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公開番号2024057735
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164591
出願日2022-10-13
発明の名称移動体制御装置、移動体、移動体制御サーバ、ビルシステム、移動体制御方法および移動体制御プログラム
出願人三菱電機ビルソリューションズ株式会社,三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B66B 1/14 20060101AFI20240418BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】乗客が移動体9の目的階を利用する権限を有しているか確認できない場合でも、セキュリティを保ちつつ、移動体9が目的階へより早く到着できるようにする。
【解決手段】エレベータ11のかご3に乗客が乗車しているか否かを示す乗車情報を取得する乗車情報取得部54と、移動体9の目的階を示す移動体目的階情報を取得する移動体目的階情報取得部52と、移動体の目的階のセキュリティレベルを示すセキュリティレベル情報を取得するセキュリティレベル情報取得部53と、乗車情報取得部によって取得された乗車情報、移動体目的階情報取得部52によって取得された移動体目的階情報およびセキュリティレベル情報取得部53によって取得されたセキュリティレベル情報に基づき、かご3に乗客が乗車している場合に、移動体9が乗客と同乗することを許可するか制限するかを判断する判断部57とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
エレベータのかごに乗客が乗車しているか否かを示す乗車情報を取得する乗車情報取得部と、
移動体の目的階を示す移動体目的階情報を取得する移動体目的階情報取得部と、
前記移動体の目的階のセキュリティレベルを示すセキュリティレベル情報を取得するセキュリティレベル情報取得部と、
前記乗車情報取得部によって取得された前記乗車情報、前記移動体目的階情報取得部によって取得された前記移動体目的階情報および前記セキュリティレベル情報取得部によって取得されたセキュリティレベル情報に基づき、前記かごに前記乗客が乗車している場合に、前記移動体が前記乗客と同乗することを許可するか制限するかを判断する判断部と、
を備える移動体制御装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記判断部は、
前記移動体の目的階の前記セキュリティレベルが第1レベルのときは前記移動体が前記乗客と同乗することを許可し、
前記移動体の目的階の前記セキュリティレベルが前記第1レベルよりも高い第2レベルのときは前記移動体が前記乗客と同乗することを制限する
請求項1に記載の移動体制御装置。
【請求項3】
前記乗客の目的階を示すかご呼び登録情報を取得する乗客かご呼び登録情報取得部を備え、
前記判断部は、前記移動体目的階情報取得部によって取得された前記移動体目的階情報および前記乗客かご呼び登録情報取得部によって取得された前記かご呼び登録情報に基づき、前記移動体の目的階と前記乗客の目的階が同じであるときは前記移動体が前記乗客と同乗することを許可する
請求項1に記載の移動体制御装置。
【請求項4】
前記移動体の移動を制御する移動体制御部を備え、
前記移動体制御部は、
前記移動体が前記かごに乗車する前に、前記移動体が前記乗客と同乗することを前記判断部が許可した場合は、前記移動体を前記かごの中に移動させ、
前記移動体が前記かごに乗車する前に、前記移動体が前記乗客と同乗することを前記判断部が制限した場合は、前記移動体を前記かごの中に移動させない
請求項1から3のいずれか1項に記載の移動体制御装置。
【請求項5】
乗場呼び登録を要求する呼び登録要求部を備え、
前記呼び登録要求部は、
前記移動体が前記かごに乗車する前に、前記移動体が前記乗客と同乗することを前記判断部が許可した場合は、前記乗場呼び登録を要求し、
前記移動体が前記かごに乗車する前に、前記移動体が前記乗客と同乗することを前記判断部が制限した場合は、前記乗場呼び登録を要求しない
請求項1から3のいずれか1項に記載の移動体制御装置。
【請求項6】
前記移動体制御部は、
前記移動体が前記かごに乗車した後に、前記移動体が前記乗客と同乗することを前記判断部が制限した場合は、前記移動体を前記かごの外に移動させる
請求項4に記載の移動体制御装置。
【請求項7】
前記かごに乗車している前記乗客に対して降車を促す報知をする報知装置に報知信号を出力する報知信号出力部を備え、
前記報知信号出力部は、
前記移動体が前記かごに乗車した後に、前記移動体が前記乗客と同乗することを前記判断部が制限した場合、前記報知装置に前記報知信号を出力する
請求項1から3のいずれか1項に記載の移動体制御装置。
【請求項8】
前記エレベータの前記かごの戸の開閉を制御する信号を出力する戸開閉制御信号出力部を備え、
前記移動体が前記かごに乗車した後に、前記移動体が前記乗客と同乗することを前記判断部が制限した場合、
前記戸開閉制御信号出力部は戸開を維持する信号を出力する
請求項7に記載の移動体制御装置。
【請求項9】
前記戸開閉制御信号出力部が戸開を維持する信号を出力した後、
前記判断部が、前記乗車情報取得部によって取得された前記乗車情報に基づき、前記乗客が降車したと判断した場合、
前記戸開閉制御信号出力部は、戸開の維持を解除する信号を出力する
請求項8に記載の移動体制御装置。
