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公開番号2024156320
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-06
出願番号2023070689
出願日2023-04-24
発明の名称電線保護部材
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02G 3/04 20060101AFI20241029BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】低コスト化することができる電線保護部材を提供する。
【解決手段】電線の外周に配置される保護体3を備えた電線保護部材1において、保護体3が、電線の長さ方向に複数に分割された同一形状の分割体5からなり、分割体5の長さ方向の一側に、第1連結部15を設け、分割体5の長さ方向の他側に、第1連結部15に連結可能な第2連結部17を設けた。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電線の外周に配置される保護体を備え、
前記保護体は、前記電線の長さ方向に複数に分割された同一形状の分割体からなり、
前記分割体の長さ方向の一側には、第1連結部が設けられ、
前記分割体の長さ方向の他側には、前記第1連結部に連結可能な第2連結部が設けられている電線保護部材。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
複数の前記分割体は、前記第1連結部及び前記第2連結部を介して前記電線の長さ方向と交差する方向に屈曲可能に配置されている請求項1に記載の電線保護部材。
【請求項3】
前記分割体には、前記電線を挿入可能なスリットが設けられ、
前記第1連結部と前記第2連結部とのうち少なくともいずれか一方には、前記スリットに挿入される突起部が設けられている請求項1又は2に記載の電線保護部材。
【請求項4】
前記分割体は、大径部と、前記大径部より小径に形成された小径部と、前記大径部と前記小径部とを径方向に連結する連結部とを有し、
前記第1連結部は、前記連結部と、前記小径部と、前記小径部の端部から径方向の外方に向けて延出された第1フランジ部とからなり、
前記第2連結部は、前記大径部の端部から径方向の内方に向けて延出され、第1連結部に挿入可能な第2フランジ部である請求項1又は2に記載の電線保護部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電線保護部材に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電線保護部材としては、電線の外周に配置される保護体としてのコルゲートチューブを備えたものが知られている(特許文献1参照)。コルゲートチューブは、電線の外周に配置されることにより、電線が周辺部材との干渉を防止するように、電線を保護する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-144363号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記特許文献1のような電線保護部材では、保護体が、電線の外周に配置される前の状態で、電線の外周に配置される配置範囲よりも長く形成されている。配置範囲より長い保護体は、電線の配置範囲に合わせて切断され、電線の外周に配置される。切断された残りの保護体は、電線の他の箇所に配置されることがあるため、管理する必要がある。このため、必要のない保護体まで管理することがあり、部品点数が多くなると、管理コストが増大し、高コスト化していた。
【0005】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、低コスト化することができる電線保護部材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本実施形態に係る電線保護部材は、電線の外周に配置される保護体を備え、前記保護体は、前記電線の長さ方向に複数に分割された同一形状の分割体からなり、前記分割体の長さ方向の一側には、第1連結部が設けられ、前記分割体の長さ方向の他側には、前記第1連結部に連結可能な第2連結部が設けられている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、低コスト化することができる電線保護部材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る電線保護部材がワイヤハーネスに適用されたときの模式図である。
本実施形態に係る電線保護部材の斜視図である。
本実施形態に係る電線保護部材の断面図である。
本実施形態に係る電線保護部材の分割体の斜視図である。
本実施形態に係る電線保護部材の突起部を第2連結部に設けたときの模式図である。
本実施形態に係る電線保護部材の突起部を第1連結部に設けたときの模式図である。
組付装置によって本実施形態に係る電線保護部材を組付けるときの側面図である。
組付装置が図7の状態から組付作業を進めたときの側面図である。
組付装置が図8の状態から組付作業を進めたときの側面図である。
組付装置によって本実施形態に係る電線保護部材を組付けたときの側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本実施形態に係る電線保護部材について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
【0010】
図1に示すように、本実施形態に係る電線保護部材1は、例えば、車両に配索されるワイヤハーネス101に適用される。ワイヤハーネス101は、例えば、車両に搭載された電源と機器との間、或いは機器と機器との間など、電気部品の間を電気的に接続する電線103を有する。電線103は、複数の電線が束ねられた電線束からなる。電線103の外周には、電線保護部材1が配置され、電線103が周辺部材との干渉を防止するように、電線103が保護される。
(【0011】以降は省略されています)

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