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公開番号2024058576
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2023126438
出願日2023-08-02
発明の名称画像読取装置およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04N 1/047 20060101AFI20240418BHJP(電気通信技術)
要約【課題】画像データの一層の高品質化および該画像データの取得の一層の高速化の双方を比較的簡便に実現する画像読取装置及びコンピュータを画像読取装置の各手段として機能させるためのプログラムを提供する。
【解決手段】画像読取を行う画像読取部310と、前記画像読取に際して対象を移動させるための読取系駆動部313と、前記画像読取部310を駆動するための信号を生成する信号生成手段とを備え、読取系駆動部313により前記対象を移動させながら前記信号生成手段により生成された信号に基づいて画像読取部310により前記画像読取を行って画像データを取得する画像読取装置300であって、読取系駆動部313は、前記対象が所定の駆動速度プロファイルに従う速度で変化するように前記対象を移動させ、信号生成手段は、前記駆動速度プロファイルに基づいて、前記対象の移動距離が等間隔となるタイミングで信号を生成する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
画像読取を行う画像読取手段と、前記画像読取に際して対象を移動させるための駆動手段と、前記画像読取手段を駆動するための信号を生成する信号生成手段とを備え、前記駆動手段により前記対象を移動させながら前記信号生成手段により生成された信号に基づいて前記画像読取手段により前記画像読取を行って画像データを取得する画像読取装置であって、
前記駆動手段は、前記対象が所定の駆動速度プロファイルに従う速度で変化するように前記対象を移動させ、
前記信号生成手段は、前記駆動速度プロファイルに基づいて、前記対象の移動距離が等間隔となるタイミングで信号を生成する
ことを特徴とする画像読取装置。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記信号生成手段が信号を生成するタイミングは、前記対象の移動速度が変化している間と、前記対象の等速状態の間との双方において、前記対象の移動距離が等間隔となるタイミングである
ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記駆動速度プロファイルは加減速プロファイルを含み、
前記駆動手段は、前記対象が前記加減速プロファイルに従って加減速するように前記対象を移動させる、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記画像読取手段は、前記対象が加速した以後かつ等速状態になる前に前記画像読取を開始する
ことを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記画像読取手段は、前記対象が減速した以後かつ停止状態になる前に前記画像読取を終了する
ことを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
【請求項6】
前記加減速プロファイルは、nを2以上の整数とするn次多項式である
ことを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
【請求項7】
前記加減速プロファイルは、nを3以上の整数とするn次多項式である
ことを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
【請求項8】
前記画像読取装置はスキャナであり、
前記画像読取手段はイメージセンサであり、
前記対象は前記イメージセンサである
ことを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
【請求項9】
前記対象の加速中においては、前記画像読取手段は前記画像読取の開始を抑制する
ことを特徴とする請求項8に記載の画像読取装置。
【請求項10】
前記画像読取装置はADFであり、
前記画像読取手段は原稿に対して前記画像読取を行い、
前記対象は前記原稿である
ことを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、主に画像読取装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
スキャナ等に代表される画像読取装置のなかには、スキャナユニットを移動させるスキャナモータの回転速度が等速状態の間に加え、加速状態または減速状態の間、即ち該回転速度の変化している間においても画像読取を行うものがある(特許文献1参照)。このような画像読取によれば、画像データの高品質化および該画像データの取得の高速化の双方に有利となりうる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-284284号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の構成では、スキャナモータの回転速度の変化が非線形の場合には該変化中における画像読取の精度が低下してしまう可能性があった。
【0005】
本発明は、発明者による上記課題の認識を契機として為されたものであり、画像データの一層の高品質化および該画像データの取得の一層の高速化の双方を比較的簡便に実現することを例示的目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一つの側面は画像読取装置にかかり、前記画像読取装置は、
画像読取を行う画像読取手段と、前記画像読取に際して対象を移動させるための駆動手段と、前記画像読取手段を駆動するための信号を生成する信号生成手段とを備え、前記駆動手段により前記対象を移動させながら前記信号生成手段により生成された信号に基づいて前記画像読取手段により前記画像読取を行って画像データを取得する画像読取装置であって、
前記駆動手段は、前記対象が所定の駆動速度プロファイルに従う速度で変化するように前記対象を移動させ、
前記信号生成手段は、前記駆動速度プロファイルに基づいて、前記対象の移動距離が等間隔となるタイミングで信号を生成する
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、画像データを高品質化し且つ該画像データの取得を高速化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る複合機の斜視図。
実施形態に係る複合機のシステム構成例を示すブロック図。
駆動部の構成例を示すブロック図。
画像読取を実行可能な検出システムの構成例を示すブロック図。
モータ制御部の制御信号の波形の一例を示すタイミングチャート。
エンコーダのエンコーダ信号の波形の一例を示すタイミングチャート。
モータの回転量を計測する際の論理を示す図。
画像読取の際の各信号の波形を示すタイミングチャート。
モータの回転速度の変化の態様を説明するためのタイミングチャート。
モータの回転量を示すタイミングチャート。
モータが加速状態のときの時間に対する移動対象の位置を示すグラフ。
モータが減速状態のときの時間に対する移動対象の位置を示すグラフ。
エンコーダ位置/読取位置の関係を示す図。
CISにおける蓄積時間を示す図。
加速状態における信号SHの状態を示すタイミングチャート。
減速状態における信号SHの状態を示すタイミングチャート。
加速読みが不要な場合の画像読取のタイミングチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
図1は、実施形態に係る複合機(Multi‐functiоn Peripheral(MFP))300の斜視図である。複合機300には、画像読取部310と、記録媒体に画像の記録を行うプリントヘッド316(図2参照)とが備えられる。
図2は、複合機300のシステム構成例を示すブロック図である。複合機300は、原稿から画像を読み取るスキャナ機能、紙材等の記録媒体に対して記録を行うプリント機能等の多様な機能を備えるものとする。本実施形態においては、複合機300は、制御基板301、画像読取部310、プリント部315、操作パネル320および電源供給部340を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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