TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024058945
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-30
出願番号2022166377
出願日2022-10-17
発明の名称画像処理方法、画像処理装置及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H04N 23/60 20230101AFI20240422BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 鮮鋭化処理における弊害を抑制することを目的とする。
【解決手段】 光学系101を用いた撮像によって得られた撮像画像を取得する工程S101と、撮像画像における部分領域に適用する鮮鋭化処理の補正強度を取得する工程S105と、第1の光学特性及び補正強度に基づいて、部分領域に鮮鋭化処理を適用する工程S106と、補正強度は、第2の光学特性に基づいて取得され、第1及び第2の光学特性は、光学系が互いに異なる第1及び第2のデフォーカス量だけデフォーカスしたときの光学系の光学特性であり、第2のデフォーカス量は、第1のデフォーカス量よりも小さいことを特徴とする。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
光学系を用いた撮像によって得られた撮像画像を取得する工程と、
前記撮像画像における部分領域に適用する鮮鋭化処理の補正強度を取得する工程と、
第1の光学特性及び前記補正強度に基づいて、前記部分領域に前記鮮鋭化処理を適用する工程と、
前記補正強度は、第2の光学特性に基づいて取得され、
前記第1及び第2の光学特性は、前記光学系が互いに異なる第1及び第2のデフォーカス量だけデフォーカスしたときの前記光学系の光学特性であり、
前記第2のデフォーカス量は、前記第1のデフォーカス量よりも小さいことを特徴とする画像処理方法。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記第1のデフォーカス量は、前記光学系の収差によるデフォーカス量である請求項1に記載の画像処理方法。
【請求項3】
前記収差は、像面湾曲及び非点収差の少なくとも一方を含むこと特徴とする請求項2に記載の画像処理方法。
【請求項4】
前記第2のデフォーカス量は、前記部分領域での前記光学系の合焦位置と像面の位置との距離であること特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の画像処理方法。
【請求項5】
前記第2のデフォーカス量が0であること特徴とする請求項4に記載の画像処理方法。
【請求項6】
前記補正強度は、前記第1のデフォーカス量と前記第2のデフォーカス量との差に応じて設定されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の画像処理方法。
【請求項7】
前記鮮鋭化処理は、前記光学特性に対応するぼけを補正する処理であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の画像処理方法。
【請求項8】
前記鮮鋭化処理は、機械学習モデルを用いた処理であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の画像処理方法。
【請求項9】
前記第1の光学特性は、前記光学系の点像分布関数又は光学伝達関数であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の画像処理方法。
【請求項10】
前記補正強度は、前記光学系の光軸に対する回転方向には一様であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の画像処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像の鮮鋭化処理を行う画像処理装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
光学系を用いた撮像において、被写体の1点から発生した光は、光学系で生じる回折や収差等の影響を受けることで、微小な広がりを持って像面に到達する。そのため、撮像画像において、高像高の位置ほどぼけが生じやすい。このような撮像画像のぼけは、点像強度分布関数(PSF:Point Spread Function)や光学伝達関数(OTF:Optical Transfer Function)などの光学系の光学特性に基づいた鮮鋭化処理によって補正される。
【0003】
特許文献1には、光学系が光軸上で合焦した際のOTFと係数データに基づいて像高ごとのOTFを生成し、像高ごとのOTFに基づいて画像を鮮鋭化する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-038563号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
撮像装置で撮像される被写体が奥行きのある立体的な物体である場合、被写体の奥行き(被写体距離)の違いによって光学特性は変化する。また、像面に対して結像点が縦(光軸)方向にずれる収差(像面湾曲や非点収差)を有する光学系の場合、合焦面とは異なる奥行きに存在する被写体のぼけが小さくなることがある。
【0006】
特許文献1の方法は、被写体の像高ごとの被写体の奥行きを考慮していない。そのため、被写体の奥行きによってある像高におけるぼけが、係数データに基づいて想定されているぼけよりも小さい場合、その像高の位置では過剰補正される。鮮鋭化処理において過剰補正されることで、処理後の画像に黒沈みやリンギング等の弊害が生じるおそれがある。
【0007】
そこで本発明は、鮮鋭化処理における弊害を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一側面としての画像処理方法は、光学系を用いた撮像によって得られた撮像画像を取得する工程と、撮像画像における部分領域に適用する鮮鋭化処理の補正強度を取得する工程と、第1の光学特性及び補正強度に基づいて、部分領域に鮮鋭化処理を適用する工程とを有する。なお、補正強度は、第2の光学特性に基づいて取得される。また、第1及び第2の光学特性は、光学系が互いに異なる第1及び第2のデフォーカス量だけデフォーカスしたときの光学系の光学特性であり、第2のデフォーカス量は、第1のデフォーカス量よりも小さいことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、鮮鋭化処理における弊害を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
軸上物点に合焦した場合の光学系による結像関係を示す図である。
軸外物点に合焦した場合の光学系による結像関係を示す図である。
実施例1における撮像装置のブロック図である。
実施例1における画像処理を示すフローチャートである。
実施例1における被写体の奥行きに対するMTFの変化を示す図である。
補正強度について説明する図である。
実施例2における被写体の奥行きに対するMTFの変化を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
挿耳装置
1か月前
個人
通話装置
1か月前
個人
メガホン
17日前
オンキヨー株式会社
電子機器
2日前
個人
イラストの著作権保護方法
1か月前
シャープ株式会社
調理器
10日前
船井電機株式会社
表示装置
15日前
キヤノン株式会社
表示装置
1か月前
富士通株式会社
光受信装置
1か月前
船井電機株式会社
表示装置
24日前
富士通株式会社
光送信装置
1か月前
日本精機株式会社
赤外線撮影装置
今日
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
2日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
2日前
リオン株式会社
補聴器
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
2日前
個人
携帯端末用カバー
今日
日本無線株式会社
通信システム
1か月前
株式会社パロマ
リモコン
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
シャープ株式会社
撮像装置
7日前
キヤノン電子株式会社
照明付スピーカー
1か月前
個人
携帯端末機器用スタンド
7日前
沖電気工業株式会社
受光回路
10日前
株式会社日立国際電気
通信システム
1か月前
個人
翻訳字幕付きビデオチャットシステム
1か月前
株式会社小野測器
音響校正器
22日前
株式会社小野測器
音響校正器
22日前
株式会社JMC
映像音声配信用セット
24日前
マスプロ電工株式会社
光信号計測装置
1か月前
三菱電機株式会社
送信機
1か月前
本多電子株式会社
超音波放射ユニット
2日前
株式会社日立国際電気
無線通信システム
1か月前
株式会社ネットアプリ
飲料用演出グラス
1か月前
日本無線株式会社
復調器および復調方法
1か月前
続きを見る