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公開番号2024065323
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-15
出願番号2022174131
出願日2022-10-31
発明の名称コイル挿入装置
出願人ニデック株式会社
代理人個人,個人
主分類H02K 15/085 20060101AFI20240508BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ステータの生産性を向上可能なコイル挿入装置を提供する。
【解決手段】コイル挿入装置1は、装置本体部2と、装置本体部に支持され、複数のステータコア91を、ステータコアの複数のスロット内にコイル92が挿入されるコイル挿入位置P1に搬送するステータコア搬送部3と、コイル挿入位置に搬送されたステータコアの複数のスロット内に挿入するコイル挿入部6と、を有する。ステータコア搬送部は、ステータコアがそれぞれ載置される複数の載置部33を有する搬送台31と、搬送台を装置本体部に対して移動可能に支持する支持部41と、搬送台を記支持部に対して移動させることにより、複数の載置部の一つをコイル挿入位置に位置付けるとともに、残りの載置部を待機位置に位置付ける駆動部43と、を有する。支持部は、待機位置よりもコイル挿入位置に近い位置で、搬送台を支持している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ステータコアの複数のスロット内にコイルを挿入するコイル挿入装置であって、
装置本体部と、
前記装置本体部に支持され、複数の前記ステータコアを、該ステータコアの複数のスロット内にコイルが挿入されるコイル挿入位置に搬送するステータコア搬送部と、
前記コイル挿入位置に搬送された前記ステータコアに対して、前記ステータコアの軸方向の一側から他側に向かってコイルを移動させることにより、前記コイルを前記ステータコアの前記複数のスロット内に挿入するコイル挿入部と、
を有し、
前記ステータコア搬送部は、
前記ステータコアがそれぞれ載置される複数の載置部を有する搬送台と、
前記搬送台を前記装置本体部に対して移動可能に支持する支持部と、
前記搬送台を前記支持部に対して移動させることにより、前記複数の載置部の一つを前記コイル挿入位置に位置付けるとともに、残りの載置部を待機位置に位置付ける駆動部と、
を有し、
前記支持部は、
前記待機位置よりも前記コイル挿入位置に近い位置で、前記搬送台を支持している、
コイル挿入装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
請求項1に記載のコイル挿入装置において、
前記複数の載置部は、前記搬送台上に一方向に並んで位置し、
前記駆動部は、前記搬送台を前記複数の載置部の並び方向に移動させる、
コイル挿入装置。
【請求項3】
請求項1に記載のコイル挿入装置において、
前記待機位置に位置付けられている載置部にステータコアを供給するステータコア供給部を、さらに有する、
コイル挿入装置。
【請求項4】
請求項1に記載のコイル挿入装置において、
前記コイル挿入部は、
前記コイル及びウェッジを保持した状態で、前記コイル挿入位置に位置付けられたステータコアに対して軸方向に移動することにより、前記コイル及び前記ウェッジを前記ステータコアの複数のスロット内に挿入する、
コイル挿入装置。
【請求項5】
請求項1に記載のコイル挿入装置において、
前記支持部は、
前記搬送台を厚み方向から見て、前記コイル挿入位置に位置付けられた前記載置部よりも外周側に所定の間隔で位置する複数の柱状部材を含み、
前記柱状部材は、
一方の端部が前記装置本体部に接続され、他方の端部が前記搬送台に接続されている、
コイル挿入装置。
【請求項6】
請求項1に記載のコイル挿入装置において、
前記コイル挿入部は、
前記搬送台に対して前記載置部が位置する面とは反対側に位置し、
前記搬送台は、
前記載置部が位置する面とは反対側の面に、前記載置部上の前記ステータコアに対して前記コイル挿入部の位置を決めるためのコイル挿入位置決め部を有する、
コイル挿入装置。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか一つに記載のコイル挿入装置において、
前記コイル挿入部は、
前記搬送台に対して前記載置部が位置する面とは反対側に位置し、
