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公開番号2024057296
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022163935
出願日2022-10-12
発明の名称電極の製造方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01M 4/139 20100101AFI20240417BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】本開示は、集電体におけるシワの発生が抑制された電極の製造方法を提供することを主目的とする。
【解決手段】本開示においては、第1活物質層を少なくとも有する被接合部材を準備する、準備工程と、ホットプレスにより上記第1活物質層に第1集電体を接合する、接合工程と、を有し、上記接合工程において、上記第1集電体の上記第1活物質層と対向する面とは反対側の面に、熱膨張部材を配置して上記ホットプレスを行い、上記熱膨張部材の熱膨張係数は、上記被接合部材の熱膨張係数よりも大きい、電極の製造方法を提供することにより上記課題を解決する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1活物質層を少なくとも有する被接合部材を準備する、準備工程と、
ホットプレスにより前記第1活物質層に第1集電体を接合する、接合工程と、を有し、
前記接合工程において、
前記第1集電体の前記第1活物質層と対向する面とは反対側の面に、熱膨張部材を配置して前記ホットプレスを行い、
前記熱膨張部材の熱膨張係数は、前記被接合部材の熱膨張係数よりも大きい、電極の製造方法。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記第1集電体は、前記第1活物質層と対向する前記面に接着層を有する、請求項1に記載の電極の製造方法。
【請求項3】
前記被接合部材は、第2集電体と、前記第2集電体の一方の面上に配置された、第1構造体と、前記第2集電体の他方の面上に配置された第2構造体とを有し、
前記第1構造体は、前記第2集電体側から厚さ方向に沿って、第2活物質層a、電解質層a、および前記第1活物質層と、を有し、
前記第2構造体は、前記第2集電体側から厚さ方向に沿って、第2活物質層b、電解質層b、および前記第1活物質層と、を有する、請求項1に記載の電極の製造方法。
【請求項4】
前記第1活物質層が正極活物質層であり、前記第1集電体が正極集電体である、請求項1に記載の電極の製造方法。
【請求項5】
前記熱膨張部材が、ポリテトラフルオロエチレンである、請求項1から請求項4までのいずれかの請求項に記載の電極の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電極の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
電極の製造において、活物質層を有する部材を作製した後に、活物質層に集電体を貼り付けることが知られている。例えば、特許文献1では、ホットプレスにより、正極層に、金属箔と炭素被膜と接着部とを含む正極集電部材を接着して貼り付けることが開示されている。また、特許文献2には、バインダーおよび炭素材を含有するカーボンコート剤が塗布された集電体の上に、造粒粒子の粉体を供給してロールプレスすることで、リチウムイオン二次電池用電極を製造する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-111553号公報
特開2016-018725号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
活物質層に集電体を貼り付ける(接合する)場合、構造信頼性の観点から、集電体におけるシワの発生が抑制されることが好ましい。本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、集電体におけるシワの発生が抑制された電極の製造方法を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
[1]
第1活物質層を少なくとも有する被接合部材を準備する、準備工程と、ホットプレスにより上記第1活物質層に第1集電体を接合する、接合工程と、を有し、上記接合工程において、上記第1集電体の上記第1活物質層と対向する面とは反対側の面に、熱膨張部材を配置して上記ホットプレスを行い、上記熱膨張部材の熱膨張係数は、上記被接合部材の熱膨張係数よりも大きい、電極の製造方法。
【0006】
[2]
上記第1集電体は、上記第1活物質層と対向する上記面に接着層を有する、[1]に記載の電極の製造方法。
【0007】
[3]
上記被接合部材は、第2集電体と、上記第2集電体の一方の面上に配置された、第1構造体と、上記第2集電体の他方の面上に配置された第2構造体とを有し、上記第1構造体は、上記第2集電体側から厚さ方向に沿って、第2活物質層a、電解質層a、および上記第1活物質層と、を有し、上記第2構造体は、上記第2集電体側から厚さ方向に沿って、第2活物質層b、電解質層b、および上記第1活物質層と、を有する、[1]または[2]に記載の電極の製造方法。
【0008】
[4]
上記第1活物質層が正極活物質層であり、上記第1集電体が正極集電体である、[1]から[3]のいずれかに記載の電極の製造方法。
【0009】
[5]
上記熱膨張部材が、ポリテトラフルオロエチレンである、[1]から[4]までのいずれかに記載の電極の製造方法。
【発明の効果】
【0010】
本開示においては、集電体におけるシワの発生が抑制できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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