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公開番号2024058460
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165833
出願日2022-10-14
発明の名称電源アダプタ
出願人パナソニック株式会社
代理人弁理士法人北斗特許事務所
主分類H04B 3/54 20060101AFI20240418BHJP(電気通信技術)
要約【課題】電力線搬送通信のネットワーク構築の容易化を図る。
【解決手段】電源アダプタ1は、電源回路13と、電力線カプラ14と、を備える。電源回路13は、少なくとも一対の1次側電路L11と少なくとも一対の2次側電路L12との間に設けられている。電源回路13は、系統電源から一対の1次側電路L11に入力される第1電圧を降圧して、第1電圧と同じ種類の第2電圧を一対の2次側電路L12に出力する。電力線カプラ14は、第1機能と第2機能とを有する。第1機能は、第1電圧に重畳されている電力線搬送通信の信号を抽出して、抽出した信号を第2電圧に重畳させる機能である。第2機能は、第2電圧に重畳されている信号を抽出して、抽出した信号を第1電圧に重畳させる機能である。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも一対の1次側電路と少なくとも一対の2次側電路との間に設けられ、系統電源から前記一対の1次側電路に入力される第1電圧を降圧して、前記第1電圧と同じ種類の第2電圧を前記一対の2次側電路に出力する電源回路と、
前記第1電圧に重畳されている電力線搬送通信の信号を抽出して、抽出した前記信号を前記第2電圧に重畳させる第1機能と、前記第2電圧に重畳されている前記信号を抽出して、抽出した前記信号を前記第1電圧に重畳させる第2機能とを有する電力線カプラと、
を備える、
電源アダプタ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1電圧及び前記第2電圧の種類は交流電圧であり、
前記第2電圧の電圧値は、100V以上240V以下である、
請求項1に記載の電源アダプタ。
【請求項3】
前記電源回路は、前記第1電圧を直流電圧に変換し、前記直流電圧を前記第2電圧に変換する、
請求項2に記載の電源アダプタ。
【請求項4】
前記電源回路はトランスを有し、
前記トランスは巻数比が変更可能に構成されている、
請求項2に記載の電源アダプタ。
【請求項5】
前記電源回路はトランスを有し、
前記トランスは巻数比が3:1である、
請求項2に記載の電源アダプタ。
【請求項6】
前記電力線カプラは、第1コンデンサ及び第2コンデンサを有し、
前記第1コンデンサは、第1端が前記一対の1次側電路の一方に電気的に接続され、第2端が前記一対の2次側電路の一方に電気的に接続され、
前記第2コンデンサは、第1端が前記一対の1次側電路の他方に電気的に接続され、第2端が前記一対の2次側電路の他方に電気的に接続されている、
請求項1に記載の電源アダプタ。
【請求項7】
前記電力線カプラは、第1コンデンサと、第2コンデンサと、第3コンデンサと、第4コンデンサと、信号用トランスと、を有し、
前記第1コンデンサは、第1端が前記一対の1次側電路の一方に電気的に接続され、第2端が前記信号用トランスの1次側巻線の第1端に電気的に接続され、
前記第2コンデンサは、第1端が前記信号用トランスの前記1次側巻線の第2端に電気的に接続され、第2端が前記一対の1次側電路の他方に電気的に接続され、
前記第3コンデンサは、第1端が前記信号用トランスの2次側巻線の第1端に電気的に接続され、第2端が前記一対の2次側電路の一方に電気的に接続され、
前記第4コンデンサは、第1端が前記信号用トランスの前記2次側巻線の第2端に電気的に接続され、第2端が前記一対の2次側電路の他方に電気的に接続されている、
請求項1に記載の電源アダプタ。
【請求項8】
前記電源回路及び前記電力線カプラを収容する筐体を更に備え、
前記筐体は、第1面及び第2面を有し、
前記第1面は、前記筐体にDINレールを取り付けるための取付機構を有し、
前記第2面は、前記筐体をDINレールに取り付けるための取付機構を有する、
請求項1に記載の電源アダプタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に電源アダプタに関し、より詳細には、電源回路を備える電源アダプタに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、ローカルエリアネットワークを構築する電灯線通信装置に適用されるACアダプタ一体型電灯線カプラを開示している。特許文献1のACアダプタ一体型電灯線カプラは、電灯線コンセントに装着して用いられるプラグ部にそれぞれ並列接続された電灯線電源変換供給部と電灯線搬送信号結合部とを備えている。電灯線電源変換供給部は、電灯線コンセントからプラグ部を介して供給される交流電力を所定電圧の直流電力に変換する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-48236号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のACアダプタ一体型電灯線カプラ(電源アダプタ)では、電灯線電源変換供給部(電源回路)が直流電力を出力するため、交流電力で動作するPLC(Power Line Communication)モデムを使用することができない。
【0005】
本開示は上記事由に鑑みてなされており、例えば一般家庭用の交流電圧で動作するPLCモデムを用いた電力線搬送通信のネットワーク構築を可能にすることで、電力線搬送通信のネットワーク構築の容易化を図ることができる電源アダプタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る電源アダプタは、電源回路と、電力線カプラと、を備える。前記電源回路は、少なくとも一対の1次側電路と少なくとも一対の2次側電路との間に設けられている。前記電源回路は、系統電源から前記一対の1次側電路に入力される第1電圧を降圧して、前記第1電圧と同じ種類の第2電圧を前記一対の2次側電路に出力する。前記電力線カプラは、第1機能と第2機能とを有する。前記第1機能は、前記第1電圧に重畳されている電力線搬送通信の信号を抽出して、抽出した前記信号を前記第2電圧に重畳させる機能である。前記第2機能は、前記第2電圧に重畳されている前記信号を抽出して、抽出した前記信号を前記第1電圧に重畳させる機能である。
【発明の効果】
【0007】
本開示の上記態様に係る電源アダプタによれば、電力線搬送通信のネットワーク構築の容易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態1に係るPLCシステムの全体構成を示す概略図である。
図2は、同上のPLCシステムの電源アダプタの外観を示す斜視図である。
図3は、同上の電源アダプタを別の方向から見た場合の外観を示す斜視図である。
図4は、同上の電源アダプタの回路ブロックを示す概略図である。
図5は、実施形態2に係る電源アダプタの回路ブロックを示す概略図である。
図6は、実施形態3に係る電源アダプタの回路ブロックを示す概略図である。
図7は、実施形態4に係る電源アダプタの回路ブロックを示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示に関する好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態において互いに共通する要素には同一符号を付しており、共通する要素についての重複する説明は省略する場合がある。以下の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。本開示において説明する各図は、模式的な図であり、各図中の各構成要素の大きさ及び厚さのそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。なお、図面中の各方向を示す矢印は一例であり、電源アダプタ1の使用時の方向を規定する趣旨ではない。また、図面中の各方向を示す矢印は説明のために表記しているに過ぎず、実体を伴わない。
【0010】
なお、本開示でいう「直交(垂直)」は、二者間の角度が厳密に90度である状態だけでなく、二者がある程度の差の範囲内で交差する状態も含む意味である。つまり、直交する二者間の角度は、90度に対してある程度の差(一例として10度以下)の範囲内に収まる。すなわち、本開示でいう「直交」は、二者でなす角度が80度以上100度以下である場合を含む。本開示でいう「平行」についても同様に、厳密に二者が交わらない状態だけでなく、二者がある程度の差の範囲内で並ぶ状態も含む意味である。例えば、本開示でいう「平行」は、一方に対する他方の傾きが10度以下であることを含む。すなわち、本開示でいう「平行」は、一方と他方とでなす角度が-10度以上10度以下である場合を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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