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公開番号2024049165
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022155463
出願日2022-09-28
発明の名称制御システム
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類F24F 11/58 20180101AFI20240402BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】生活者がより快適な睡眠を得るための環境を容易に実現することができる制御システムを提供する。
【解決手段】制御システムは、浴室の浴槽に設定湯温でお湯を張る給湯装置と、浴室とは別の部屋の空気調和を行う空気調和装置と、浴槽を利用する生活者の行動情報の入力を受け付け、生活者の活動量を管理するための情報を取得する携帯端末と、給湯装置と空気調和装置との制御を行う制御部と、を備えた。設定湯温が行動情報と携帯端末が取得する情報とに応じて変更され、設定湯温に応じて空気調和装置の設定温度が変更される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
浴室の浴槽に設定湯温でお湯を張る給湯装置と、
前記浴室とは別の部屋の空気調和を行う空気調和装置と、
前記浴槽を利用する生活者の行動情報の入力を受け付け、前記生活者の活動量を管理するための情報を取得する携帯端末と、
前記給湯装置と前記空気調和装置との制御を行う制御部と、
を備え、
前記設定湯温が前記行動情報と前記携帯端末が取得する情報とに応じて変更され、前記設定湯温に応じて前記空気調和装置の設定温度が変更される制御システム。
続きを表示（約 1,600 文字）【請求項２】
前記携帯端末は、前記生活者を含む複数の同居者の各々の行動情報の入力を受け付け、前記複数の同居者の各々の活動量を管理するための情報を取得し、
前記制御部は、
前記複数の同居者のうちの第１同居者についての行動情報と前記第１同居者の活動量の情報とに応じて、第１入浴時間帯における前記設定湯温を第１湯温に変更し、
前記複数の同居者のうちの第２同居者についての行動情報と前記第２同居者の活動量の情報とに応じて、前記第１入浴時間帯とは異なる第２入浴時間帯における前記設定湯温を第２湯温に変更する、
請求項１に記載の制御システム。
【請求項３】
前記携帯端末は、前記第１入浴時間帯および前記第１湯温の情報を前記第１同居者と対応付けて報知し、前記第２入浴時間帯および前記第２湯温の情報を前記第２同居者と対応付けて報知する請求項２に記載の制御システム。
【請求項４】
前記制御部は、前記給湯装置が設置されている地域の天気の情報と前記地域の外気温の情報と前記行動情報と前記活動量の情報とに応じて前記設定湯温を変更する請求項１に記載の制御システム。
【請求項５】
前記携帯端末は、前記制御部が変更した前記設定温度の情報を報知する請求項４に記載の制御システム。
【請求項６】
前記浴槽に前記生活者が入浴していることを検知する検知器、
を更に備え、
前記空気調和装置は、前記生活者が就寝する第１部屋に設けられた前記第１部屋の空気調和を行う第１空気調和装置であり、
前記第１空気調和装置の第１設定温度は、前記検知器に検知された前記生活者が入浴した時間と前記浴槽に張られたお湯の温度とに応じて、前記第１部屋に対して設定されている第１規定温度よりも低い温度に変更される請求項１から請求項５のいずれか一項に記載の制御システム。
【請求項７】
前記制御部は、
前記浴槽に張られたお湯の温度と前記生活者が入浴した時間とに応じて変化した前記生活者の深部体温の変化量を推定し、
前記深部体温の変化量が第１制御閾値よりも小さい場合に前記第１設定温度を前記第１規定温度よりも低い第１温度に変更し、
前記深部体温の変化量が前記第１制御閾値以上である場合に前記第１設定温度を前記第１規定温度よりも低くかつ前記第１温度よりも高い第２温度に変更する、
請求項６に記載の制御システム。
【請求項８】
前記制御部は、
前記深部体温の変化量が前記第１制御閾値以上であって、前記生活者が前記浴槽から出た脱浴時点から前記生活者が前記第１部屋で就寝を開始する就寝時点までの準備時間が規定の制御時間よりも短い場合に前記第１設定温度を前記第２温度に変更し、
前記深部体温の変化量が前記第１制御閾値以上であって、前記準備時間が前記制御時間以上である場合に前記第１設定温度を前記第１温度に変更する、
請求項７に記載の制御システム。
【請求項９】
前記浴室および前記第１部屋のいずれとも異なる第２部屋に設けられ、前記第２部屋の空気調和を行う第２空気調和装置、
を更に備え、
