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公開番号2024055361
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162208
出願日2022-10-07
発明の名称緩衝器および緩衝器の製造方法
出願人日立Astemo株式会社
代理人弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類F16F 9/32 20060101AFI20240411BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】シリンダの変形を抑制することが可能となる緩衝器および緩衝器の製造方法を提供する。
【解決手段】車体と車輪との間に配置される緩衝器であり、円筒状のシリンダ21と、シリンダ21に設けられ、シリンダ21から径方向外側に突出する第1移動抑制部81と、シリンダ21の少なくとも一部を覆う円筒状の筒部91と懸架ばねが着座する着座部とを有し、第1移動抑制部81と当接してシリンダ21の軸方向における一方の移動が抑制されるばね受け部材85と、ばね受け部材85の軸方向端部に配置され、シリンダ21と当接する弾性体の第2移動抑制部87と、ばね受け部材85の筒部91に固定されると共に第2移動抑制部87と当接するキャップ部材86と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車体と車輪との間に配置される緩衝器であり、
円筒状のシリンダと、
前記シリンダに設けられ、該シリンダから径方向外側に突出する第1移動抑制部と、
前記シリンダの少なくとも一部を覆う円筒状の筒部と懸架ばねが着座する着座部とを有し、前記第1移動抑制部と当接して前記シリンダの軸方向における一方の移動が抑制されるばね受け部材と、
前記ばね受け部材の軸方向端部に配置され、前記シリンダと当接する弾性体の第2移動抑制部と、
前記ばね受け部材の前記筒部に固定されると共に前記第2移動抑制部と当接するキャップ部材と、
を備える緩衝器。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
請求項1に記載の緩衝器であって、
前記キャップ部材は、前記第2移動抑制部の軸方向端部と当接して該第2移動抑制部を径方向に延びるよう変形させる緩衝器。
【請求項3】
請求項1または2に記載の緩衝器であって、
前記第2移動抑制部は、前記キャップ部材と当接していない状態において、内径が前記シリンダよりも大径に形成されている緩衝器。
【請求項4】
請求項1または2に記載の緩衝器であって、
前記キャップ部材は、前記筒部の径方向外側に少なくとも一部が圧入されて固定されている緩衝器。
【請求項5】
請求項1または2に記載の緩衝器であって、
前記ばね受け部材は、前記シリンダと前記第2移動抑制部とが当接し、前記第2移動抑制部と前記キャップ部材および前記ばね受け部材とが当接することで、前記シリンダに対する回転が抑制される緩衝器。
【請求項6】
車体と車輪との間に配置される緩衝器の製造方法であり、
円筒状のシリンダと、
前記シリンダに設けられ、該シリンダから径方向外側に突出する第1移動抑制部と、
前記シリンダの少なくとも一部を覆う円筒状の筒部と懸架ばねが着座する着座部とを有し、前記第1移動抑制部と当接して前記シリンダの軸方向における一方の移動が抑制されるばね受け部材と、
前記ばね受け部材の軸方向端部に配置され、前記シリンダと当接する弾性体の第2移動抑制部と、
前記ばね受け部材の前記筒部に固定されると共に前記第2移動抑制部と当接するキャップ部材と、
を備える緩衝器において、
前記ばね受け部材を前記シリンダに被せる工程と、
前記第2移動抑制部を前記シリンダに被せると共に前記ばね受け部材の軸方向端部に配置する工程と、
前記キャップ部材を前記シリンダに被せて前記筒部の径方向外側に固定すると共に、前記キャップ部材で前記第2移動抑制部を前記ばね受け部材に押圧して変形させる工程と、
を含む緩衝器の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、緩衝器および緩衝器の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
搬送中に、スプリングシートがシリンダから脱落したり、シリンダに対して回転してしまうことを防止するため、シリンダの外周部に環状溝と係合凹部とを形成し、環状溝にC字形のリテーナを嵌合させて、このリテーナにスプリングシートを当接させると共に、スプリングシートの係合爪部を折り曲げて係合凹部に係合させる構造の緩衝器がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-353699号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような構造では、係合爪部を折り曲げる際に、係合爪部を介してシリンダを変形させるような荷重が加わる可能性がある。その結果、シリンダが変形する可能性がある。
【0005】
したがって、本発明は、シリンダの変形を抑制することが可能となる緩衝器および緩衝器の製造方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る緩衝器の一態様は、車体と車輪との間に配置される緩衝器であり、円筒状のシリンダと、前記シリンダに設けられ、該シリンダから径方向外側に突出する第1移動抑制部と、前記シリンダの少なくとも一部を覆う円筒状の筒部と懸架ばねが着座する着座部とを有し、前記第1移動抑制部と当接して前記シリンダの軸方向における一方の移動が抑制されるばね受け部材と、前記ばね受け部材の軸方向端部に配置され、前記シリンダと当接する弾性体の第2移動抑制部と、前記ばね受け部材の前記筒部に固定されると共に前記第2移動抑制部と当接するキャップ部材と、を備える、構成とした。
【0007】
本発明に係る緩衝器の製造方法の一態様は、車体と車輪との間に配置される緩衝器の製造方法であり、円筒状のシリンダと、前記シリンダに設けられ、該シリンダから径方向外側に突出する第1移動抑制部と、前記シリンダの少なくとも一部を覆う円筒状の筒部と懸架ばねが着座する着座部とを有し、前記第1移動抑制部と当接して前記シリンダの軸方向における一方の移動が抑制されるばね受け部材と、前記ばね受け部材の軸方向端部に配置され、前記シリンダと当接する弾性体の第2移動抑制部と、前記ばね受け部材の前記筒部に固定されると共に前記第2移動抑制部と当接するキャップ部材と、を備える緩衝器において、前記ばね受け部材を前記シリンダに被せる工程と、前記第2移動抑制部を前記シリンダに被せると共に前記ばね受け部材の軸方向端部に配置する工程と、前記キャップ部材を前記シリンダに被せて前記筒部の径方向外側に固定すると共に、前記キャップ部材で前記第2移動抑制部を前記ばね受け部材に押圧して変形させる工程と、を含む、構成とした。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、シリンダの変形を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係る一実施形態の緩衝器を示す断面図である。
本発明に係る一実施形態の緩衝器の要部を示す断面図である。
本発明に係る一実施形態の緩衝器のばね受け部材を示す斜視図である。
本発明に係る一実施形態の緩衝器のキャップ部材を示す斜視図である。
本発明に係る一実施形態の緩衝器のOリングを示す斜視図である。
本発明に係る一実施形態の緩衝器の製造方法を説明する断面図である。
本発明に係る一実施形態の緩衝器の組み付けの構造を説明する斜視図である。
本発明に係る一実施形態の緩衝器の要部を示す斜視図である。
本発明に係る一実施形態の緩衝器の製造方法の別の例を説明する断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係る実施形態を図面を参照して以下に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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