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公開番号2024058655
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2023177536
出願日2023-10-13
発明の名称ワンアップ組立のための方法および構造隙間充填材
出願人ザ・ボーイング・カンパニー,The Boeing Company
代理人園田・小林弁理士法人
主分類B64F 5/10 20170101AFI20240418BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約【課題】構造物のワンアップ組立のための方法と構造隙間充填材を提供する。
【解決手段】注入孔の穿孔中に第1の構成要素と第2の構成要素の間に生成された穿孔屑は、注入孔から第1の構成要素と第2の構成要素の間に構造隙間充填材を注入することによって封入される。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
構造物(202)を組み立てる方法(1000)であって、
第1の構成要素(204)と第2の構成要素(206)を貫通する注入孔(209)を穿孔すること(1002)と、
前記注入孔(209)を通して前記第1の構成要素(204)と前記第2の構成要素(206)との間に構造隙間充填材(212)を注入することによって、前記注入孔(209)の穿孔中に前記第1の構成要素(204)と前記第2の構成要素(206)との間に生成された穿孔屑(210)を封入し、封入された穿孔屑(210)を形成すること(1004)と、
前記注入孔(209)を貫通し、かつ前記第1の構成要素(204)、前記構造隙間充填材(212)、および前記第2の構成要素(206)を貫通する孔(221)を穿孔すること(1006)と、
前記注入孔(209)を穿孔することと前記孔(221)を穿孔することとの間で、前記第1の構成要素(204)と前記第2の構成要素(206)とのクランプアップを維持すること(1008)と、
を含む方法。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記孔(221)を穿孔することが、前記構造隙間充填材(212)の少なくとも一部と、前記封入された穿孔屑(210)の少なくとも一部とを除去する、請求項1に記載の方法(1000)。
【請求項3】
前記孔(221)を穿孔する前に前記構造隙間充填材(212)を硬化させること(1012)を、さらに含む、請求項1に記載の方法(1000)。
【請求項4】
前記構造隙間充填材(212)を貫通する前記孔(221)を穿孔することが、前記孔(221)の穿孔中のバリの発生(224)を減少させる(1016)、請求項1に記載の方法(1000)。
【請求項5】
前記構造隙間充填材(212)を貫通する前記孔(221)を穿孔することが、前記第1の構成要素(204)の破片(222)を前記構造隙間充填材(212)から遠ざける(1014)、請求項1に記載の方法(1000)。
【請求項6】
前記第1の構成要素(204)を前記第2の構成要素(206)に対して位置決めすること(1018)と、
前記注入孔(209)を穿孔する前に前記第1の構成要素(204)と前記第2の構成要素(206)とをクランプアップすること(1020)と、
をさらに含む、請求項1に記載の方法(1000)。
【請求項7】
構造物(202)を組み立てる方法(1100)であって、
第1の構成要素(204)と第2の構成要素(206)を貫通する注入孔(209)を穿孔すること(1102)と、
前記注入孔(209)を通して前記第1の構成要素(204)と前記第2の構成要素(206)との間に構造隙間充填材(212)を注入することによって、前記注入孔(209)の穿孔中に前記第1の構成要素(204)と前記第2の構成要素(206)との間に生成された穿孔屑(210)を封入し、封入された穿孔屑(210)を形成すること(1104)と、
前記第1の構成要素(204)、前記構造隙間充填材(212)、および前記第2の構成要素(206)を貫通する孔(221)であって、前記注入孔(209)からオフセットされている孔(221)を穿孔すること(1106)と、
前記注入孔(209)を穿孔することと前記孔(221)を穿孔することとの間で、前記第1の構成要素(204)と前記第2の構成要素(206)とのクランプアップを維持すること(1108)と、
を含む方法。
【請求項8】
前記孔(221)を穿孔する前に前記構造隙間充填材(212)を硬化させること(1114)を、さらに含む、請求項7に記載の方法(1100)。
【請求項9】
前記構造隙間充填材(212)を貫通する前記孔(221)を穿孔することが、前記孔(221)の穿孔中のバリの発生(224)を減少させる(1118)、請求項7に記載の方法(1100)。
【請求項10】
前記構造隙間充填材(212)を貫通する前記孔(221)を穿孔することが、前記第1の構成要素(204)の破片(222)を前記構造隙間充填材(212)から遠ざける(1116)、請求項7に記載の方法(1100)。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
[0001] 本開示は、一般に、構造組立(アセンブリ)に関し、より具体的には、2つの構成要素間の隙間を充填することに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
