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公開番号2024049639
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022155984
出願日2022-09-29
発明の名称画像読取装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H04N 1/04 20060101AFI20240403BHJP(電気通信技術)
要約【課題】原稿搬送経路が開放された状態では、ユーザーによる各種作業の際に2次元センサーに塵埃等が付着し易く、検出不良を招き易い。
【解決手段】画像読取装置は、媒体搬送経路において媒体を読み取る読み取り手段と、媒体搬送経路の下側を形成する下ユニットと、媒体搬送経路の上側を形成するユニットであって、下ユニットに対し開閉可能に設けられる上ユニットと、を備えた画像読取装置であって、下ユニットは、給送前の媒体を支持する媒体支持部と、媒体支持部から給送される媒体と対向配置され、第1軸及び第2軸を含む2次元座標系での媒体の動きを検出する2次元センサーと、上ユニットの開閉に連動して状態を切り換えるカバーであって、上ユニットが閉じた状態において2次元センサーを露呈させる第1状態と、上ユニットが開いた状態において2次元センサーを覆う第2状態とを切り換えるカバーとを備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
媒体を搬送する媒体搬送経路と、
前記媒体搬送経路において媒体を読み取る読み取り手段と、
前記媒体搬送経路の下側を形成する下ユニットと、
前記媒体搬送経路の上側を形成するユニットであって、前記下ユニットに対し開閉可能に設けられる上ユニットと、を備えた画像読取装置であって、
前記下ユニットは、給送前の媒体を支持する媒体支持部と、
前記媒体支持部から給送される媒体と対向配置され、第1軸及び第2軸を含む2次元座標系での媒体の動きを検出する2次元センサーと、
前記上ユニットの開閉に連動して状態を切り換えるカバーであって、前記上ユニットが閉じた状態において前記2次元センサーを露呈させる第1状態と、前記上ユニットが開いた状態において前記2次元センサーを覆う第2状態とを切り換えるカバーと、を備える、
ことを特徴とする画像読取装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の画像読取装置において、前記カバーは、前記媒体支持部が媒体を支持する支持面より下側において媒体の搬送方向と交差する幅方向に沿ってスライド可能に設けられ、前記幅方向のうちの一方向である第1方向にスライドすることで前記第1状態から前記第2状態に切り換わり、前記幅方向のうちの他方向である第2方向にスライドすることで前記第2状態ら前記第1状態に切り換わる、
ことを特徴とする画像読取装置。
【請求項3】
請求項2に記載の画像読取装置において、前記下ユニットは、前記幅方向において媒体を搬送する搬送領域の外側であって前記搬送領域に対し前記第2方向の外側に、前記カバーとの係わり合いが可能なカム斜面が形成されたカム部材を備え、
前記カム部材は、閉じた状態の前記上ユニットに対して進退する方向に変位可能であるとともに前記上ユニットに向けて押圧され、
前記上ユニットは、閉じた状態において前記カム部材を押し下げる押し下げ部を備え、
前記カバーは、前記第2方向に向けて押圧されており、
前記上ユニットが閉じた状態では、前記押し下げ部が前記カム部材を押し下げることにより、前記カム斜面と前記カバーとの係わり合いが解消し、前記カバーが前記第2方向に押圧されて前記第1状態をとり、
前記上ユニットが閉じられた状態から開かれると、前記カム部材が上昇することで前記カム斜面が前記カバーを前記第1方向に押し、前記カバーが前記第2状態に切り換わる、
ことを特徴とする画像読取装置。
【請求項4】
請求項1に記載の画像読取装置において、前記カバーは、前記媒体支持部が媒体を支持する支持面より下側において回転可能に設けられ、回転することで前記第1状態と前記第2状態とを切り換える、
ことを特徴とする画像読取装置。
【請求項5】
請求項4に記載の画像読取装置において、前記上ユニットは、媒体を搬送する搬送領域の外側に、前記カバーとの当接が可能な当接部を備え、
前記カバーは、前記第2状態に向けて押圧されており、
前記上ユニットが閉じた状態では、前記当接部が前記カバーと当接することで前記カバーが前記第1状態をとり、
前記上ユニットが閉じられた状態から開かれると、前記当接部と前記カバーとの係わり合いが解消して前記カバーが前記第2状態に切り換わる、
ことを特徴とする画像読取装置。
【請求項6】
請求項1に記載の画像読取装置において、前記カバーは、前記2次元センサーにおいて媒体と対向する対向面を清掃可能な清掃部材を備え、
前記カバーの状態切り換えに伴って前記清掃部材が前記対向面を清掃する、
ことを特徴とする画像読取装置。
【請求項7】
請求項1に記載の画像読取装置において、前記上ユニットは、前記媒体支持部に支持された媒体の搬送方向下流への移動を規制する規制状態と、前記規制状態を解除する解除状態とを切り換える規制部と、
前記規制部の状態切り換えに伴って回転可能な部材であって、前記規制部が前記解除状態にある際に前記2次元センサーと対面する対面状態をとり、前記規制部が前記規制状態にある際に前記対面状態よりも前記2次元センサーから離間する離間状態をとる回転部材と、
