸方向一方側に配置され、
前記第2壁部には、前記吸込部材と前記ポンプを繋ぐ貫通孔が設けられる、
請求項1または2に記載の駆動装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
電気自動車およびハイブリッド自動車などの車両に搭載される駆動装置が知られている。このような駆動装置は、ギヤの潤滑性およびモータの冷却等を高めるために、内部にオイルなどの流体が貯留される場合がある。例えば、ケースの底部に溜められたオイルをギヤの回転によってかき上げることでオイルを循環させることができる(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-254197号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ハウジング内の流体をモータの冷却に利用する場合、流体はポンプによって吸い込まれる。この場合、ハウジング内には、ストレーナなどの吸込部材が配置される。吸込部材の配置や形状によっては、ギヤによる流体のかき上げを阻害する虞がある。
【0005】
本発明の一つの態様は、上記問題点に鑑みて、ギヤによる効率的な流体のかき上げを実現できる駆動装置の提供を目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の駆動装置の一つの態様は、モータと、前記モータの動力を伝達する動力伝達部と、前記動力伝達部を収容するギヤ室が設けられたハウジングと、前記ギヤ室に配置され流体を吸入する吸込部材と、を備える。前記動力伝達部は、第1軸線を中心として回転可能な第1ギヤを有する。前記吸込部材は、前記第1軸線の径方向において前記第1ギヤの歯先と対向し前記第1ギヤの歯先に沿って延びる第1ガイド面を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一つの態様によれば、ギヤによる効率的な流体のかき上げを実現できる駆動装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態の駆動装置の概念図である。
図2は、一実施形態の駆動装置のギヤ室の正面図である。
図3は、図2の部分拡大図である。
図4は、変形例1の駆動装置の概念図である。
図5は、変形例2の駆動装置のギヤ室の正面図である。
図6は、変形例3の駆動装置のギヤ室の正面図である。
図7は、変形例4の駆動装置のギヤ室の部分拡大図である。
図8は、変形例5の駆動装置のギヤ室の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るモータについて説明する。
以下の説明では、駆動装置1が水平な路面上に位置する車両に搭載された場合の位置関係を基に、重力方向を規定して説明する。また、図面においては、適宜3次元直交座標系としてXYZ座標系を示す。XYZ座標系において、Z軸方向は、鉛直方向(すなわち上下方向)を示し、+Z方向が上側(重力方向の反対側)であり、-Z方向が下側(重力方向)である。また、X軸方向は、Z軸方向と直交する方向であって駆動装置1が搭載される車両の前後方向を示し、+X方向が車両前方であり、-X方向が車両後方である。Y軸方向は、X軸方向とZ軸方向との両方と直交する方向であって、車両の幅方向(左右方向)を示し、+Y方向が車両左方であり、-Y方向が車両右方である。
【0010】
以下の説明において特に断りのない限り、後述する第1軸線J1に平行な方向(Y軸方向)を単に「軸方向」と呼ぶ。また、車両右方(すなわち、-Y側)を、単に軸方向一方側と呼び、車両左方(すなわち、+Y側)を、単に軸方向他方側と呼ぶ。さらに、第3軸線J3を中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、第3軸線J3を中心とする周方向、すなわち、第3軸線J3の軸周りを単に「周方向」と呼ぶ。
(【0011】以降は省略されています)

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