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公開番号2024069021
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-21
出願番号2022179776
出願日2022-11-09
発明の名称駆動装置
出願人株式会社ミツバ
代理人個人,個人,個人
主分類H02K 5/00 20060101AFI20240514BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】2つのアクチュエータの位置決めを容易化する。
【解決手段】駆動装置1は、ケース3と、ケース3に収納されるモータ2と、モータに取り付けられるホルダ10と、を備え、ホルダには、モータに接続される配線の位置決めをおこなう配線保持部17aが設けられる、ことを特徴とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ケースと、
前記ケースに収納されるモータと、
前記モータに取り付けられるホルダと、
を備え、
前記ホルダには、前記モータに接続される配線を所定の位置に引き回して保持する配線保持部が設けられる、
ことを特徴とする駆動装置。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記配線保持部が、前記ホルダの一面に配置される、
ことを特徴とする請求項1記載の駆動装置。
【請求項3】
前記ホルダには、前記モータが複数取り付けられて、
前記ホルダは、複数の前記モータの相対位置を決める、
ことを特徴とする請求項2記載の駆動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は駆動装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されるように、作動駆動力を発生させるアクチュエータとしてモータを備えることが知られている。この例におけるモータを、1つのギアに2個並列に組付けることがある。
また、ある部品に2つのモータ等のアクチュエータを並列に組み付ける場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2018/124270号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
モータ等のアクチュエータを組み付けて、位置あわせをおこないネジ等で固定する場合に、モータのターミナルに給電線となる配線(リード線)をハンダ付けすることが必要となる。
このような装置において、モータ等のアクチュエータをケースに位置決め固定していない状態では、リード線の位置決めができず、ハンダ付けをおこなうことができない。しかし、モータを固定する位置でハンダ付けをおこなうと、ハンダ屑が飛散した場合、このハンダ屑が摺動部やギアに入り込んでしまうと、動作不良を起こす原因となるという問題があった。
また、リード線を保持した状態でないと、ハンダ付けの際に作業性が低下するという問題があった。さらに、モータがケースに固定されていると、ハンダ屑を除去するエアブロー等の処理をおこなってもハンダ屑が除去できない場合があるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、アクチュエータの位置決めに際して、配線のハンダ付け作業における作業効率を向上可能とするという目的を達成しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の一態様にかかる駆動装置は、
ケースと、
前記ケースに収納されるモータと、
前記モータに取り付けられるホルダと、
を備え、
前記ホルダには、前記モータに接続される配線を所定の位置に引き回して保持する配線保持部が設けられる、
ことにより上記課題を解決した。
(2)本発明の駆動装置は、上記(1)において、
前記配線保持部が、前記ホルダの一面に配置される、
ことができる。
(3)本発明の駆動装置は、上記(2)において、
前記ホルダには、前記モータが複数取り付けられて、
前記ホルダは、複数の前記モータの相対位置を決める、
ことができる。
【0007】
(1)本発明の一態様の駆動装置は、上記(1)の構成を有することにより、ホルダにモータを取り付けて配線保持部に配線(リード線)を固定するだけで、モータおよび配線(リード線)をケースの内部に組み付けることなく、ケースの外方で、モータの給電端子に対するリード線(配線、ハーネス)のハンダ付けなどの組み付け作業を取り回しよくおこなうことができる。また、ケースの内部にモータを収納しないで配線(リード線)の位置決めおよびハンダ付け作業をおこなうことができるので、ケースの外方で、ハンダ付けの終了したモータとホルダに対してエアブロー等の処理をおこなうことが容易となる。
これにより、ケース内にハンダ屑がはいってしまうことを防止できる。また、摺動部や、モータおよびモータの駆動軸に取り付けられたギアなどにハンダ屑が噛み込まれてしまうことを防止できる。したがって、駆動装置の動作信頼性を低減することがなく、モータへの配線(リード線)の接続に関する作業時間を短縮して作業性を向上し、製造コストを削減することが可能となる。
【0008】
(2)本発明の駆動装置は、上記(1)において、上記(2)の構成を有することにより、配線(リード線)をホルダの一面に沿うように這わせ、これを配線保持部に保持するだけで、モータとともに配線をケースに収納する状態に位置決めすることが可能となる。しかも、このようにホルダとモータとの位置決めが既におこなわれた状態で、配線(リード線)のハンダ付けをおこなうことが容易に可能となる。
【0009】
(3)本発明の駆動装置は、上記(2)において、上記(3)の構成を有することにより、ホルダに2つのモータを挿入するだけで、2つのモータをケースに組み付けることなく、ケースの外方において、モータとホルダとだけで、2つのモータの相対位置を規定して、2つのモータの位置決めをおこなうことが可能となる。したがって、ケースおよびピンなどの専用の治具を用いることなく、2つのモータの位置決めを容易におこなうことが可能となる。さらに、ホルダにより位置決めされた状態で2つのモータをケースに挿入することができる。しかも、あらかじめ相対位置決めをおこなった2つのモータを、そのままホルダとともにケースに挿入してネジ止め等の作業をおこなうことができるので、モータの組み付けに関する作業時間を短縮して作業性を向上し、製造コストを削減することが可能となる。
このとき、ホルダがケースに固定されないので、ネジ止めによるモータの固定時に、ケースに対するモータの位置決めに対してホルダが干渉してしまうことがない。
さらに、ホルダに2つのモータを挿入するだけで、2つのモータをケースの内部に組み付けなることなく、ケースの外方で、2つのモータの給電端子に対するリード線(配線、ハーネス)のハンダ付けなどの組み付け作業を取り回しよくおこなうことができる。また、ケースの内部に2つのモータを収納しないで位置決めおよびハンダ付け作業を終了できるので、ケースの外方で、ハンダ付けの終了した2つのモータとホルダとに対してエアブロー等の処理をおこなうことが容易となる。
これにより、ケース内にハンダ屑がはいってしまうことや、2つのモータおよびこれらのモータの駆動軸に取り付けられたギアなどにハンダ屑が噛み込まれてしまうことを防止できる。したがって、作業時間を短縮して作業性を向上し、製造コストを削減することが可能となる。
【0010】
(4)本発明の駆動装置は、上記(3)において、
前記ホルダは、ベース部と、複数の前記モータにそれぞれ対応するように前記ベース部に設けられた複数の嵌合部と、を備え、
前記嵌合部は、前記モータに設けられる位置決め嵌合部と嵌合する、
ことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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