を備えることを特徴とする画像読取装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体の画像を読み取る画像読取装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、2次元センサーを用いて媒体の斜行を検出する画像読取装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-83621号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
画像読取装置において、紙詰まり等が生じた際に原稿搬送経路が開放される場合がある。原稿搬送経路が開放された状態では、ユーザーによる各種作業の際に2次元センサーに塵埃等が付着し易く、検出不良を招き易い。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する為の、本発明の画像読取装置は、媒体を搬送する媒体搬送経路と、前記媒体搬送経路において媒体を読み取る読み取り手段と、前記媒体搬送経路の下側を形成する下ユニットと、前記媒体搬送経路の上側を形成するユニットであって、前記下ユニットに対し開閉可能に設けられる上ユニットと、を備えた画像読取装置であって、前記下ユニットは、給送前の媒体を支持する媒体支持部と、前記媒体支持部から給送される媒体と対向配置され、第1軸及び第2軸を含む2次元座標系での媒体の動きを検出する2次元センサーと、前記上ユニットの開閉に連動して状態を切り換えるカバーであって、前記上ユニットが閉じた状態において前記2次元センサーを露呈させる第1状態と、前記上ユニットが開いた状態において前記2次元センサーを覆う第2状態とを切り換えるカバーとを備えることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0006】
スキャナーの外観斜視図。
スキャナーにおける原稿搬送経路を示す図。
カバーが2次元センサーを覆う第2状態を示す斜視図。
カバーが2次元センサーを露呈させる第1状態を示す斜視図。
2次元センサーの位置で装置上部を切断した断面図であって、上ユニットが閉じた状態の図。
2次元センサーの位置で装置上部を切断した断面図であって、上ユニットが開いた状態の図。
カバーと2次元センサーの斜視図であって、上ユニットが閉じ、カバーが2次元センサーを露呈させる第1状態を示す斜視図。
カバーと2次元センサーの斜視図であって、上ユニットが開き、カバーが2次元センサーを覆う第2状態を示す斜視図。
カバーの変形例を示す図。
他の実施形態に係るカバーと2次元センサーの斜視図であって、上ユニットが閉じ、カバーが2次元センサーを露呈させる第1状態を示す斜視図。
他の実施形態に係るカバーと2次元センサーの斜視図であって、上ユニットが開き、カバーが2次元センサーを覆う第2状態を示す斜視図。
他の実施形態に係るスキャナーを2次元センサーが見える位置で切断した断面図であって、非給送状態を示す図。
他の実施形態に係るスキャナーを2次元センサーが見える位置で切断した断面図であって、給送状態を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明を概略的に説明する。
第1の態様に係る画像読取装置は、媒体を搬送する媒体搬送経路と、前記媒体搬送経路において媒体を読み取る読み取り手段と、前記媒体搬送経路の下側を形成する下ユニットと、前記媒体搬送経路の上側を形成するユニットであって、前記下ユニットに対し開閉可能に設けられる上ユニットと、を備えた画像読取装置であって、前記下ユニットは、給送前の媒体を支持する媒体支持部と、前記媒体支持部から給送される媒体と対向配置され、第1軸及び第2軸を含む2次元座標系での媒体の動きを検出する2次元センサーと、前記上ユニットの開閉に連動して状態を切り換えるカバーであって、前記上ユニットが閉じた状態において前記2次元センサーを露呈させる第1状態と、前記上ユニットが開いた状態において前記2次元センサーを覆う第2状態とを切り換えるカバーとを備えることを特徴とする。
【0008】
本態様によれば、前記下ユニットには、前記上ユニットの開閉に連動して状態を切り換えるカバーであって、前記上ユニットが閉じた状態において前記2次元センサーを露呈させる第1状態と、前記上ユニットが開いた状態において前記2次元センサーを覆う第2状態とを切り換えるカバーが設けられるので、前記媒体搬送経路を開放する為に前記上ユニットが開かれると、前記カバーによって前記2次元センサーが覆われる。これにより、前記媒体搬送経路が開放された状態においてユーザーによる各種作業が行われる際に、前記2次元センサーに塵埃等が付着することを抑制し、検出不良を抑制できる。
【0009】
第2の態様は、第1の態様において、前記カバーは、前記媒体支持部が媒体を支持する支持面より下側において媒体の搬送方向と交差する幅方向に沿ってスライド可能に設けられ、前記幅方向のうちの一方向である第1方向にスライドすることで前記第1状態から前記第2状態に切り換わり、前記幅方向のうちの他方向である第2方向にスライドすることで前記第2状態から前記第1状態に切り換わることを特徴とする。
【0010】
本態様によれば、前記カバーは、前記媒体支持部が媒体を支持する支持面より下側において媒体の搬送方向と交差する幅方向に沿ってスライド可能に設けられることから、前記カバーが給送される媒体と接触し難く、媒体の給送を阻害することを抑制できる。
また前記カバーは、媒体の搬送方向と交差する幅方向に沿ってスライドすることで前記第1状態と前記第2状態とを切り換える構成である為、前記カバーが状態を切り換える為に必要なスペースを抑制でき、装置の大型化を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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