【請求項10】
エレベータのかごに乗客が乗車しているか否かを示す乗車情報を取得する乗車情報取得部と、
移動体の目的階を示す移動体目的階情報を取得する移動体目的階情報取得部と、
前記移動体の目的階のセキュリティレベルを示すセキュリティレベル情報を取得するセキュリティレベル情報取得部と、
前記乗車情報取得部によって取得された前記乗車情報、前記移動体目的階情報取得部によって取得された前記移動体目的階情報および前記セキュリティレベル情報取得部によって取得されたセキュリティレベル情報に基づき、前記かごに前記乗客が乗車している場合に、前記移動体が前記乗客と同乗することを許可するか制限するかを判断する判断部と、
を備える移動体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、移動体制御装置、移動体、移動体制御サーバ、ビルシステム、移動体制御方法および移動体制御プログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
セキュリティ機能により保護された階床であるセキュリティ階を有するビルにおいて、自走式の移動体がエレベータを利用してビル内を移動することがある。そして、移動体と当該移動体以外の乗客(以下、単に「乗客」と記載する)がエレベータのかごに同乗する状況が発生することがある。移動体の目的階がセキュリティ階である場合、移動体と乗客とがエレベータのかごに同乗すると、セキュリティの確保に問題が生じることがある。
【0003】
ここで、移動体の目的階がセキュリティ階であり、当該移動体と乗客とがエレベータに同乗する状況が発生した場合に、当該乗客が当該セキュリティ階を利用する権限を有しているか否かを示す情報を利用者認識部によって取得するエレベータ制御装置がある。このエレベータ制御装置では、当該乗客が当該セキュリティ階を利用する権限を有している場合には、エレベータのかごが当該セキュリティ階に停止することを許容し、当該乗客が当該セキュリティ階で降りる権限が無いまたは権限を有しているか確認できない場合には、当該乗客の目的階へのかご呼びを優先させて応答し、当該乗客が降車後に当該セキュリティ階へのかご呼びに応答する。(例えば、特許文献1参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-128271号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記した従来の技術では、乗客が移動体の目的階を利用する権限を有しているか確認できない場合は、当該乗客によるかご呼びを優先するので、移動体の待ち時間が長くなるという課題があった。
【0006】
本開示は上記の課題を解決するためになされたものであり、乗客が移動体の目的階を利用する権限を有しているか確認できない場合でも、セキュリティを保ちつつ、移動体が目的階へより早く到着できるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る移動体制御装置は、エレベータのかごに乗客が乗車しているか否かを示す乗車情報を取得する乗車情報取得部と、移動体の目的階を示す移動体目的階情報を取得する移動体目的階情報取得部と、移動体の目的階のセキュリティレベルを示すセキュリティレベル情報を取得するセキュリティレベル情報取得部と、乗車情報取得部によって取得された乗車情報、移動体目的階情報取得部によって取得された移動体目的階情報およびセキュリティレベル情報取得部によって取得されたセキュリティレベル情報に基づき、かごに乗客が乗車している場合に、移動体が乗客と同乗することを許可するか制限するかを判断する判断部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、乗客が移動体の目的階を利用する権限を有しているか確認できない場合でも、セキュリティを保ちつつ、移動体が目的階へより早く到着できるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1におけるビルシステムの構成を示す全体図である。
実施の形態1におけるビルシステムのエレベータ制御装置および移動体制御装置の構成を示すブロック図である。
実施の形態1におけるセキュリティレベル情報記憶部に記憶される情報を示す図である。
実施の形態1における降車可能階情報記憶部に記憶される情報を示す図である。
実施の形態1におけるビルシステムの動作を示すフローチャートである。
実施の形態1における移動体制御装置のハードウェア構成を示す図である。
実施の形態2におけるビルシステムの構成を示す全体図である。
実施の形態2におけるビルシステムのエレベータ制御装置および移動体制御装置の構成を示すブロック図である。
実施の形態2におけるビルシステムの動作を示すフローチャートである。
実施の形態3におけるビルシステムのエレベータ制御装置および移動体制御装置の構成を示すブロック図である。
実施の形態3におけるビルシステムの動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施の形態1.
実施の形態1におけるビルシステム10Aの構成を説明する。図1は実施の形態1におけるビルシステム10Aの構成を示す全体図である。また、図2は実施の形態1におけるビルシステム10Aのエレベータ制御装置7および移動体制御装置99の構成を示すブロック図である。
(【0011】以降は省略されています)

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