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公開番号2024050770
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2024014947,2020571524
出願日2024-02-02,2019-06-18
発明の名称少なくとも1つの画像を表すデータストリームをコーディングおよび復号するための方法およびデバイス
出願人オランジュ
代理人個人,個人,個人
主分類H04N 19/12 20140101AFI20240403BHJP(電気通信技術)
要約【課題】本発明は、コーディング方法、およびブロックに分割される少なくとも1つの画像を表すコード化データストリームを復号するための方法に関する。
【解決手段】現在ブロックと呼ばれる、画像の少なくとも1つのブロックに対して、現在ブロックのコーディングモードを示す情報の項目が、データストリームから復号される(E42)。現在ブロックのコーディングモードが第1のコーディングモードに対応するとき、現在ブロックは、現在ブロックに関連する予測残差を変換領域において逆量子化するための第1の決定済みの量子化ステップ(E430)を使用して復号される(E43)。現在ブロックのコーディングモードが第2のコーディングモードに対応するとき、現在ブロックは、現在ブロックに関連する予測残差を空間領域において逆量子化するための第2の決定済みの量子化ステップ(E441)を使用して復号される(E44)。本発明によれば、第1の量子化ステップおよび第2の量子化ステップは、同じ量子化パラメータに従って決定される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも1つの画像を表すコード化データストリームを復号するための方法であって、前記画像がブロックに分割され、前記復号方法が、現在ブロックと呼ばれる、前記画像の少なくとも1つのブロックに対して、
- 前記現在ブロックのコーディングモードを示す情報の項目を復号するステップ(E42)と、
- 前記現在ブロックの前記コーディングモードが第1のコーディングモードに対応するとき、前記現在ブロックに関連する予測残差を変換領域において逆量子化するための第1の量子化ステップの決定(E430)を備える、前記現在ブロックを復号するステップ(E43)と、
- 前記現在ブロックの前記コーディングモードが第2のコーディングモードに対応するとき、前記現在ブロックに関連する予測残差を空間領域において逆量子化するための第2の量子化ステップの決定(E441)を備える、前記現在ブロックを復号するステップ(E44)とを備え、
- 前記第1の量子化ステップおよび前記第2の量子化ステップが、同じ量子化パラメータに従って決定される、
復号方法。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記現在ブロックの前記コーディングモードが前記第2のコーディングモードに対応するとき、前記現在ブロックを前記復号するステップが、前記現在ブロックの各ピクセルに対して、
- 以前に復号された別のピクセルから前記ピクセルの予測を取得するステップであって、前記以前に復号された他のピクセルが、前記現在ブロック、または前記画像の以前に復号されたブロックに属する、ステップと、
- 前記ピクセルに関連する予測残差を復号するステップと、
- 前記第2の量子化ステップを使用して、前記ピクセルに関連する前記予測残差を逆量子化するステップと、
- 前記逆量子化された予測残差に前記ピクセルの前記予測を加算することによって前記ピクセルを再構成するステップとをさらに備える、
請求項1に記載の復号方法。
【請求項3】
前記現在ブロックに関連する前記予測残差の係数は、前記現在ブロックの前記コーディングモードが前記第2のコーディングモードに対応するとき、前記現在ブロックの前記コーディングモードが前記第1のコーディングモードに対応するときに前記現在ブロックに関連する前記予測残差の前記係数を復号するために使用されたエントロピーデコーダによって復号される、請求項1または2に記載の復号方法。
【請求項4】
少なくとも1つの画像を表すコード化データストリームをコーディングするための方法であって、前記画像がブロックに分割され、前記コーディング方法が、現在ブロックと呼ばれる、前記画像の少なくとも1つのブロックに対して、
- 前記現在ブロックのコーディングモードを示す情報の項目をコーディングするステップ(E20)と、
- 前記現在ブロックの前記コーディングモードが第1のコーディングモードに対応するとき、前記現在ブロックに関連する予測残差を変換領域において量子化するための第1の量子化ステップの決定(E210)を備える、前記現在ブロックをコーディングするステップ(E21)と、
- 前記現在ブロックの前記コーディングモードが第2のコーディングモードに対応するとき、前記現在ブロックに関連する予測残差を空間領域において量子化するための第2の量子化ステップの決定(E221)を備える、前記現在ブロックをコーディングするステップ(E22)とを備え、
- 前記第1の量子化ステップおよび前記第2の量子化ステップが、同じ量子化パラメータに従って決定される、
コーディング方法。
【請求項5】
前記現在ブロックの前記コーディングモードが前記第2のコーディングモードに対応するとき、前記現在ブロックを前記コーディングするステップが、前記現在ブロックの各ピクセルに対して、
- 以前に復号された別のピクセルから前記ピクセルの予測を取得するステップであって、前記以前に復号された他のピクセルが、前記現在ブロック、または前記画像の以前に復号されたブロックに属する、ステップと、
- 前記ピクセルの前記予測から前記ピクセルに関連する予測残差を取得するステップと、
- 前記第2の量子化ステップを使用して、前記ピクセルに関連する前記予測残差を量子化するステップと、
- 前記量子化された予測残差をコーディングするステップとを備える、
請求項4に記載のコーディング方法。
【請求項6】
