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公開番号2024057446
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022164193
出願日2022-10-12
発明の名称画像処理装置、その制御方法、プログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H04N 23/741 20230101AFI20240417BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 合成を含む複数種類の処理を組み合わせて行う場合に、処理時間を削減することができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】 1以上の撮影画像に対し、複数種類の現像を行った画像を合成して1枚の画像を生成する第1の合成処理と、1以上の撮影画像に対して複数種類の現像を行った画像を合成して1枚の画像を生成する第2の合成処理とを行うことが可能な画像処理手段と、前記画像処理手段を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記画像処理手段により前記第1の合成処理及び第2の合成処理を行い1枚の最終画像を生成する場合、前記第1の合成処理で複数種類の現像が行われた場合に得られる画像と、前記第2の合成処理で複数種類の現像が行われた場合に得られる画像のうち、前記最終画像を生成する際に用いる画像を決定し、前記制御手段は、前記最終画像を生成する際に用いると決定された画像を現像する。
【選択図】 図8
特許請求の範囲【請求項1】
1以上の撮影画像に対し、複数種類の現像を行った画像を合成して1枚の画像を生成する第1の合成処理と、前記第1の合成処理とは異なる処理であって、1以上の撮影画像に対して複数種類の現像を行った画像を合成して1枚の画像を生成する第2の合成処理とを行うことが可能な画像処理手段と、
前記画像処理手段を制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記画像処理手段により前記第1の合成処理及び第2の合成処理を行い1枚の最終画像を生成する場合、前記第1の合成処理で複数種類の現像が行われた場合に得られる画像と、前記第2の合成処理で複数種類の現像が行われた場合に得られる画像のうち、前記最終画像を生成する際に用いる画像を決定し、
前記制御手段は、前記最終画像を生成する際に用いると決定された画像を現像し、前記最終画像を生成する際に用いると決定されなかった画像は現像しないように制御することを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1の合成処理は、1枚の撮影画像に対して、第1の現像処理を行った画像と、前記第1の現像処理とは異なる第2の用の現像処理を行った画像とを合成する処理であって、合成後の画像の肌領域に前記第2の現像を行った画像が用いられるよう、領域毎の合成比率が設定されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記第2の合成処理は、異なる複数の露出で撮影された画像に対してそれぞれ現像処理を行った画像を合成する処理であって、前記画像の領域毎の輝度に応じて合成比率を設定することで、ハイダイナミックレンジ(HDR)画像を生成する処理であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記画像の肌領域の輝度分布を検出する検出手段をさらに有し、
前記第2の合成手段は、前記検出手段により検出された肌領域の輝度分布に応じて、前記複数の露出で撮影された画像の合成比率を決定することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記第2の合成処理は、フラッシュを発光して撮影した発光画像と、フラッシュを発光せずに撮影した非発光画像とを合成する処理で合って、前記フラッシュの影響が大きい領域に発光画像を用いるよう合成する処理であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
【請求項6】
画像処理装置の制御方法であって、1以上の撮影画像に対し、複数種類の現像を行った画像を合成して1枚の画像を生成する第1の合成処理を行う第1の画像処理工程と、前記第1の合成処理とは異なる処理であって、1以上の撮影画像に対して複数種類の現像を行った画像を合成して1枚の画像を生成する第2の合成処理を行う第2の画像処理工程と、
前記第1の合成処理及び第2の合成処理を行い1枚の最終画像を生成する場合、前記第1の画像処理工程において複数種類の現像が行われた場合に得られる画像と、前記第2の画像処理工程において複数種類の現像が行われた場合に得られる画像のうち、前記最終画像を生成する際に用いる画像を決定する決定工程と、
前記決定工程で前記最終画像を生成する際に用いると決定された画像を現像し、前記最終画像を生成する際に用いると決定されなかった画像は現像しないように制御する制御工程と、を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
【請求項7】
