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公開番号2024059995
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2024034430,2020029697
出願日2024-03-06,2020-02-25
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B41J 29/38 20060101AFI20240423BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】 検査処理の実施有無を切り替える手段を有し、検査を行う印刷ジョブの検査精度向上と、検査を行わない印刷ジョブのスループット向上の両立を図る。
【解決手段】 画像形成装置は、印刷手段と、画像が印刷された用紙を搬送する搬送手段と、印刷手段から搬送された用紙上の画像を読み取る読取手段と、読取手段により画像を読み取って得られた画像データに基づき印刷不良の有無を検査する検査処理を実行する検査手段と、検査処理が実施され印刷不良と判定されなかった用紙、検査処理が実施され印刷不良と判定された用紙、及び、前記検査処理が実施されなかった用紙、が排出される複数の排出トレイを備えた排紙手段と、前記検査処理を実施しない印刷ジョブにおける用紙の搬送速度が、前記検査処理を実施する印刷ジョブにおける用紙の搬送速度よりも高速となるように搬送手段の搬送速度を制御する制御手段と、を有する。
【選択図】 図10
特許請求の範囲【請求項1】
用紙に画像を印刷する印刷手段と、
前記印刷手段により画像が印刷された用紙を搬送路に沿って搬送する搬送手段と、
用紙の搬送方向において前記印刷手段より下流に配置され、前記印刷手段から搬送された用紙上の画像を所定の読取解像度で読み取る読取手段と、
前記読取手段により画像を読み取って得られた画像データに基づき印刷不良の有無を検査する検査処理を行う検査手段と、
前記検査処理を行わない印刷ジョブにおける用紙の前記搬送路を搬送するときの搬送速度が、前記検査処理を行う印刷ジョブにおける用紙の前記搬送路を搬送するときの搬送速度よりも高速となるように、前記搬送手段を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記検査手段における前記検査処理を行うか否かを設定する設定手段を有し、
前記制御手段は、
前記設定手段により前記検査処理を行うことが設定された場合は第1搬送速度で用紙を搬送し、前記設定手段により前記検査処理を行わないことが設定された場合は、前記第1搬送速度よりも高速な第2搬送速度で用紙を搬送するように前記搬送手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記設定手段は、前記検査処理を行うか否かを、印刷ジョブに対して設定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記印刷手段は、
プロセス速度で搬送される用紙に画像を転写する転写手段を有し、
前記第1搬送速度及び前記第2搬送速度は、前記プロセス速度よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記読取手段は前記搬送路に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記検査処理が行われ印刷不良と判定されなかった用紙、前記検査処理が行われ印刷不良と判定された用紙、及び、前記検査処理が行われなった用紙、が排出される複数の排出トレイを備えた排紙手段を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記複数の排出トレイは、
前記検査処理が行われ印刷不良と判定されなかった用紙が排出される第1排出トレイと、
前記検査処理が行われ印刷不良と判定された用紙が排出される第2排出トレイと、
前記検査処理が行われなかった用紙が排出される第3排出トレイと、
を含むことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記検査処理における検査結果を表示する表示部を更に有することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記制御手段は、前記検査処理を行う先行する印刷ジョブと、前記検査処理を行わない後続の印刷ジョブを連続して処理する場合、搬送速度の切り替えを行わず、前記先行する印刷ジョブと前記後続する印刷ジョブの何れのジョブに対しても前記第1搬送速度で用紙を搬送するように前記搬送手段を制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項10】
検査装置と通信することが可能な画像形成装置であって、
用紙に画像を印刷する印刷手段と、
前記印刷手段により画像が印刷された用紙を搬送路に沿って搬送する搬送手段と、
用紙の搬送方向において前記印刷手段より下流に配置され、前記印刷手段から搬送された用紙上の画像を所定の読取解像度で読み取る読取手段と、
前記読取手段により画像を読み取って得られた画像データに基づき印刷不良の有無を検査する検査処理を実行するために前記検査装置に前記画像データを送信する送信手段と、前記検査処理を行わない印刷ジョブにおける用紙の前記搬送路を搬送するときの搬送速度が、前記検査処理を行う印刷ジョブにおける用紙の前記搬送路を搬送するときの搬送速度よりも高速となるように、前記搬送手段を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
商業印刷の分野では、用紙に画像を形成する画像形成部の搬送方向下流に検査装置を接続し、画像形成が行われた印刷物を検査装置により検査するシステムが知られている。検査装置は、各用紙に形成された画像を読取ユニットによって読み取り、汚れや印刷不良等が発生していないかを検査するため、異常リファレンス画像と比較することにより検査処理を行う。このような検査処理において印刷不良が見つかった場合は、その用紙を本来の排紙先とは異なる排紙先に排紙する(特許文献1参照)。
【0003】
一般に、商業印刷の分野では、ステイプルやパンチ、製本など多様な後処理が要求される。また同時に、より高いスループットも求められる。後処理を施す場合、後処理を実行するための時間を確保するために、用紙と用紙の間隔を広げることになる。そこで、高いスループットを維持しつつ、用紙の間隔を広げるためには、画像形成装置からその下流に接続される装置へ搬送するときの用紙搬送速度を、できる限り高速にすることが有効となる。
【0004】
ところで、検査装置による検査処理は、より高い精度が求められる傾向にある。検査装置は、成果物の画像を読み取る読取ユニットとしてCIS等のセンサを用いることが多いが、読取解像度を高解像度にすればするほど、より微細な汚れや印刷不良を検出できるようになる。また、高い読取解像度で読み取り、得られた画像データに解像度変換処理を行ってモアレ除去を施すことで検査精度の向上を図ることもできる。このように、検査装置の検査精度向上のためには、より高解像度で画像を読み取ることが好ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013‐166296号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述したように、画像形成装置からその下流の装置へ搬送するときの用紙搬送速度は、できる限り高速にすることが、スループット向上の観点からは有効である。しかしながら、用紙搬送速度を高速にすればするほど、検査装置における読取ユニットが単位時間当たりに読み取る画像のデータ量は増える。このデータ量の増加に伴い、検査装置は、クロック周波数の高い高性能なCPUを実装しなければならずコストアップの要因となる。
【0007】
また、検査精度向上のために読取解像度を上げた場合、検査装置は多くのデータを扱うこととなり、大容量のメモリやレジスタおよびこれらに付随する回路が必要となり、やはりコストアップの要因となる。
【0008】
ところで、商業印刷の分野において、常に成果物の検査が必要という訳ではなく、検査を必要としない印刷物も一定数扱うケースもある。このような、検査を必要とする印刷物と、検査を必要としない印刷物の双方を扱うユーザにとって、高い搬送速度であっても高解像度で読取ができる高価な検査装置は、コストパフォーマンスが見合わない。
【0009】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、検査装置のコストアップを抑制しつつ、検査処理を行わない印刷ジョブのスループットを向上させる手段を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するために、本発明の一態様に係る画像形成装置は、用紙に画像を印刷する印刷手段と、前記印刷手段により画像が印刷された用紙を搬送路に沿って搬送する搬送手段と、用紙の搬送方向において前記印刷手段より下流に配置され、前記印刷手段から搬送された用紙上の画像を所定の読取解像度で読み取る読取手段と、前記読取手段により画像を読み取って得られた画像データに基づき印刷不良の有無を検査する検査処理を行う検査手段と、前記検査処理を行わない印刷ジョブにおける用紙の前記搬送路を搬送するときの搬送速度が、前記検査処理を行う印刷ジョブにおける用紙の前記搬送路を搬送するときの搬送速度よりも高速となるように、前記搬送手段を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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