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公開番号2024057904
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164884
出願日2022-10-13
発明の名称ウォーム減速機
出願人日本精工株式会社
代理人弁理士法人貴和特許事務所
主分類F16H 1/16 20060101AFI20240418BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】ホイール歯部とウォーム歯部との噛合部で発生する騒音を低減することができるウォーム減速機を提供する。
【解決手段】ウォーム減速機は、外周面にホイール歯部9を有するウォームホイール2と、外周面にホイール歯部9と噛合するウォーム歯部12を有するウォーム3とを備える。ホイール歯部9の進み角をα1、ウォーム歯部12の進み角をα2としたときに、α1<α2の関係を満たす。ホイール歯部9の圧力角をβ1、ウォーム歯部12の圧力角をβ2としたときに、β1>β2の関係を満たす。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
外周面にホイール歯部を有するウォームホイールと、
外周面に前記ホイール歯部と噛合するウォーム歯部を有するウォームと、
を備え、
前記ホイール歯部の進み角をα1、前記ウォーム歯部の進み角をα2としたときに、α1<α2の関係を満たし、
前記ホイール歯部の圧力角をβ1、前記ウォーム歯部の圧力角をβ2としたときに、β1>β2の関係を満たす、
ウォーム減速機。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
α2-α1≦1.5゜の関係を満たす、請求項1に記載のウォーム減速機。
【請求項3】
β1-β2≦1.5゜の関係を満たす、請求項1に記載のウォーム減速機。
【請求項4】
前記ホイール歯部が、歯面と歯先面との接続部に、前記ウォーム歯部の歯面と接触するR面取り部を有する、請求項1に記載のウォーム減速機。
【請求項5】
前記R面取り部の曲率半径が2.0mm以下である、請求項4に記載のウォーム減速機。
【請求項6】
前記ウォーム歯部の条数が2である、請求項1に記載のウォーム減速機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電動パワーステアリング装置などに組み込むことが可能なウォーム減速機に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、ステアリング装置において、電動モータを補助動力源として、運転者がステアリングホイールを操作するのに要する力を低減する電動パワーステアリング装置が普及している。
【0003】
電動パワーステアリング装置は、電動モータのトルクを増大させるためのウォーム減速機を備える。ウォーム減速機は、外周面にホイール歯部を有するウォームホイールと、外周面にホイール歯部と噛合するウォーム歯部を有するウォームとを備える。電動モータのトルクは、ウォームを介してウォームホイールに伝達されることにより増大されてから、ステアリングシャフトやステアリングギヤユニットのピニオン軸またはラック軸などの操舵力伝達部材に補助動力として付与される。これにより、運転者がステアリングホイールを操作するのに要する力が低減される。
【0004】
ウォーム減速機では、通常、ウォームホイールの中心軸とウォームの中心軸との交角は90゜に設定される。この場合、ホイール歯部とウォーム歯部との噛み合いのフィット感を考慮して、ホイール歯部とウォーム歯部とのそれぞれの圧力角および進み角は、互いに等しくなるように設定される。
【0005】
ウォーム減速機の作動時には、ホイール歯部とウォーム歯部との噛合部で、歯打ち音などによる騒音が発生する。従来、このような騒音を低減するために、ウォームホイールのうちホイール歯部が存在する部分を、金属ではなく、合成樹脂により構成することが提案されている(たとえば特開2020-128803号公報参照)。
【0006】
特開2016-217469号公報には、ウォームとウォームホイールとの間におけるトルク変動を低減するために、ウォーム歯部の圧力角をホイール歯部の圧力角よりも小さくすることが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2020-128803号公報
特開2016-217469号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特開2020-128803号公報などで提案されているように、ウォームホイールのうちホイール歯部が存在する部分を合成樹脂により構成すれば、ホイール歯部とウォーム歯部との噛合部で発生する騒音を低減することができる。しかしながら、ホイール歯部に要求される強度レベルが高く、ホイール歯部が存在する部分を金属により構成しなければならない場合もある。この場合には、他の手段により、ホイール歯部とウォーム歯部との噛合部で発生する騒音を低減することが求められる。また、ホイール歯部が存在する部分を合成樹脂により構成することができる場合でも、ホイール歯部とウォーム歯部との噛合部で発生する騒音を、さらに低減することが求められる。
【0009】
一方、特開2016-217469号公報には、ウォーム歯部の圧力角をホイール歯部の圧力角よりも小さくすることにより、ウォームとウォームホイールとの間におけるトルク変動を低減できることは記載されているが、それと同時にホイール歯部とウォーム歯部との噛合部で発生する騒音を低減できるか否かについては記載されていない。すなわち、特開2016-217469号公報には、該騒音の低減を実現するための具体的な手段については、記載されていない。
【0010】
本開示は、ホイール歯部とウォーム歯部との噛合部で発生する騒音を低減することができるウォーム減速機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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