TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024056532
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163495
出願日2022-10-11
発明の名称スピーカユニット
出願人フォスター電機株式会社
代理人個人
主分類H04R 9/04 20060101AFI20240416BHJP(電気通信技術)
要約【課題】振動板の剛性低下を抑えつつ、ユニット全体の薄型化を実現可能なスピーカユニットを提供する。
【解決手段】スピーカユニット1は、ボイスコイル62が巻回されたボイスコイルボビン60と、ボイスコイル62に接続された導電体63に対してボイスコイルボビン60の周面にて接合された錦糸線61と、錦糸線61と導電体63との接合部Xを回避する形状の回避部72Aが形成された振動板70と、を備える。ボイスコイルボビン60を支持するダンパ51には錦糸線52が編み込まれてダンパと一体をなし、錦糸線一体型ダンパ50が構成される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
ボイスコイルが巻回されたボイスコイルボビンと、
前記ボイスコイルに接続された導電体に対して前記ボイスコイルボビンの周面にて接合された錦糸線と、
前記錦糸線と前記導電体との接合部を回避する形状の回避部が形成された振動板と、を備えるスピーカユニット。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記ボイスコイルボビンを支持するダンパをさらに備え、
前記錦糸線は前記ダンパに取り付けられている、請求項1に記載のスピーカユニット。
【請求項3】
前記振動板は、前記ボイスコイルボビンと接続される内縁部の一部である第1内縁部から前記ボイスコイルボビンの軸線方向一側に傾斜する傾斜部を有し、
前記回避部は、前記内縁部の一部であり前記接合部よりも前記ボイスコイルボビンの軸線方向一側に位置する第2内縁部から前記傾斜部に接続された形状である、請求項1に記載のスピーカユニット。
【請求項4】
前記回避部は、前記ボイスコイルボビンの軸線に対して均等な角度で回転対称となるように設けられている、請求項1に記載のスピーカユニット。
【請求項5】
前記振動板の内縁部は、前記ボイスコイルボビンの外周面に沿って形成されている、請求項1に記載のスピーカユニット。
【請求項6】
前記ボイスコイルボビンの軸線方向一側において前記ボイスコイルボビンを覆うように設けられるキャップをさらに備え、
前記キャップは、前記ボイスコイルボビンの外周面から突出するように設けられるカバー部を備え、
前記カバー部は、前記ボイスコイルボビンの軸線方向において前記回避部との間に隙間を有するように設けられる、請求項1に記載のスピーカユニット。
【請求項7】
前記振動板の内縁部は、前記回避部が形成された部分において前記ボイスコイルボビンの軸線方向一側に凸の形状となっている、請求項1に記載のスピーカユニット。
【請求項8】
前記ボイスコイルボビンを支持するダンパをさらに備え、
前記振動板の外縁側には、前記ボイスコイルボビンの軸線方向において前記ダンパ側に向かって屈曲している屈曲部が形成されている、請求項1に記載のスピーカユニット。
【請求項9】
前記キャップは、前記ボイスコイルボビンの筒内に挿入されるように軸方向他側に凹んだ凹部を備えている、請求項6に記載のスピーカユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、スピーカユニットに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
スピーカユニットは、例えば下記特許文献1に記載のように、磁気回路と、ボイスコイルが巻回されたボイスコイルボビンと、ボイスコイルに接続された信号伝達回路と、ボイスコイルボビンの周面に取り付けられた振動板とを備えている。スピーカユニットにおいては、信号伝達回路からボイスコイルに信号が伝達されるとボイスコイルが振動し、ボイスコイルの振動がボイスコイルボビンを介して振動板に伝達されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-120691号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば車載用等のスピーカユニットでは限られたスペースに搭載するため、スピーカユニット全体としての薄型化が望まれている。しかし、スピーカユニットの製造工程において、信号伝達回路としての導電体をボイスコイルボビンの周面に半田付け等で接合させるが、この接合部が同じくボイスコイルボビンに取り付けられる振動板と干渉するおそれがある。このような接合部と振動板との干渉を回避するために接合部と振動板の取付部との間隔を大きくすると、スピーカユニットの大型化を招いてしまう。また、振動板を薄型化(平板化)すると振動板の剛性を低下させることになる。
【0005】
本開示は、このような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、振動板の剛性低下を抑えつつ、ユニット全体の薄型化を実現可能なスピーカユニットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係るスピーカユニットは、ボイスコイルが巻回されたボイスコイルボビンと、前記ボイスコイルに接続された導電体に対して前記ボイスコイルボビンの周面にて接合された錦糸線と、前記錦糸線と前記導電体との接合部を回避する形状の回避部が形成された振動板と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
上記手段を用いる本開示に係るスピーカユニットによれば、振動板の剛性低下を抑えつつ、ユニット全体として薄型化を実現可能なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の一実施形態に係るスピーカユニットの斜視図である。
本開示の一実施形態に係るスピーカユニットの平面図である。
本開示の一実施形態に係るスピーカユニットの底面図である。
本開示の一実施形態に係るスピーカユニットの、図2に示すA-A線に沿った端面図である。
図4に示す接合部Xの付近における構成を説明するための模式拡大端面図である。
本開示の一実施形態に係るスピーカユニットに備わっている振動板の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態を図面に基づき説明する。
【0010】
(スピーカユニットの構成)
まず、本開示の一実施形態に係るスピーカユニット1の構成について説明する。図4~図6において、一側とは、ボイスコイルボビン60の軸線方向における一方側を意味しており、他側とは、ボイスコイルボビン60の軸線方向における他方側を意味している。ボイスコイルボビン60の軸線については符号Aにより示している。また、ボイスコイルボビン60の軸線方向に直交する面方向にはボイスコイルボビン60の径方向が含まれる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
メガホン
4日前
個人
挿耳装置
23日前
個人
通話装置
23日前
個人
暗号化記憶媒体
1か月前
個人
イラストの著作権保護方法
1か月前
個人
非常時の情報伝達システム
1か月前
富士通株式会社
光送信装置
24日前
船井電機株式会社
表示装置
11日前
船井電機株式会社
表示装置
2日前
富士通株式会社
光受信装置
24日前
キヤノン株式会社
表示装置
24日前
リオン株式会社
補聴器
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
太陽誘電株式会社
振動発生装置
1か月前
日本無線株式会社
通信システム
17日前
株式会社パロマ
リモコン
1か月前
キヤノン電子株式会社
照明付スピーカー
24日前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
個人
翻訳字幕付きビデオチャットシステム
1か月前
株式会社小野測器
音響校正器
9日前
株式会社日立国際電気
通信システム
1か月前
株式会社JVCケンウッド
端末装置
1か月前
株式会社小野測器
音響校正器
9日前
三菱電機株式会社
送信機
24日前
マスプロ電工株式会社
光信号計測装置
29日前
株式会社JMC
映像音声配信用セット
11日前
株式会社ネットアプリ
飲料用演出グラス
25日前
日本電気株式会社
端末及び認証システム
19日前
株式会社日立国際電気
無線通信システム
1か月前
日本無線株式会社
復調器および復調方法
17日前
株式会社デンソー
通信装置
1か月前
株式会社日立国際電気
無線通信システム
1か月前
株式会社村田製作所
スイッチ回路
1か月前
シャープ株式会社
電気機器および携帯端末
9日前
株式会社埼王住研
吸気弁を含むスピーカー
18日前
株式会社埼王住研
金属鉢を含むスピーカー
18日前
続きを見る