前記第２空気調和装置の第２設定温度は、前記浴槽に張られたお湯の温度と前記生活者が入浴した時間とに応じて、前記第２部屋に対して設定されている第２規定温度よりも低い第３温度に変更される請求項６に記載の制御システム。
【請求項１０】
前記制御部は、前記浴槽に張られたお湯の温度と前記生活者が入浴した時間とに応じて変化した前記生活者の深部体温を推定し、前記深部体温の変化量が第２制御閾値よりも大きい場合に前記第２設定温度を前記第３温度に変更する請求項９に記載の制御システム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、制御システムに関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１は、快適な睡眠を得るための情報を報知する報知システムを開示する。当該報知システムによれば、生活者の深部体温に関連する物理量が検出される。当該物理量、浴槽の水の温度及び量、および入浴時間の情報に基づいて、入浴の終了を推奨する第１時刻、および就寝を推奨する第２時刻が当該生活者に報知され得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２０－１８８９９２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、入浴前および入浴後の少なくとも一方の深部体温が変化することが快適な睡眠を得るために重要となる。特許文献１に記載の報知システムにおいて、第１時刻および第２時刻は報知がなされるのみである。このため、深部体温の変化を促すことが難しい。
【０００５】
本開示は、上述の課題を解決するためになされた。本開示の目的は、生活者がより快適な睡眠を得るための環境を容易に実現することができる制御システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示に係る制御システムは、浴室の浴槽に設定湯温でお湯を張る給湯装置と、浴室とは別の部屋の空気調和を行う空気調和装置と、浴槽を利用する生活者の行動情報の入力を受け付け、生活者の活動量を管理するための情報を取得する携帯端末と、給湯装置と空気調和装置との制御を行う制御部と、を備えた。設定湯温が行動情報と携帯端末が取得する情報とに応じて変更され、設定湯温に応じて空気調和装置の設定温度が変更される。
また、本開示に係る制御システムは、浴槽に張られたお湯に生活者が入浴していることを検知する検知器と、生活者が就寝する第１部屋に設けられ、第１部屋の空気調和を行う第１空気調和装置と、検知器の検知結果に応じて第１空気調和装置を制御する制御部と、を備えた。第１空気調和装置の第１設定温度は、検知器に検知された生活者が入浴した時間と浴槽に張られたお湯の温度とに応じて、第１部屋に対して設定されている第１規定温度よりも低い温度に変更される。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、生活者の行動に基づいて設定湯温が変更され、当該設定湯温に応じて空気調和装置の温度が変更される。また、生活者が入浴した時間等に応じて第１空気調和装置の温度が変更される。このため、生活者の深部体温の変化を促すことができる。その結果、生活者がより快適な睡眠を得るための環境を容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施の形態１における制御システムが適用される建物の構成図である。
実施の形態１における制御システムで推定する人の深部体温の変化の概要を示す図である。
実施の形態１における制御システムで想定する深部体温の変化の概要を示す図である。
実施の形態１における制御システムのブロック図である。
実施の形態１における制御システムの動作の概要を説明するためのフローチャートである。
実施の形態１における制御システムの動作の変形例の概要を説明するためのフローチャートである。
実施の形態１における制御システムの動作の変形例の概要を説明するためのフローチャートである。
実施の形態１における制御システムの制御ユニットのハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
本開示を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には同一の符号が付される。当該部分の重複説明は適宜に簡略化ないし省略される。
【００１０】
実施の形態１．
図１は実施の形態１における制御システムが適用される建物の構成図である。
（【００１１】以降は省略されています）

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