[0002] 航空機の製造中、航空機の構造物(構造体)内のばらばらの破片は望ましくない。現在は、穿孔後に、飛行機の構造物が分解され、バリや穿孔屑が、構成要素間の隙間から取り除かれる。構成要素の洗浄と再配置は、飛行機の建造プロセスに多大な時間と労力を追加する。
【0003】
[0003] したがって、上述した問題および考えられる他の問題の少なくともいくつかを考慮した方法および装置を有することが望ましいであろう。例えば、構造物を分解して構造物間のばらばらの破片を除去することに代わる代替手段があれば望ましい。
【発明の概要】
【0004】
[0004] 本開示の一実施形態は、構造物のワンアップ(one-up)組立を実行する方法を提供する。第1の構成要素と第2の構成要素を貫通する注入孔が、穿孔される。注入孔の穿孔中に第1の構成要素と第2の構成要素の間に生成された穿孔屑は、注入孔から第1の構成要素と第2の構成要素の間に構造隙間充填材を注入することによって封入される。注入孔を貫通し、第1の構成要素、構造隙間充填材、および第2の構成要素を貫通する孔が、穿孔される。第1の構成要素と第2の構成要素とのクランプアップ(固定)が、注入孔を穿孔することと孔を穿孔することとの間で、維持される。
【0005】
[0005] 本開示の一実施形態は、構造物のワンアップ組立を実行する方法を提供する。第1の構成要素と第2の構成要素を貫通する注入孔が、穿孔される。注入孔の穿孔中に第1の構成要素と第2の構成要素の間に生成された穿孔屑は、注入孔から第1の構成要素と第2の構成要素の間に構造隙間充填材を注入することによって封入される。第1の構成要素、構造隙間充填材、および第2の構成要素を貫通する孔が穿孔され、孔は注入孔からオフセットされている。第1の構成要素と第2の構成要素とのクランプアップが、注入孔を穿孔することと孔を穿孔することとの間で、維持される。
【0006】
[0006] 本開示のさらに別の実施形態は、構造物のワンアップ組立を実行する方法を提供する。第1の構成要素と第2の構成要素を貫通する注入孔が、穿孔される。構造隙間充填材が、注入孔から第1の構成要素と第2の構成要素の間に注入されて、第1の構成要素と第2の構成要素の間の隙間を充填する。第1の構成要素と第2の構成要素とのクランプアップが、注入孔を穿孔することと構造隙間充填材を注入することとの間で、維持される。
【0007】
[0007] 本開示のさらなる実施形態は、ワンアップ組立を実行する方法を提供する。第1の構成要素が、第2の構成要素に対して位置決めされる。第1の構成要素と第2の構成要素が引き寄せられ、第1の構成要素と第2の構成要素の間の空間が減少する。第1の構成要素と第2の構成要素を貫通する注入孔が、穿孔される。注入孔の穿孔中に第1の構成要素と第2の構成要素の間に生成された穿孔屑は、注入孔から第1の構成要素と第2の構成要素の間に構造隙間充填材を注入することによって封入される。注入孔を貫通し、第1の構成要素、構造隙間充填材、および第2の構成要素を貫通する孔が、穿孔される。構造隙間充填材を貫通する孔を穿孔することは、孔の穿孔中のバリの発生を減少させる。第1の構成要素と第2の構成要素とのクランプアップが、注入孔を穿孔することと孔を穿孔することとの間で、維持される。
【0008】
[0008] 特徴および機能は、本開示の様々な実施形態において独立して達成することができ、または、さらに他の実施形態では組み合わせてもよく、そのさらなる詳細は、以下の説明および図面を参照して理解され得る。
【0009】
[0009] 例示的な実施形態を特徴付けると考えられる新規な特徴が、添付の特許請求の範囲に記載されている。しかしながら、例示的な実施形態、ならびにその好ましい使用形態、さらなる目的および特徴は、添付の図面と併せて、本開示の例示的な実施形態についての以下の詳細な説明を参照することによって、最もよく理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
例示的な実施形態による航空機の説明図である。
例示的な実施形態による製造環境のブロック図である。
例示的な実施形態による構造隙間充填材を有する構造物の断面図である。
例示的な実施形態による構造隙間充填材を有する構造物の上面図である。
例示的な実施形態による隙間を有する構造物の断面図である。
例示的な実施形態による隙間を有する構造物の断面図である。
例示的な実施形態による、充填された隙間を有する構造物の断面図である。
例示的な実施形態による、充填された隙間を有する構造物の断面図である。
例示的な実施形態による、充填された隙間を有する構造物の断面図である。
例示的な実施形態による、構造物のワンアップ組立を実行する方法のフローチャートである。
例示的な実施形態による、構造物のワンアップ組立を実行する方法のフローチャートである。
例示的な実施形態による、構造物のワンアップ組立を実行する方法のフローチャートである。
例示的な実施形態による、構造物のワンアップ組立を実行する方法のフローチャートである。
例示的な実施形態による、構造物のワンアップ組立を実行する方法のフローチャートである。
例示的な実施形態による、ブロック図の形態の航空機製造およびサービス方法の説明図である。
例示的な実施形態が実施され得るブロック図の形態の航空機の説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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