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公開番号2024057841
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164787
出願日2022-10-13
発明の名称光検出器
出願人浜松ホトニクス株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01L 31/02 20060101AFI20240418BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】パッケージの形状の自由度を確保しつつ、検出対象の光を精度良く検出することができる光検出器を提供する。
【解決手段】光検出器1は、互いに対向している底壁部21及び窓部23を有するパッケージ2と、パッケージ2内において底壁部21上に配置された受光素子4と、パッケージ2内において受光素子4上に配置された光透過部材7と、パッケージ2内において光透過部材7上に配置された光学フィルタ部材8と、を備える。受光素子4は、複数の受光部41を含む受光領域42を有する。底壁部21及び窓部23が互いに対向している方向から見た場合に、受光素子4の外縁は、光学フィルタ部材8の外縁の内側に位置している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
互いに対向している底壁部及び窓部を有するパッケージと、
前記パッケージ内において前記底壁部上に配置された受光素子と、
前記パッケージ内において前記受光素子上に配置された光透過部材と、
前記パッケージ内において前記光透過部材上に配置された光学フィルタ部材と、を備え、
前記受光素子は、複数の受光部を含む受光領域を有し、
前記底壁部及び前記窓部が互いに対向している方向から見た場合に、前記受光素子の外縁は、前記光学フィルタ部材の外縁の内側に位置している、光検出器。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記底壁部及び前記窓部が互いに対向している前記方向から見た場合に、前記受光領域の外縁と前記受光素子の前記外縁との距離は、前記受光素子の前記外縁と前記光学フィルタ部材の前記外縁との距離よりも大きい、請求項1に記載の光検出器。
【請求項3】
前記底壁部及び前記窓部が互いに対向している前記方向から見た場合に、前記光透過部材の外縁は、前記光学フィルタ部材の前記外縁の内側に位置している、請求項1に記載の光検出器。
【請求項4】
前記光透過部材と前記光学フィルタ部材との間に配置された接着部材を更に備える、請求項3に記載の光検出器。
【請求項5】
前記底壁部と前記受光素子との間に配置された回路素子を更に備える、請求項1に記載の光検出器。
【請求項6】
前記回路素子と前記受光素子とを電気的且つ物理的に接続している複数のバンプを更に備える、請求項5に記載の光検出器。
【請求項7】
前記回路素子と前記受光素子との間に配置された第1樹脂部材を更に備え、
前記第1樹脂部材は、前記受光素子の側面を介して前記光透過部材の側面に至っている、請求項6に記載の光検出器。
【請求項8】
前記回路素子と前記受光素子とは、直接接合によって電気的且つ物理的に接続されている、請求項5に記載の光検出器。
【請求項9】
前記底壁部が有する端子と前記回路素子が有する端子とに掛け渡されたワイヤと、
前記ワイヤを覆っている第2樹脂部材と、を更に備える、請求項5に記載の光検出器。
【請求項10】
前記ワイヤは、前記受光素子に対する電源電圧印加用のワイヤである、請求項9に記載の光検出器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光検出器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
互いに対向している底壁部及び窓部を有するパッケージと、パッケージ内において底壁部上に配置された受光素子と、を備える光検出器であって、窓部が光学フィルタ部材によって構成されているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平3-27554号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したような光検出器では、パッケージにおいて窓部が光学フィルタ部材によって構成されているため、検出対象の光のみを受光素子に入射させることができる。一方で、例えば、パッケージにおいて窓部によって塞がれる開口のサイズを大きくしようとすると、当然に、光学フィルタ部材のサイズを大きくせざるを得ない。しかし、一般的には、高価な光学フィルタ部材のサイズを大きくすることは避けたい。つまり、パッケージにおいて窓部が光学フィルタ部材によって構成されていると、パッケージの形状の自由度が制約されることになる。
【0005】
本発明は、パッケージの形状の自由度を確保しつつ、検出対象の光を精度良く検出することができる光検出器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の光検出器は、[1]「互いに対向している底壁部及び窓部を有するパッケージと、前記パッケージ内において前記底壁部上に配置された受光素子と、前記パッケージ内において前記受光素子上に配置された光透過部材と、前記パッケージ内において前記光透過部材上に配置された光学フィルタ部材と、を備え、前記受光素子は、複数の受光部を含む受光領域を有し、前記底壁部及び前記窓部が互いに対向している方向から見た場合に、前記受光素子の外縁は、前記光学フィルタ部材の外縁の内側に位置している、光検出器」である。
【0007】
上記光検出器では、パッケージ内において底壁部上に受光素子が配置されており、パッケージ内において受光素子上に光学フィルタ部材が配置されている。これにより、例えば、パッケージにおいて窓部によって塞がれる開口のサイズを小さくする必要がなくなる等、パッケージの形状の自由度が確保される。更に、上記光検出器では、底壁部及び窓部が互いに対向している方向から見た場合に、受光素子の外縁が光学フィルタ部材の外縁の内側に位置している。これにより、光学フィルタ部材を介して受光素子に光が入射する確率が高くなる。以上により、上記光検出器によれば、パッケージの形状の自由度を確保しつつ、検出対象の光を精度良く検出することができる。
【0008】
本発明の光検出器は、[2]「前記底壁部及び前記窓部が互いに対向している前記方向から見た場合に、前記受光領域の外縁と前記受光素子の前記外縁との距離は、前記受光素子の前記外縁と前記光学フィルタ部材の前記外縁との距離よりも大きい、上記[1]に記載の光検出器」であってもよい。当該光検出器によれば、光学フィルタ部材を介さずに受光素子に斜めに入射した光が受光領域に入射するのを抑制することができ、検出対象の光をより精度良く検出することができる。
【0009】
本発明の光検出器は、[3]「前記底壁部及び前記窓部が互いに対向している前記方向から見た場合に、前記光透過部材の外縁は、前記光学フィルタ部材の前記外縁の内側に位置している、上記[1]又は[2]に記載の光検出器」であってもよい。当該光検出器によれば、光学フィルタ部材を介さずに光透過部材に斜めに入射した光が光透過部材によって導光されて受光素子に入射するのを抑制することができ、検出対象の光をより精度良く検出することができる。
【0010】
本発明の光検出器は、[4]「前記光透過部材と前記光学フィルタ部材との間に配置された接着部材を更に備える、上記[3]に記載の光検出器」であってもよい。当該光検出器によれば、光検出器の製造時に接着部材として接着剤(流動性を有し、接着後に硬化するもの)が用いられた場合に、光透過部材の側面と光学フィルタ部材における光透過部材側の表面との間の隅部に接着剤が留まりやすくなるため、接着剤の無用な拡がりを抑制しつつ、光学フィルタ部材を光透過部材上に強固に固定することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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