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公開番号2024057909
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164892
出願日2022-10-13
発明の名称装置
出願人富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
代理人個人,個人
主分類H01H 3/46 20060101AFI20240418BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】押し込み部の力を検知部に伝え、押し込み部の力で検知部をオン・オフする場合に比べて、カバーを開閉する際の操作性の低下を抑制する。
【解決手段】筐体と、筐体に対して開閉するカバーと、カバーの開閉をオン・オフにより検知する検知部と、回転可能に支持され、検知部をオン・オフする回転部と、カバーが閉まる際に、回転部に当接して回転部を回転させる押し込み部と、カバーが閉まる際に、押し込み部が回転させた回転部に対して、検知部をオンする方向に回転力を付与する回転付与部と、を備える装置である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、
前記筐体に対して開閉するカバーと、
前記カバーの開閉をオン・オフにより検知する検知部と、
回転可能に支持され、前記検知部をオン・オフする回転部と、
前記カバーが閉まる際に、前記回転部に当接して当該回転部を回転させる押し込み部と、
前記カバーが閉まる際に、前記押し込み部が回転させた前記回転部に対して、前記検知部をオンする方向に回転力を付与する回転付与部と、
を備える装置。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記回転部と前記検知部と前記回転付与部との間の累積公差は、前記押し込み部と当該回転部との間の累積公差よりも小さい
ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記検知部と、前記回転部と、前記回転付与部とは前記筐体側に設けられ、前記押し込み部は前記カバー側に設けられる
ことを特徴とする請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記回転付与部は長手方向に伸びる弾性体であり、当該弾性体の一端が前記回転部に接続され、
前記回転部は回転軸を中心に回転し、
前記検知部と前記回転軸と前記弾性体の他端は、同一部材により保持される
ことを特徴とする請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記回転部は、当該回転部の一端に前記検知部を押下する押下部と、当該回転部の他端に前記押し込み部から押し込む力を受ける受け部と、を備え、
前記押下部が前記検知部を押下し当該検知部をオンとしているときに、前記押し込み部は、前記受け部に接触していない
ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記受け部は、前記回転付与部が前記回転部に回転力を付与すると、前記押し込み部が移動する方向から交差する方向へ移動し退避する
ことを特徴とする請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記検知部は、押し下げられることでオンになるプッシュボタンと、弾性変形し前記プッシュボタンを押し込む操作アームとを備え、
前記カバーが閉まる際に、前記回転付与部が前記回転部に対して、前記検知部をオンする方向に回転力を付与する前に、前記押下部が前記操作アームに接触し、前記押し込み部と前記受け部との接触が解除された後に、当該操作アームを介して前記プッシュボタンを押し込む
ことを特徴とする請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記回転部が前記検知部をオンとしているときに、前記押し込み部は当該回転部に接触していない
ことを特徴とする請求項1に記載の装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、装置に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電気機器におけるカバーの開閉スイッチの力が、カバーを開けようとする力として働きにくいようにするために、開閉カバーが閉じた際に開閉スイッチから受ける力の向きを、開閉カバーの回転軸の方に向かうようにすることでカバーが開く方向に反力を受けにくくする構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-138679号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
筐体に対して開閉するカバー備える装置において、開閉するカバーに設けられた押し込み部によりもたらされる力を伝えて検知部のオン・オフを切り替えることで、開閉するカバーの開閉状態を検知するものがある。押し込み部が検知部に与える力は、例えば、押し込み部と検知部との間の公差によるズレや、操作者がカバーを閉める力の加減により、一定ではない。そのため、押し込み部から検知部へ過度な力が及ばないように、例えば、圧縮ばねや板バネなどの弾性体を用いて、押し込み部がもたらす過度な力を緩衝する構成が利用されている。この場合、開閉カバーを開閉する際に、検知部へ過度な力が及ばないようにするために設けられた弾性体からの反力を受けて、開閉カバーの操作性が低下する。
【0005】