前記現在ブロックに関連する前記予測残差の係数は、前記現在ブロックの前記コーディングモードが前記第2のコーディングモードに対応するとき、前記現在ブロックの前記コーディングモードが前記第1のコーディングモードに対応するときに前記現在ブロックに関連する前記予測残差の前記係数をコーディングするために使用されたエントロピーエンコーダによってコーディングされる、請求項4または5に記載のコーディング方法。
【請求項7】
前記第2の量子化ステップが、前記第1の量子化ステップに従って決定される、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
δ
1
が前記第1の量子化ステップに対応し、かつa、b、c、d、eが所定のパラメータであるものとして、前記第2の量子化ステップが、a*δ
1
+bまたは
JPEG
2024050770000004.jpg
9
170
によって決定される、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の量子化ステップが、前記量子化パラメータの値に対してあらかじめ決定された量子化ステップテーブルから取得される、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記量子化パラメータが、D+λ*R関数を最適化するために使用されるラグランジアンλに対応し、ただし、Rが、前記データストリームのレートに対応し、Dが、前記復号された画像の関連するひずみに対応する、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の分野は、画像または画像のシーケンスを、詳細には、ビデオストリームをコーディングおよび復号する分野である。
続きを表示(約 1,900 文字)【0002】
より詳細には、本発明は、画像のブロック表現を使用する、画像または画像のシーケンスの圧縮に関する。
【0003】
本発明は、特に、現在または将来のエンコーダ(JPEG、MPEG、H.264、HEVCなど、およびそれらの補正)において実施される画像コーディングまたはビデオコーディング、および対応する復号に適用され得る。
【背景技術】
【0004】
デジタル画像および画像のシーケンスは、メモリに関して多くの空間を占有し、そのことは、これらの画像を送信するとき、この送信のために使用されるネットワーク上での輻輳問題を回避するために、そうした画像を圧縮することを必要とする。
【0005】
ビデオデータを圧縮するための多くの技法がすでに知られている。これらの中で、HEVC圧縮規格(「High Efficiency Video Coding, Coding Tools and Specification」、Matthias Wien、Signals and Communication Technology、2015年)は、同じ画像(イントラ予測)または前もしくは後の画像(インター予測)に属する他のピクセルに対して、現在の画像のピクセルの予測を実施することを提案している。
【0006】
より具体的には、イントラ予測は画像内の空間的な冗長性を使用する。これを行うために、画像はピクセルのブロックに分割される。ピクセルのブロックは、次いで、画像の中のブロックの走査順序に従って、現在の画像の中の以前にコーディング/復号されたブロックに対応する、すでに再構成された情報を使用して予測される。
【0007】
さらに、従来の方式では、現在ブロックのコーディングは、予測子ブロックと呼ばれる、現在ブロックの予測、および現在ブロックと予測子ブロックとの間の差分に対応する、予測残差または「残差ブロック」を使用して実行される。得られた残差ブロックは、次いで、たとえば、DCT(離散コサイン変換)タイプの変換を使用して変換される。変換された残差ブロックの係数は、次いで、量子化され、エントロピーコーディングによってコーディングされ、この残差ブロックを予測子ブロックに加算することによって現在ブロックを再構成できる、デコーダへ送信される。
【0008】
復号は、画像ごとに、かつ各画像に対してブロックごとに行われる。各ブロックに対して、ストリームの対応する要素が読み取られる。残差ブロックの係数の逆量子化および逆変換が実行される。次いで、予測子ブロックを取得するためにブロック予測が計算され、復号された残差ブロックに予測(すなわち、予測子ブロック)を加算することによって現在ブロックが再構成される。
【0009】
米国特許第9253508号では、イントラモードにおいてブロックをコーディングするためのDPCM(差分パルスコード変調)コーディング技法が、HEVCエンコーダの中に統合される。そのような技法は、以前に再構成されている同じブロックのピクセルの別のセットによってイントラブロックのピクセルのセットを予測することにある。米国特許第9253508号では、コーディングされるべきイントラブロックのピクセルのセットは、ブロックの行、もしくは列、または行および列に対応し、ピクセルのセットを予測するために使用されるイントラ予測は、HEVC規格において定義される方向性イントラ予測のうちの1つである。
【0010】
しかしながら、そのような技法は最適ではない。確かに、イントラブロックのピクセルのセットの再構成は、ロスレスコーディングの場合には予測残差の加算に相当し、したがって、かなり小さい圧縮率を示すか、または予測に役立つピクセルの前記他のセットの逆変換および/もしくは逆量子化の後の、予測残差の加算に相当するかの、いずれかである。したがって、そのような技法は、イントラブロックの各ピクセルが、局所的な予測関数を使用して予測されること、および後続のピクセルが予測される前に、予測されたピクセルが再構成されることを可能にしない。確かに、この技法は、ピクセルの別のセットを予測するためにピクセルのあるセット(たとえば、ブロックの行/列)が再構成されることを必要とする。言い換えれば、ブロックの一部の各予測および再構成を用いて、ブロックのいくつかのピクセルが予測および再構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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