前記ステータコア搬送部は、
前記コイル挿入位置に位置付けられた前記載置部に対して、前記載置部に載置されたステータコアにおけるコイルの挿入側とは反対側に、前記ステータコアの前記反対側に位置する端面を押さえるステータコア押さえ部を有する、
コイル挿入装置。
【請求項8】
請求項1に記載のコイル挿入装置において、
前記コイル挿入部を搬送するコイル挿入搬送部をさらに有し、
前記装置本体部は、
前記コイル挿入部を載置可能な載置面を有する位置決め台を有し、
前記位置決め台は、
前記載置面上で前記軸方向から見て前記コイル挿入位置と重なる位置に、前記コイル挿入部を位置決めする第1位置決め部を有し、
前記コイル挿入搬送部は、
前記コイル挿入部によって前記ステータコアの複数のスロット内に前記コイルを挿入する際に、前記コイル挿入部を、前記載置面上で前記第1位置決め部によって位置決めされる位置に搬送する、
コイル挿入装置。
【請求項9】
請求項8に記載のコイル挿入装置において、
前記コイル挿入部にウェッジを供給するウェッジ供給部
をさらに有し、
前記コイル挿入部は、
前記コイルを保持するコイル保持部と、
前記コイル保持部よりも前記軸方向の一方に位置し、前記ウェッジを保持するウェッジ保持部と、
を有し、
前記ウェッジ保持部は、前記ウェッジが挿入される挿入孔を有し、
前記ウェッジ供給部は、前記位置決め台の下方に位置し、
前記位置決め台は、
前記ウェッジ供給部から供給される前記ウェッジが通過可能な貫通孔と、
前記載置面上で、且つ、前記位置決め台を前記軸方向から見て前記ウェッジ保持部の前記挿入孔が前記貫通孔と重なる位置に、前記コイル挿入部を位置決めする第2位置決め部と、
を有し、
前記コイル挿入搬送部は、
前記ウェッジ供給部によって前記コイル挿入部に前記ウェッジを供給する際に、前記コイル挿入部を、前記載置面上で前記第2位置決め部によって位置決めされる位置に搬送する、
コイル挿入装置。
【請求項10】
請求項9に記載のコイル挿入装置において、
前記第2位置決め部は、
前記載置面上で前記軸方向から見て前記コイル挿入位置と重ならない位置に、前記コイル挿入部を位置決めする、
コイル挿入装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コイル挿入装置に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
ステータコアのスロット内に、予め環状に巻かれたコイルを挿入するコイル挿入装置が知られている。例えば、特許文献1には、固定子を着脱自在に収容保持する保持機構を放射状に延びた各アーム部先端に有し上下方向に移動するとともに水平方向に旋回運動する旋回搬送手段と、自動巻線装置で巻かれたコイルを挿入治具内に移入する移入装置並びに前記挿入治具内に移入されたコイルを旋回搬送手段の所定保持機構内の固定子に挿入するコイル挿入位置まで旋回搬送する旋回テーブルを備えた自動コイル挿入手段とを有する複合巻線装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭60-170446号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の複合巻線装置では、前記旋回搬送手段は、保持する複数のステータコアを、順次、コイル挿入位置の上方に旋回搬送する。前記自動コイル挿入手段は、前記自動巻線装置で巻かれたコイルを、順次、前記コイル挿入位置に旋回搬送する。そして、前記コイル挿入位置に搬送された前記コイルに対して前記アーム部先端を下方に移動させて、前記ステータコアにコイルを挿入する。このように前記複合巻線装置では、巻線作業を効率良く自動的に行うことができる。よって、1つずつステータコアにコイルを挿入する装置に比べて、生産性を向上することができる。
【0005】
しかしながら、前記特許文献1の複合巻線装置では、旋回搬送手段は、ステータコアを回転中心から離れたアーム部の先端で保持する。前記アーム部の先端は、装置本体に対して固定されていないため、上下に変位可能である。よって、前記ステータコアに前記コイルを挿入する際に、前記ステータコアの軸方向が前記コイルの移動方向に対して変化する可能性がある。これにより、コイルの挿入時に、前記コイルによって前記スロットの内面等に傷が付く場合がある。その結果、不良品が発生して、ステータの生産性が低下する可能性がある。そこで、コイル挿入時における不良品の発生を抑制しつつ、ステータの生産性を向上可能なコイル挿入装置が求められている。