本発明は、押し込み部の力を検知部に伝え、押し込み部の力で検知部をオン・オフする場合に比べて、カバーを開閉する際の操作性の低下を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、筐体と、前記筐体に対して開閉するカバーと、前記カバーの開閉をオン・オフにより検知する検知部と、回転可能に支持され、前記検知部をオン・オフする回転部と、前記カバーが閉まる際に、前記回転部に当接して当該回転部を回転させる押し込み部と、前記カバーが閉まる際に、前記押し込み部が回転させた前記回転部に対して、前記検知部をオンする方向に回転力を付与する回転付与部と、を備える装置である。
請求項2に記載の発明は、前記回転部と前記検知部と前記回転付与部との間の累積公差は、前記押し込み部と当該回転部との間の累積公差よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の装置である。
請求項3に記載の発明は、前記検知部と、前記回転部と、前記回転付与部とは前記筐体側に設けられ、前記押し込み部は前記カバー側に設けられることを特徴とする請求項2に記載の装置である。
請求項4に記載の発明は、前記回転付与部は長手方向に伸びる弾性体であり、当該弾性体の一端が前記回転部に接続され、前記回転部は回転軸を中心に回転し、前記検知部と前記回転軸と前記弾性体の他端は、同一部材により保持されることを特徴とする請求項3に記載の装置である。
請求項5に記載の発明は、前記回転部は、当該回転部の一端に前記検知部を押下する押下部と、当該回転部の他端に前記押し込み部から押し込む力を受ける受け部と、を備え、前記押下部が前記検知部を押下し当該検知部をオンとしているときに、前記押し込み部は、前記受け部に接触していないことを特徴とする請求項1に記載の装置である。
請求項6に記載の発明は、前記受け部は、前記回転付与部が前記回転部に回転力を付与すると、前記押し込み部が移動する方向から交差する方向へ移動し退避することを特徴とする請求項5に記載の装置である。
請求項7に記載の発明は、前記検知部は、押し下げられることでオンになるプッシュボタンと、弾性変形し前記プッシュボタンを押し込む操作アームとを備え、前記カバーが閉まる際に、前記回転付与部が前記回転部に対して、前記検知部をオンする方向に回転力を付与する前に、前記押下部が前記操作アームに接触し、前記押し込み部と前記受け部との接触が解除された後に、当該操作アームを介して前記プッシュボタンを押し込むことを特徴とする請求項6に記載の装置である。
請求項8に記載の発明は、前記回転部が前記検知部をオンとしているときに、前記押し込み部は当該回転部に接触していないことを特徴とする請求項1に記載の装置である。
【発明の効果】
【0007】
請求項1の発明によれば、押し込み部の力を検知部に伝え、押し込み部の力で検知部をオン・オフする場合に比べて、カバーを開閉する際の操作性の低下を抑制できる。
請求項2の発明によれば、回転部と検知部と回転付与部との間の累積公差が押し込み部と回転部との間の累積公差よりも小さい構成を採用しない場合に比べて、公差設計の負担を軽減できる。
請求項3の発明によれば、検知部と、回転部と、回転付与部とは筐体側に設けられ、押し込み部はカバー側に設けられる構成を採用しない場合に比べて、筐体側の公差設計の負担を軽減できる。
請求項4の発明によれば、回転付与部は長手方向に伸びる弾性体であり、弾性体の一端が回転部に接続され回転部は回転軸を中心に回転し検知部と回転軸と弾性体の他端は同一部材により保持される構成を採用しない場合に比べて、筐体に設けられる部品間の累積公差を小さくすることができる。
請求項5の発明によれば、回転部は、回転部の一端に検知部を押下する押下部と、回転部の他端に押し込み部から押し込む力を受ける受け部と、を備え、押下部が検知部を押下し検知部をオンとしているときに、押し込み部は、受け部に接触していない構成を採用しない場合に比べて、検知部への衝撃を抑制できる。
請求項6の発明によれば、受け部は、回転付与部が回転部に回転力を付与すると、押し込み部が移動する方向から交差する方向へ移動し退避する構成を採用しない場合に比べて、押し込み部の押し込み過剰による影響を抑制することができる。
請求項7の発明によれば、検知部は、押し下げられることでオンになるプッシュボタンと、弾性変形しプッシュボタンを押し込む操作アームとを備え、カバーが閉まる際に、回転付与部が回転部に対して、検知部をオンする方向に回転力を付与する前に、押下部が操作アームに接触し、押し込み部と受け部との接触が解除された後に、操作アームを介してプッシュボタンを押し込む構成を採用しない場合に比べて、衝突音の発生を抑制できる。
請求項8の発明によれば、回転部が検知部をオンとしているときに、押し込み部は回転部に接触していない構成を採用しない場合に比べて、検知部を押す力が変動することを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施の形態が適用される画像形成装置を示す図である。
検知ユニット及び押し込み部材を説明するための斜視図である。
図2の検知ユニットと押し込み部材とを、図2の右側から左方向に見た図である。
検知部と回転部と回転付与部と押し込み部材との関係を示す模式図である。
検知部と回転部と回転付与部と押し込み部材との関係を示す模式図である。
従来の開閉検知機構を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
まず、本実施の形態を説明する前に、従来の技術について、図面を用いて説明する。
図6は、従来の開閉検知機構を説明するための図である。図6は、筐体108に対してカバー109が閉まっている状態を示している。
筐体108は、検知部120を備えている。検知部120は、レバーが押されるとプッシュボタンの移動により検知するインターロックスイッチで構成している。カバー109は、押し込み部材107を備えている。
【0010】
カバー109が閉まる際に、押し込み部材107が検知部120のプッシュボタンを押すと、検知部120はそれを検知する。検知部120のプッシュボタンが押されているか否かにより、カバー109の開閉が把握される。
(【0011】以降は省略されています)

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