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公開番号2024132419
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-01
出願番号2023043170
出願日2023-03-17
発明の名称ワイヤハーネス
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H02G 3/30 20060101AFI20240920BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電磁波吸収部材が取付けられた電線部位において編組を損傷し難くすることができるワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス1は、電線5、電線5を収容する筒状の第1保護部材9、電線5を収容するために第1保護部材9と同軸上に配置された筒状の第2保護部材10、及び、第1保護部材9及び第2保護部材10に架け渡されるように設けられた外装部材11を備える。電線5は、電線本体15と、電線本体15に取付けられた電磁波吸収部材16と、電線本体15及び電磁波吸収部材16の外周を覆う編組17と、を有する。外装部材11は、電磁波吸収部材16が取付けられた電線部位を移動可能に収容した状態で、直接的又は間接的に取付け先21に固定されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
電線と、前記電線を収容する筒状の第1保護部材と、前記第1保護部材とともに前記電線を収容するために、前記第1保護部材と同軸上に配置された筒状の第2保護部材と、前記第1保護部材の端部と前記第2保護部材の端部とに両端の各々が固定されるとともに、内部に前記電線を収容する外装部材と、を備えたワイヤハーネスであって、
前記電線は、電線本体と、前記電線本体に取付けられた電磁波吸収部材と、前記電線本体及び前記電磁波吸収部材の外周を覆う編組と、を有し、
前記外装部材は、前記電磁波吸収部材が取付けられた電線部位を移動可能に収容した状態で、直接的に、又は、固定部材を介して間接的に、取付け先に固定されている、ワイヤハーネス。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記外装部材は、前記取付け先に直接固定するための外装部材突を有する、請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項3】
前記外装部材は、前記固定部材に固定するための外装部材突を有し、
前記固定部材は、前記取付け先に固定するための固定部材突と、前記外装部材突を係合するための凹部と、を有する、請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項4】
前記固定部材は、前記固定部材突の基端を支持する本体部の端寄りの位置に前記凹部が設けられ、前記本体部において前記凹部の反対側の位置に、前記外装部材の端部を前記第1保護部材及び前記第2保護部材の一方の端部に固定する固定部が形成されている、請求項3に記載のワイヤハーネス。
【請求項5】
前記固定部材は、
前記外装部材の一方の端部を前記第1保護部材の端部に固定する第1固定部材と、
前記外装部材の他方の端部を前記第2保護部材の端部に固定する第2固定部材と、を含む、請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項6】
前記電磁波吸収部材は、環状に形成されるとともに、中央の孔に前記電線本体が通されている、請求項1に記載のワイヤハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤハーネスに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示されるように、編組シールドで覆われた複数の電線に筒状の電磁波吸収部品が取付けられた配線部材が周知である。この配線部材は、電磁波吸収部品と編組シールドとの相対的な位置を固定する位置固定部材を有する。配線部材は、ブラケットによって位置固定部材が車両の車体に固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-198042号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の場合、位置固定部材は、編組シールドを外側から締め付けることにより、電磁波吸収部品と編組シールドとの相対的な位置を固定している。このため、ブラケットを車体に固定するときに、位置固定部材から編組シールドに負荷や荷重が加わることがある。このとき、電磁波吸収部材を座として位置固定部材から編組シールドに負荷や荷重が加わってしまうと、編組シールドが損傷する可能性があった。
【0005】
本開示の目的は、電磁波吸収部材が取付けられた電線部位において編組を損傷し難くすることができるワイヤハーネスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するワイヤハーネスは、電線と、前記電線を収容する筒状の第1保護部材と、前記第1保護部材とともに前記電線を収容するために、前記第1保護部材と同軸上に配置された筒状の第2保護部材と、前記第1保護部材の端部と前記第2保護部材の端部とに両端の各々が固定されるとともに、内部に前記電線を収容する外装部材と、を備えた構成であって、前記電線は、電線本体と、前記電線本体に取付けられた電磁波吸収部材と、前記電線本体及び前記電磁波吸収部材の外周を覆う編組と、を有し、前記外装部材は、前記電磁波吸収部材が取付けられた電線部位を移動可能に収容した状態で、直接的に、又は、固定部材を介して間接的に、取付け先に固定されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示は、電磁波吸収部材が取付けられた電線部位において編組を損傷し難くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態におけるワイヤハーネスの取付け例を示す模式図である。
図2は、ワイヤハーネスの斜視図である。
図3は、ワイヤハーネスの断面図である。
図4は、第2実施形態におけるワイヤハーネスの断面図である。
図5は、固定部材の斜視図である。
図6は、第3実施形態のワイヤハーネスの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
[1]本開示のワイヤハーネスは、電線と、前記電線を収容する筒状の第1保護部材と、前記第1保護部材とともに前記電線を収容するために、前記第1保護部材と同軸上に配置された筒状の第2保護部材と、前記第1保護部材の端部と前記第2保護部材の端部とに両端の各々が固定されるとともに、内部に前記電線を収容する外装部材と、を備えた構成であって、前記電線は、電線本体と、前記電線本体に取付けられた電磁波吸収部材と、前記電線本体及び前記電磁波吸収部材の外周を覆う編組と、を有し、前記外装部材は、前記電磁波吸収部材が取付けられた電線部位を移動可能に収容した状態で、直接的に、又は、固定部材を介して間接的に、取付け先に固定されている。
【0010】
本例の構成によれば、電磁波吸収部材が取付けられた電線部位を移動可能に収容した外装部材が取付け先に直接的又は間接的に固定される。このため、ワイヤハーネスを取付け先に固定する場合に、電磁波吸収部材の表面に位置する編組に取付けの負荷や荷重がかかり難い。よって、電磁波吸収部材が取付けられた電線部位において編組が損傷し難くなる。
(【0011】以降は省略されています)

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