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公開番号2024053911
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-16
出願番号2022160425
出願日2022-10-04
発明の名称電気コネクタ
出願人ヒロセ電機株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 13/639 20060101AFI20240409BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】補強金具に形成されたバネ片を安定的に保持することができる。
【解決手段】電気コネクタ(50)には、相手コネクタと嵌合される平面視長方形状のハウジング(51)と、相手コネクタとの嵌合状態をロックするロックバー(71)と、ハウジングの長手方向の両端側を補強する一対の補強金具(80、79)と、が設けられている。ハウジングにはロックバーが収容され、ロックバーの両端部(73、74)がハウジングから長手方向に突き出している。ロックバーは、相手コネクタを掛け止めするロック位置と相手コネクタの掛け止めを解除する解除位置の間で移動可能である。一対の補強金具のうちの一方の補強金具(80)が、ロックバーの一端部を介してロックバーをロック位置に保持するバネ片(92、93)を有している。ハウジングからバネ片が突き出された状態で、一方の補強金具がハウジングにインサート成形されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
相手コネクタと嵌合される平面視長方形状のハウジングと、前記相手コネクタとの嵌合状態をロックするロックバーと、前記ハウジングの長手方向の両端側を補強する一対の補強金具と、を備えた電気コネクタであって、
前記ハウジングには前記ロックバーが収容され、前記ロックバーの両端部が前記ハウジングから長手方向に突き出しており、
前記ロックバーは、前記相手コネクタを掛け止めするロック位置と前記相手コネクタの掛け止めを解除する解除位置の間で移動可能であり、
前記一対の補強金具のうちの一方の補強金具が、前記ロックバーの一端部を介して前記ロックバーをロック位置に保持するバネ片を有し、
前記ハウジングから前記バネ片が突き出された状態で、前記一方の補強金具が前記ハウジングにインサート成形されていることを特徴とする電気コネクタ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記バネ片は一対のバネ片であり、
前記ハウジングの短手方向において、前記一対のバネ片が前記ロックバーの一端部を挟んだ両側から当該一端部に向かって延びていることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
【請求項3】
前記一対のバネ片の先端側が上下方向で重なっていることを特徴とする請求項2に記載の電気コネクタ。
【請求項4】
前記ハウジングは、平面視長方形状の底壁と、前記底壁の長手方向の両端に立設した一対の短壁と、前記底壁の短手方向の両端に立設した一対の長壁と、前記一対の短壁と前記一対の長壁によって囲まれる島状の突壁と、を有し、
前記各補強金具は、前記短壁の上面を覆う上板部と、前記短壁の外側面に沿った外板部と、を有し、
前記一対の短壁のうちの一方の短壁から前記バネ片が突き出された状態で、前記一方の補強金具が前記一方の短壁にインサート成形されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電気コネクタ。
【請求項5】
前記各補強金具は、前記短壁の短手方向の両端で対向する一対の側板部を有し、
前記外板部には実装面に固定される一対の外板実装部が形成され、前記一対の側板部には実装面に固定される一対の側板実装部が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の電気コネクタ。
【請求項6】
前記外板部の上端と前記一対の外板実装部の間の部分が前記短壁の内部に埋設され、前記一対の側板部の上端と前記一対の側板実装部の間の部分が前記短壁の内部に埋設されていることを特徴とする請求項5に記載の電気コネクタ。
【請求項7】
前記一対の側板部の上端には、前記相手コネクタの実装部をガイドするガイド面が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の電気コネクタ。
【請求項8】
前記各補強金具は、前記短壁の内側面を覆う内板部と、前記突壁の上面を覆う突壁保護部と、前記内板部及び前記突壁保護部を連ねる連結板部と、を有していることを特徴とする請求項4に記載の電気コネクタ。
【請求項9】
前記連結板部は一対の連結板部であり、
前記一対の連結板部は前記ロックバーの両側縁に沿って延びていることを特徴とする請求項8に記載の電気コネクタ。
【請求項10】
前記突壁保護部には前記突壁の内部に埋設される逆U字状の保持部が形成されていることを特徴とする請求項9に記載の電気コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気コネクタに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
回路基板等に実装される電気コネクタとして、相手コネクタとの嵌合状態をロックするものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の電気コネクタのハウジングは、平面視長方形の底壁と、底壁の四辺から立ち上がる一対の短壁及び一対の長壁と、一対の短壁及び一対の長壁の内側に設けられた島状の突壁と、を有している。ハウジングの下面には、長手方向に沿って底壁を二等分するように収容溝が形成されている。収容溝には長尺のロックバーが収容されており、ロックバーの両端部が一対の短壁から外側に突き出している。
【0003】
ロックバーの両端部は一対の短壁の外側で上方に屈曲しており、ロックバーの両端部と一対の短壁が隙間を空けて対向している。ハウジングには補強金具(シェル)が上方から取り付けられており、補強金具にはロックバーの一端部に内側から接するバネ片が形成されている。バネ片によってロックバーがロック位置に保持されており、ロックバーによってコネクタ同士の嵌合状態がロックされている。バネ片のバネ力に抗してロック位置からロックバーが動かされると、ロックが解除されて電気コネクタから相手コネクタが抜出可能になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6772106号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の電気コネクタでは、ハウジングの外面に補強金具が取り付けられるため、補強金具に形成されたバネ片を安定して保持することができない。
【0006】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、補強金具に形成されたバネ片を安定的に保持することができる電気コネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様の電気コネクタは、相手コネクタと嵌合される平面視長方形状のハウジングと、前記相手コネクタとの嵌合状態をロックするロックバーと、前記ハウジングの長手方向の両端側を補強する一対の補強金具と、を備えた電気コネクタであって、前記ハウジングには前記ロックバーが収容され、前記ロックバーの両端部が前記ハウジングから長手方向に突き出しており、前記ロックバーは、前記相手コネクタを掛け止めするロック位置と前記相手コネクタの掛け止めを解除する解除位置の間で移動可能であり、前記一対の補強金具のうちの一方の補強金具が、前記ロックバーの一端部を介して前記ロックバーをロック位置に保持するバネ片を有し、前記ハウジングから前記バネ片が突き出された状態で、前記一方の補強金具が前記ハウジングにインサート成形されていることで上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様の電気コネクタにおいて、一方の補強金具のバネ片によってロックバーがロック位置に保持されることで、電気コネクタと相手コネクタの嵌合状態がロックされる。バネ片のバネ力に抗してロックバーが解除位置まで動かされることで、電気コネクタと相手コネクタの嵌合状態のロックが解除される。このとき、ハウジングからバネ片が突き出した状態で、一方の補強金具がハウジングにインサート成形されているため、この補強金具に形成されたバネ片をハウジングによって安定的に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態のプラグコネクタの斜視図である。
本実施形態のレセプタクルコネクタの斜視図である。
本実施形態のロックバーの斜視図である。
本実施形態のレセプタクルコネクタの一端側の斜視図である。
本実施形態の一方の補強金具の斜視図である。
本実施形態のコネクタの挿し込み動作の説明図である。
本実施形態のコネクタの抜き取り動作の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本実施形態のレセプタクルコネクタについて説明する。図1は、本実施形態のプラグコネクタの斜視図である。図2は、本実施形態のレセプタクルコネクタの斜視図である。なお、以下の説明では、プラグコネクタ及びレセプタクルコネクタの回路基板側を下方、その逆側を上方として説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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