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公開番号2024055581
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162634
出願日2022-10-07
発明の名称積層体
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B32B 27/32 20060101AFI20240411BHJP(積層体)
要約【課題】モノマテリアル化された積層体を用いて製造された包装袋の開封性の向上。
【解決手段】延伸ポリエチレン基材とシーラント層とを少なくとも備える積層体であって、延伸ポリエチレン基材は、ポリエチレンを主成分として含有し、シーラント層は、ポリエチレンを主成分として含有し、積層体は、積層体の表面において第1の方向を有し、積層体は、第1の方向に延びる切り込み線を有し、切り込み線は、複数の切り込み部を第1の方向に沿って所定間隔を空けて有する、積層体。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
延伸ポリエチレン基材とシーラント層とを少なくとも備える積層体であって、
前記延伸ポリエチレン基材は、ポリエチレンを主成分として含有し、
前記シーラント層は、ポリエチレンを主成分として含有し、
前記積層体は、前記積層体の表面において第1の方向を有し、
前記積層体は、前記第1の方向に延びる切り込み線を有し、前記切り込み線は、複数の切り込み部を前記第1の方向に沿って所定間隔を空けて有する、
積層体。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記延伸ポリエチレン基材が、1軸延伸ポリエチレン基材または2軸延伸ポリエチレン基材である、請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
前記延伸ポリエチレン基材と前記シーラント層との間に、ポリエチレンを主成分として含有する押出樹脂層、または接着剤により構成される接着剤層を備える、請求項1に記載の積層体。
【請求項4】
前記延伸ポリエチレン基材および前記シーラント層の少なくとも一つが、バイオマス由来のポリエチレンを含有する、請求項1に記載の積層体。
【請求項5】
ポリエチレンの含有割合が、前記積層体100質量%中、80質量%以上である、請求項1に記載の積層体。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか一項に記載の積層体を備える包装袋。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、積層体に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
フィルム製品は、様々な機能を発現させるために、異なる材質のフィルム同士(例えば、基材としての2軸延伸ポリエステルフィルムまたは2軸延伸ナイロンフィルムと、シーラント層としてのポリエチレンフィルム)を用いて製造されている(例えば、特許文献1参照)。このようなフィルム製品から、包装袋が作製されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-095454号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、プラスチック海洋汚染および地球温暖化など、環境問題に対する取り組みが重要視されている。したがって、包装材料などには、高いリサイクル性が求められている。しかしながら、異なる材質のフィルム同士を用いて製造されたフィルム製品は、それぞれのフィルムに分離することが一般的に困難であり、リサイクルしにくいという問題がある。この問題を解決するために、フィルム製品を、同種の素材であるポリエチレンフィルム同士を用いて製造することにより、リサイクル性を高めるという、単一素材(モノマテリアル)化という技術が検討されている。ポリエチレンによるモノマテリアル化は、特性の異なるポリエチレンフィルム同士を用いることで、例えば、基材としての延伸ポリエチレンフィルムと、シーラント層としてのポリエチレンフィルムとを用いることで、実現することができる。
【0005】
しかしながら、本開示者らは、ポリエチレンによりモノマテリアル化された積層体を用いて製造された包装袋は、開封性が低いという問題を見出した。本開示の目的は、モノマテリアル化された積層体を用いて製造された包装袋の開封性を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の積層体は、延伸ポリエチレン基材とシーラント層とを少なくとも備え、延伸ポリエチレン基材は、ポリエチレンを主成分として含有し、シーラント層は、ポリエチレンを主成分として含有し、積層体は、積層体の表面において第1の方向を有し、積層体は、第1の方向に延びる切り込み線を有し、切り込み線は、複数の切り込み部を第1の方向に沿って所定間隔を空けて有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、モノマテリアル化された積層体を用いて製造された包装袋の開封性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の積層体の一実施形態の模式断面図である。
図2は、本開示の積層体の一実施形態の模式断面図である。
図3は、切り込み部の形状を説明する上視図である。
図4は、切り込み部の列を説明する上視図である。
図5は、切り込み線を説明する上視図である。
図6は、本開示の包装袋の一実施形態の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態について、詳細に説明する。本開示は多くの異なる形態で実施でき、以下に例示する実施形態の記載内容に限定して解釈されない。図面は、説明をより明確にするため、実施形態に比べ、各層の幅、厚さおよび形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本開示の解釈を限定しない。本明細書と各図において、既出の図に関してすでに説明したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
【0010】
本開示において、あるパラメータに関して複数の上限値の候補および複数の下限値の候補が挙げられている場合、そのパラメータの数値範囲は、任意の1つの上限値の候補と任意の1つの下限値の候補とを組み合わせることによって構成されてもよい。上記パラメータとしては、例えば、物性値、成分の含有割合および層の厚さが挙げられる。一例として、「パラメータBは、好ましくはA1以上、より好ましくはA2以上、さらに好ましくはA3以上である。パラメータBは、好ましくはA4以下、より好ましくはA5以下、さらに好ましくはA6以下である。」との記載について説明する。この例において、パラメータBの数値範囲は、A1以上A4以下でもよく、A1以上A5以下でもよく、A1以上A6以下でもよく、A2以上A4以下でもよく、A2以上A5以下でもよく、A2以上A6以下でもよく、A3以上A4以下でもよく、A3以上A5以下でもよく、A3以上A6以下でもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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