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公開番号2024058582
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2023135969
出願日2023-08-24
発明の名称成膜方法及び成膜装置
出願人東京エレクトロン株式会社
代理人個人,個人
主分類H01L 21/20 20060101AFI20240418BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ニッケルシリサイドの凝集を抑制できる技術を提供する。
【解決手段】本開示の一態様による成膜方法は、非晶質シリコン膜を表面に有する基板を準備する工程と、前記非晶質シリコン膜にニッケル原料ガスを供給し、前記非晶質シリコン膜中にニッケルを拡散させる工程と、前記非晶質シリコン膜を加熱し、前記非晶質シリコン膜中に拡散した前記ニッケルを核とする金属誘起横方向結晶化により前記非晶質シリコン膜を結晶化させて多結晶シリコン膜を形成する工程と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
非晶質シリコン膜を表面に有する基板を準備する工程と、
前記非晶質シリコン膜にニッケル原料ガスを供給し、前記非晶質シリコン膜中にニッケルを拡散させる工程と、
前記非晶質シリコン膜を加熱し、前記非晶質シリコン膜中に拡散した前記ニッケルを核とする金属誘起横方向結晶化により前記非晶質シリコン膜を結晶化させて多結晶シリコン膜を形成する工程と、
を有する、成膜方法。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記ニッケルを拡散させる工程は、液体のニッケル原料を気化又は固体のニッケル原料を昇華させて前記ニッケル原料ガスを生成することを含む、
請求項1に記載の成膜方法。
【請求項3】
前記ニッケル原料は、Ni(C









]、Ni(PF



、(C



)(C



)Ni、Ni(CO)

、又はNi(CH







である、
請求項2に記載の成膜方法。
【請求項4】
前記基板の前記表面には凹部が形成されており、
前記基板を準備する工程は、前記凹部の内面に前記非晶質シリコン膜を形成することを含む、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の成膜方法。
【請求項5】
前記基板を準備する工程は、前記ニッケルを拡散させる工程と同じ処理容器内において前記基板の前記表面に前記非晶質シリコン膜を形成することを含む、
請求項1に記載の成膜方法。
【請求項6】
前記ニッケルを拡散させる工程と前記多結晶シリコン膜を形成する工程とは、同じ処理容器内で行われる、
請求項1に記載の成膜方法。
【請求項7】
基板を収容する処理容器と、
液体のニッケル原料を気化又は固体のニッケル原料を昇華させてニッケル原料ガスを生成して前記処理容器内に供給するニッケル原料供給部と、
前記処理容器内に収容された前記基板を加熱する加熱部と、
を備える、
成膜装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、成膜方法及び成膜装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
非晶質シリコン膜の表面にニッケル粒子を吸着させた後にアニールを行うことで非晶質シリコン膜を多結晶シリコン膜に改質する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-60908号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、ニッケルシリサイドの凝集を抑制できる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様による成膜方法は、非晶質シリコン膜を表面に有する基板を準備する工程と、前記非晶質シリコン膜にニッケル原料ガスを供給し、前記非晶質シリコン膜中にニッケルを拡散させる工程と、前記非晶質シリコン膜を加熱し、前記非晶質シリコン膜中に拡散した前記ニッケルを核とする金属誘起横方向結晶化により前記非晶質シリコン膜を結晶化させて多結晶シリコン膜を形成する工程と、を有する。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、ニッケルシリサイドの凝集を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態に係る成膜方法を示す断面図である。
図2は、実施形態の第1変形例に係る成膜方法を示す断面図である。
図3は、実施形態の第2変形例に係る成膜方法を示す断面図である。
図4は、実施形態に係る成膜装置を示す断面図である。
図5は、多結晶シリコン膜の結晶粒マップを比較した図である。
図6は、多結晶シリコン膜のグレインサイズとNi濃度との関係を測定した結果を示す図である。
図7は、条件4Aによって形成した多結晶シリコン膜のXANESスペクトルを示す図(1)である。
図8は、条件4Aによって形成した多結晶シリコン膜のXANESスペクトルを示す図(2)である。
図9は、条件4Aによって形成した多結晶シリコン膜のXANESスペクトルを示す図(3)である。
図10は、条件4Bによって形成した多結晶シリコン膜のXANESスペクトルを示す図(1)である。
図11は、条件4Bによって形成した多結晶シリコン膜のXANESスペクトルを示す図(2)である。
図12は、条件4Bによって形成した多結晶シリコン膜のXANESスペクトルを示す図(3)である。
図13は、条件5A、5Bによって形成した多結晶シリコン膜のTUNA法による測定結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付の図面を参照しながら、本開示の限定的でない例示の実施形態について説明する。添付の全図面中、同一又は対応する部材又は部品については、同一又は対応する参照符号を付し、重複する説明を省略する。
【0009】
〔成膜方法〕
実施形態に係る成膜方法は、基板の上に多結晶シリコン膜を形成するものである。多結晶シリコン膜は、例えば3次元NANDフラッシュメモリのチャネルシリコン膜として利用しうる。
【0010】
図1を参照し、実施形態に係る成膜方法について説明する。図1は、実施形態に係る成膜方法を示す断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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