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公開番号2024056327
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163127
出願日2022-10-11
発明の名称蓄電池システム
出願人株式会社A-スタイル
代理人個人,個人
主分類H01M 50/256 20210101AFI20240416BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】火災などの非常時に火元から蓄電池ユニットを避難させることが可能な蓄電池システムを提供する。
【解決手段】蓄電池システム1は、縦積みされた複数の蓄電池ユニット10と、複数の蓄電池ユニット10の積層体の最上層、最下層又は中間層に設けられ、複数の蓄電池ユニット10の充放電動作を制御するBMSユニット20とを備える。複数の蓄電池ユニット10の各々の外面12aには、ユニット引き抜き用ワイヤーロープ15の一端部15aが接続されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
縦積みされた複数の蓄電池ユニットと、
前記複数の蓄電池ユニットの積層体の最上層、最下層又は中間層に設けられ、前記複数の蓄電池ユニットの充放電動作を制御するBMSユニットとを備え、
前記複数の蓄電池ユニットの各々の外面には、ユニット引き抜き用ワイヤーロープの一端部が接続されていることを特徴とする蓄電池システム。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記ワイヤーロープの他端部には持ち手が設けられている、請求項1に記載の蓄電池システム。
【請求項3】
引き抜き対象の蓄電池ユニットを設置面から持ち上げるリフトアップ手段をさらに備える、請求項1に記載の蓄電池システム。
【請求項4】
前記リフトアップ手段によって持ち上げられた前記蓄電池ユニットと前記設置面との間にボールを導入するボール導入手段をさらに備える、請求項3に記載の蓄電池システム。
【請求項5】
前記ボールはゴルフボールである、請求項4に記載の蓄電池システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電池システムに関し、特に、安全対策が施された蓄電池ユニットの構成に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
太陽光発電システムと共に家庭用蓄電池の普及が進んでいる。家庭用蓄電池は、ソーラーパネルで発電された電力を蓄電し、家庭内の家電機器に電力を供給するために設けられる。近年はソーラーパネルによる発電量の増加及び蓄電池コストの低下により、各家庭に設置される蓄電池にも大容量化が求められている。
【0003】
蓄電池の種類としては、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、ニッケル亜鉛電池、リチウム二次電池などがあり、このうち、リチウム二次電池は、ニッケル系二次電池に比べてメモリー効果がほとんど起こらず充放電が自由であり、自己放電率が非常に低く、エネルギー密度が高いという特長があるため、家庭用蓄電池としての利用が進んでいる。
【0004】
ところで、蓄電池システムを構成する複数の蓄電池ユニットのうちいずれか一つに熱暴走による発火又は爆発が発生すると、隣接する蓄電池ユニットに熱又は火炎が移って二次発火又は二次爆発が起こる場合がある。そのため、二次発火又は二次爆発を防止するための工夫が求められている。
【0005】
蓄電池システムの安全対策に関し、例えば特許文献1には、複数のバッテリーパックと、複数のバッテリーパックが収納されるラックケースとを備えたバッテリーラックが記載されている。ラックケースは複数の棚プレートを備え、各棚プレートは、複数のバッテリーパックが収納される収納空間を有し、バッテリーパックが搭載され、ある一方向へ進むほど高さが低くなるように所定の角度で傾いた搭載面と、ある一方向の端部が下方に位置したバッテリーパックよりも外側方向へ突出した延長部とを備えている。複数のバッテリーパックのうち特定のバッテリーパックに熱暴走や火事が発生する場合、特定のバッテリーパックに供給された消火液が下方に位置したバッテリーパックへ流れ込むことを防止することができる。これによって、従来技術において消火液の供給によって、熱暴走や火事が発生したバッテリーパックを除いた残りのバッテリーパックも消火液によって浸水されて再使用が不可能になる問題を解決することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-539404号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のように、リチウム二次電池などの高密度エネルギー蓄電池は、火災などの事故が発生したときに消火することが極めて困難であり、沈静化するまで待つしかないのが現状である。そのため、蓄電池システムが設置された家屋で火災などが発生した場合には、家屋からの火が燃え移る前に蓄電池を撤去できることが望ましい。
【0008】
特許文献1に記載の蓄電池システムは、特定のバッテリーパックに熱暴走や火災が発生した場合、当該バッテリーパックに消火液を供給するが、実施には消化することが難しく、改善が求められている。
【0009】
したがって、本発明の目的は、火災などの非常時に火元から蓄電池ユニットを避難させることが可能な蓄電池システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、本発明による蓄電池システムは、縦積みされた複数の蓄電池ユニットからなる蓄電池積層モジュールと、前記積層体の最上層、最下層又は中間層に設けられ、前記複数の蓄電池ユニットの充放電動作を制御するBMSユニットとを備え、前記複数の蓄電池ユニットの各々の外面には、ユニット引き抜き用ワイヤーロープの一端部が接続されていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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