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公開番号2024051720
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022158028
出願日2022-09-30
発明の名称呼吸器
出願人株式会社重松製作所
代理人個人,個人,個人
主分類A62B 7/02 20060101AFI20240404BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】吸気ラインの耐圧性および耐閉塞性を確保しつつ、使用性を向上することができる呼吸器を提供する。
【解決手段】
使用者に供給される吸気ガスが貯留されたボンベによって構成され、使用者の身体に装着される呼吸器本体と、使用者の顔面を覆うように装着される面体と、呼吸器本体との面体と間に設けられて吸気ガスを面体の内側に供給可能とする吸気ライン3と、を備え、吸気ライン3は、可撓性を有する材料によって形成されたインナーチューブ30と、インナーチューブ30の外周面においてインナーチューブ30の長さ方向に互いに間隔をあけて設けられ、各々がインナーチューブ30よりも硬質な材料によって、軸線Oを中心とした環状に形成された複数のチューブカバー31と、を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
使用者に供給される吸気ガスが貯留されたボンベによって構成され、前記使用者の身体に装着される呼吸器本体と、
使用者の顔面を覆うように装着される面体と、
前記呼吸器本体との前記面体と間に設けられて前記吸気ガスを面体の内側に供給可能とする吸気ラインと、
を備え、
前記吸気ラインは、
可撓性を有する材料によって形成されたインナーチューブと、
前記インナーチューブの外周面において該インナーチューブの長さ方向に互いに間隔をあけて設けられ、各々が該インナーチューブよりも硬質な材料によって、軸線を中心とした環状に形成された複数のチューブカバーと、
を有する呼吸器。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記インナーチューブに複数の前記チューブカバーが設けられている領域における前記吸気ラインの長さ寸法は、150〔mm〕以上である請求項1に記載の呼吸器。
【請求項3】
前記吸気ラインを流通する前記吸気ガスのゲージ圧は、3〔kPa〕以下である請求項1または2に記載の呼吸器。
【請求項4】
前記インナーチューブは、
前記長さ方向に間隔をあけて配置された複数の小径部と、
前記長さ方向に隣接する前記小径部の間に配置されて、該小径部よりも内径および外径が大径に形成された大径部と、
を有し、
前記チューブカバーは、一つずつ前記小径部に配置されている請求項1または2に記載の呼吸器。
【請求項5】
前記チューブカバーの最大外径は、前記大径部の外径の1.2倍以下である請求項4に記載の呼吸器。
【請求項6】
前記呼吸器本体は、前記吸気ラインに接続されて前記ボンベから前記面体内へ供給される前記吸気ガスの圧力を調整する圧力調整器を有し、
前記面体は、前記吸気ラインが接続される接続部を有し、
前記圧力調整器と前記接続部との間に設けられて、前記面体内の圧力変動を前記圧力調整器に伝達し、前記面体内の圧力を該面体外の圧力よりも高圧に保つように前記圧力調整器を動作させる検圧ラインと、
前記圧力調整器と前記接続部との間の位置で、前記吸気ラインと前記検圧ラインとを固定する固定部材と、
を備える請求項1または2に記載の呼吸器。
【請求項7】
前記固定部材は、前記吸気ラインおよび前記検圧ラインをともに外側から覆う耐火カバーである請求項6に記載の呼吸器。
【請求項8】
前記圧力調整器は、前記使用者の背面に配置されている請求項6に記載の呼吸器。
【請求項9】
前記面体は、前記吸気ラインが接続される接続部を有し、
前記吸気ラインは、
前記接続部に接続される接続領域と、
前記接続領域よりも前記呼吸器本体部に近い側に配置されて、前記接続領域よりも最大外径が大きい本体側領域と、
を有する請求項1または2に記載の呼吸器。
【請求項10】
前記接続領域に配置された前記チューブカバーは、前記本体側領域に配置された前記チューブカバーより硬質な材料によって形成されている請求項9に記載の呼吸器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は呼吸器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、火災現場や工場、その他の場所において酸素欠乏の可能性があったり、人体に有害な物質を吸入してしまうおそれがあったりするような場面で使用される自給式呼吸器が知られている。
【0003】
特許文献1には自給式呼吸器の一例が示されている。この種の呼吸器では使用者が装着したボンベからの吸気ガスを、吸気ライン(吸気管)を介して使用者の顔面を覆う面体へ供給するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-119606号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このように自給式呼吸器においては吸気ラインが面体に接続されているため、使用者の顔の動作にともなって吸気ラインも動作・変形することになり、吸気ラインには動作・変形し易い柔軟な構造が採用されることが好ましい。特に火災現場で救助活動を行う消防士等にとっては活動の妨げとならないよう、吸気ラインにおける顔の動作への追従性の向上を図り、呼吸器の使用性を向上することが望まれている。
一方で、吸気ラインの追従性を向上させるべく吸気ラインに柔軟な構造を採用すると、外力によって吸気ラインが閉塞し易くなってしまう。さらにはボンベからの吸気ガスを面体に確実に到達させるためには吸気ラインには比較的高い圧力の吸気ガスを流通させなければならならない。そこで吸気ラインの耐閉塞性、耐圧性を向上させようとした場合、吸気ラインにはむしろ変形し難い構造(剛な構造)を採用することが好ましい。しかしながらこのように変形し難い構造を吸気ラインに採用する場合、吸気ラインの顔の動作への追従性を確保するためには吸気ラインを必要以上に長くする必要があり、結果として吸気ラインが使用者の活動の妨げになり、呼吸器の使用性が低下してしまうといった問題がある。
【0006】
そこで本発明は、吸気ラインの耐圧性および耐閉塞性を確保しつつも、使用性を向上することができる呼吸器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る呼吸器は、使用者に供給される吸気ガスが貯留されたボンベによって構成され、前記使用者の身体に装着される呼吸器本体と、使用者の顔面を覆うように装着される面体と、前記呼吸器本体との前記面体と間に設けられて前記吸気ガスを面体の内側に供給可能とする吸気ラインと、を備え、前記吸気ラインは、可撓性を有する材料によって形成されたインナーチューブと、前記インナーチューブの外周面において該インナーチューブの長さ方向に互いに間隔をあけて設けられ、各々が該インナーチューブよりも硬質な材料によって、軸線を中心とした環状に形成された複数のチューブカバーと、を有している。
【0008】
上記呼吸器では、前記インナーチューブに複数の前記チューブカバーが設けられている領域における前記吸気ラインの長さ寸法は、150〔mm〕以上であってもよい。
【0009】
上記呼吸器では、前記吸気ラインを流通する前記吸気ガスのゲージ圧は、3〔kPa〕以下であってもよい。
【0010】
上記呼吸器では、前記インナーチューブは、前記長さ方向に間隔をあけて配置された複数の小径部と、前記長さ方向に隣接する前記小径部の間に配置されて、該小径部よりも内径および外径が大径に形成された大径部と、を有し、前記チューブカバーは、一つずつ前記小径部に配置されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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