コンピュータを、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させる、コンピュータによる実行が可能なプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置に関し、特に複数枚の画像を合成して一枚の画像を生成する処理方法に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、複数枚の画像を撮影したり、一枚の撮影画像に対して複数パターンの現像を行ったりした画像を合成することで、通常の撮影画像よりも特別な効果が得られる画像処理方法が増えてきている。
【0003】
例えば、異なる露光量(適正露出、アンダー露出、オーバー露出)で撮影した複数枚の画像を合成し、画像のダイナミックレンジを拡大するハイダイナミックレンジ(HDR)合成が知られている。各画像における適正露出部分を合成することで、白とびや黒つぶれを抑制し、暗部から明部まで良好な階調性を有する画像を得ることができる。特許文献1で、この撮影方法の例が開示されている。
【0004】
また、人物撮影において肌をきれいに撮りたいというニーズがあり、例えば、特許文献2には、画像処理により肌のざらつき度合を減少させる美肌画像処理を行う技術の例が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-23062号公報
特開2010-211497号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、こういった複数枚の合成を行う処理は、処理時間がかかるデメリットがあり、合成と美肌処理の両方を行う場合など、複数種類の合成処理を組み合わせて行う場合では、さらに処理時間が増えてしまう。そこで本発明は、合成を含む複数種類の処理を組み合わせて行う場合に、処理時間を削減することができる画像処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る画像処理装置は、1以上の撮影画像に対し、複数種類の現像を行った画像を合成して1枚の画像を生成する第1の合成処理と、前記第1の合成処理とは異なる処理であって、1以上の撮影画像に対して複数種類の現像を行った画像を合成して1枚の画像を生成する第2の合成処理とを行うことが可能な画像処理手段と、前記画像処理手段を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記画像処理手段により前記第1の合成処理及び第2の合成処理を行い1枚の最終画像を生成する場合、前記第1の合成処理で複数種類の現像が行われた場合に得られる画像と、前記第2の合成処理で複数種類の現像が行われた場合に得られる画像のうち、前記最終画像を生成する際に用いる画像を決定し、前記制御手段は、前記最終画像を生成する際に用いると決定された画像を現像し、前記最終画像を生成する際に用いると決定されなかった画像は現像しないように制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、合成を含む複数種類の処理を組み合わせて行う場合に、処理時間を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る撮像装置の背面外観を示す外観図
本発明の第1の実施形態に係る機能構成を模式的に示すブロック図
本発明の第1の実施形態に係るHDR処理の概要を示すブロック図
本発明の第1の実施形態に係る現像処理部の概要を示すブロック図
本発明の第1の実施形態に係るHDR処理の合成方法を示す模式図
本発明の第1の実施形態に係る美肌処理の概要を示すブロック図
本発明の第1の実施形態に係る美肌処理の肌色抽出の方法を示す模式図
本発明の第1の実施形態に係るHDR処理と美肌処理を組み合わせた場合の処理概要を示すブロック図
本発明の第1の実施形態に係るHDR処理と美肌処理を組み合わせた場合の処理の流れを示すフローチャート
本発明の第1の実施形態に係るHDR処理と美肌処理を組み合わせた場合に、美肌補正を使うかどうかの判定方法を説明する模式図
本発明の第2の実施形態に係る機能構成を模式的に示すブロック図
本発明の第2の実施形態に係る合成処理の概要を示すブロック図
本発明の第2の実施形態に係る合成処理と美肌処理を組み合わせた場合の処理概要を示すブロック図
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1に本発明の撮像装置の一例としてのデジタルカメラ100の外観図を示す。表示部28は画像や各種情報を表示する表示部である。シャッターボタン61は撮影指示を行うための操作部である。モード切替スイッチ60は各種モードを切り替えるための操作部である。コネクタ112は接続ケーブル111とデジタルカメラ100とのコネクタである。操作部70はユーザからの各種操作を受け付ける各種スイッチ、ボタン、タッチパネル等の操作部材より成る操作部である。コントローラーホイール73は操作部70に含まれる回転操作可能な操作部材である。72は電源スイッチであり、電源オン、電源オフを切り替える。記録媒体200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体スロット201は記録媒体200を格納するためのスロットである。記録媒体スロット201に格納された記録媒体200は、デジタルカメラ100との通信が可能となる。蓋202は記録媒体スロット201の蓋である。
(【0011】以降は省略されています)

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