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公開番号2024056223
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022162963
出願日2022-10-11
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G03G 21/14 20060101AFI20240416BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】用紙の表面性に基づいて、用紙の排出間隔を制御する。
【解決手段】画像形成装置100は、用紙に画像を形成する画像形成部17と、画像形成部17によって画像が形成された用紙が排出される排出トレイ196と、用紙の表面性を決定する表面性決定手段(10、13、14)と、表面性決定手段(10、13、14)によって決定された表面性に基づいて、排出トレイ196へ排出される用紙の排出間隔を制御するCPU10と、を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項１】
記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段によって前記画像が形成された前記記録媒体が排出される排出部と、
前記記録媒体の表面性を決定する表面性決定手段と、
前記表面性決定手段によって決定された前記表面性に基づいて、前記排出部へ排出される前記記録媒体の排出間隔を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
前記表面性決定手段は、前記記録媒体の前記表面性を設定する表面性設定手段を含み、
前記表面性決定手段は、前記表面性設定手段によって設定された前記表面性に基づいて前記記録媒体の前記表面性を決定することを特徴とする請求項１に記載の画像形成装置。
【請求項３】
前記表面性決定手段は、前記記録媒体の前記表面性を検出する表面性検出手段を含み、
前記表面性決定手段は、前記表面性検出手段によって検出された前記表面性に基づいて前記記録媒体の前記表面性を決定することを特徴とする請求項１に記載の画像形成装置。
【請求項４】
前記制御手段は、前記表面性決定手段によって決定された前記表面性に基づいてプリント数閾値を決定し、
前記制御手段は、連続プリントにおいて連続プリント数をカウントし、
前記制御手段は、前記連続プリント数が前記プリント数閾値より大きい場合に、前記記録媒体の前記排出間隔を第一の排出時間から前記第一の排出時間より大きい第二の排出時間へ変更することを特徴とする請求項１乃至３のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項５】
前記記録媒体の厚さを設定する厚さ設定手段を更に備え、
前記制御手段は、前記厚さ設定手段によって設定された前記厚さ及び前記表面性に基づいて前記プリント数閾値を決定することを特徴とする請求項４に記載の画像形成装置。
【請求項６】
前記記録媒体の厚さを検出する厚さ検出手段を更に備え、
前記制御手段は、前記厚さ検出手段によって検出された前記厚さ及び前記表面性に基づいて前記プリント数閾値を決定することを特徴とする請求項４に記載の画像形成装置。
【請求項７】
前記画像形成手段によって前記記録媒体に形成される前記画像の濃度を検出する濃度検出手段を更に備え、
前記制御手段は、前記濃度検出手段によって検出された前記濃度及び前記表面性に基づいて前記プリント数閾値を決定することを特徴とする請求項４に記載の画像形成装置。
【請求項８】
前記画像形成手段によって前記記録媒体に形成される前記画像の濃度を検出する濃度検出手段を更に備え、
前記制御手段は、前記濃度検出手段によって検出された前記濃度、前記厚さ及び前記表面性に基づいて前記プリント数閾値を決定することを特徴とする請求項５に記載の画像形成装置。
【請求項９】
前記制御手段は、前記表面性決定手段によって決定された前記表面性に基づいて前記記録媒体の前記排出間隔を制御する排出時間を決定することを特徴とする請求項１乃至３のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項１０】
前記記録媒体の厚さを設定する厚さ設定手段を更に備え、
前記制御手段は、前記厚さ設定手段によって設定された前記厚さ及び前記表面性に基づいて前記排出時間を決定することを特徴とする請求項９に記載の画像形成装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、画像が形成された記録媒体が排出される排出部を備える画像形成装置に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、電子写真方式の画像形成装置では、感光体上に形成された静電潜像がトナーで現像され、感光体上のトナー像が記録媒体であるシートに転写され、定着器によってトナー像がシートに定着される。定着器としては、一般に、シートを加熱及び加圧してトナーを溶融し、トナー像をシートに定着させる加熱方式の定着器が使用される。加熱方式の定着器から排出された直後のシートは、高温状態にある。高温状態のシートを連続して排出部へ排出して積載すると、シートの熱でトナーの融着が発生し、シート同士が張り付くという現象が発生する。この現象は、排紙接着といわれている。
【０００３】
排紙接着を防止するために、定着器の下流にシートを冷却するための冷却装置を設けた画像形成装置がある。しかし、画像形成装置が小型である場合、冷却装置を取り付ける空間が限られ、効果的にシート（トナー像）を冷却することが困難である。
【０００４】
そこで、特許文献１は、ＯＨＰシート、コート紙、普通紙等のシート種に応じてシートの排出遅延時間を変更してシートの自然冷却に必要な時間を十分に確保し、冷却装置を用いることなくシートを冷却する技術を開示している。さらに、特許文献１は、一つの連続プリントジョブのシート設定枚数に応じて排出遅延時間を変更し、少ない枚数のジョブについては排出遅延時間の変更を行わない技術も開示している。さらにまた、特許文献１は、一つの連続プリントジョブのシート設定枚数が所定枚数以上で且つ特定枚数以降にシートの排出遅延時間を変更する場合に、所定枚数や特定枚数がシート種に応じて変更可能であることも開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２００３－２４８３４９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
ところで、ざらざらした粗い表面性を有するシートは、排出部に積載されたときにシートが互いに密着しにくく排紙接着が起こりにくいという特性を有する。しかし、特許文献１の画像形成装置では、表面がざらざらした粗い表面性のシートであっても、つるつるした細かい表面性のシートであっても、表面性は考慮されずにシート種に応じて一律に排出遅延時間が変更される。したがって、画像形成装置の生産性が必要以上に低下させられることがある。
【０００７】
そこで、本発明は、記録媒体の表面性に基づいて、記録媒体の排出間隔を制御することができる画像形成装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明の一実施例による画像形成装置は、
記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段によって前記画像が形成された前記記録媒体が排出される排出部と、
前記記録媒体の表面性を決定する表面性決定手段と、
前記表面性決定手段によって決定された前記表面性に基づいて、前記排出部へ排出される前記記録媒体の排出間隔を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、記録媒体の表面性に基づいて、記録媒体の排出間隔を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
画像形成装置の断面図。
画像形成装置の制御システムのブロック図。
メディアセンサの断面図。
用紙の表面性を設定する表面性設定画面を示す図。
用紙の厚さを設定する厚さ設定画面を示す図。
実施例１の画像形成開始の時間間隔制御を示すフローチャート。
用紙の表面性、厚さ、画像濃度及び速度維持可能プリント数の表を示す図。
用紙の表面性及び速度維持可能プリント数の表を示す図。
実施例２の画像形成開始の時間間隔制御を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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