【0006】
本発明の目的は、ステータの生産性を向上可能なコイル挿入装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の例示的な一実施形態に係るコイル挿入装置は、ステータコアの複数のスロット内にコイルを挿入するコイル挿入装置である。前記コイル挿入装置は、装置本体部と、前記装置本体部に支持され、複数の前記ステータコアを、該ステータコアの複数のスロット内にコイルが挿入されるコイル挿入位置に搬送するステータコア搬送部と、前記コイル挿入位置に搬送された前記ステータコアに対して、前記ステータコアの軸方向の一側から他側に向かってコイルを移動させることにより、前記コイルを前記ステータコアの前記複数のスロット内に挿入するコイル挿入部と、を有する。前記ステータコア搬送部は、前記ステータコアがそれぞれ載置される複数の載置部を有する搬送台と、前記搬送台を前記装置本体部に対して移動可能に支持する支持部と、前記搬送台を前記支持部に対して移動させることにより、前記複数の載置部の一つを前記コイル挿入位置に位置付けるとともに、残りの載置部を待機位置に位置付ける駆動部と、を有する。前記支持部は、前記待機位置よりも前記コイル挿入位置に近い位置で、前記搬送台を支持している。
【発明の効果】
【0008】
本発明の例示的な一実施形態によれば、ステータの生産性を向上可能なコイル挿入装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態1に係るコイル挿入装置の概略構成を示す図である。
図2は、ステータコアの斜視図である。
図3は、ステータコアのスロット内にコイルを挿入する様子を模式的に示す図である。
図4は、コイル及びウェッジが挿入されたステータコアのスロットを軸方向から見た部分拡大図である。
図5は、支持部によって支持されている部分におけるステータコア搬送部の断面図である。
図6は、支持部によって支持されている部分におけるステータコア搬送部を搬送台の厚み方向から見た図である。
図7は、実施形態1に係るコイル挿入装置によってステータコアのスロット内にコイルを挿入する方法を説明する図である。
図8は、実施形態1に係るコイル挿入装置によってステータコアのスロット内にコイルを挿入する方法を説明する図である。
図9は、実施形態1に係るコイル挿入装置によってステータコアのスロット内にコイルを挿入する方法を説明する図である。
図10は、実施形態1に係るコイル挿入装置によってステータコアのスロット内にコイルを挿入する方法を説明する図である。
図11は、実施形態1に係るコイル挿入装置によってステータコアのスロット内にコイルを挿入する方法を説明する図である。
図12は、実施形態1に係るコイル挿入装置によってステータコアのスロット内にコイルを挿入する方法を説明する図である。
図13は、実施形態2に係るコイル挿入装置の概略構成を示す図である。
図14は、実施形態2に係るコイル挿入装置によってステータコアのスロット内にコイルを挿入する様子を示す図である。
図15は、実施形態3に係るコイル挿入装置の概略構成を示す図である。
図16は、図15をA方向から見た図である。
図17は、ウェッジ供給部及び位置決め台の部分断面図である。
図18は、実施形態3に係るコイル挿入装置によってコイル挿入部を搬送する方法を説明する図である。
図19は、実施形態3に係るコイル挿入装置によってコイル挿入部を搬送する方法を説明する図である。
図20は、実施形態3に係るコイル挿入装置によってコイル挿入部を搬送する方法を説明する図である。
図21は、実施形態3に係るコイル挿入装置によってコイル挿入部を搬送する方法を説明する図である。
図22は、実施形態3に係るコイル挿入装置によってステータコアのスロット内にコイルを挿入する方法を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照し、本発明の例示的な実施の形態を詳しく説明する。なお、図中の同一または相当部分については同一の符号を付してその説明は繰り返さない。また、各図中の構成部材の寸法は、実際の構成部材の寸法及び各構成部材の寸法比率等を忠実に表しているわけではない。
(【0011】以降は省略されています)

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