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公開番号2024044693
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022150386
出願日2022-09-21
発明の名称風量調整装置
出願人株式会社渡辺製作所
代理人個人,個人,個人
主分類F24F 13/15 20060101AFI20240326BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】従来の風量調整装置では、ウォームギア等を用いて羽根を回転させるため、構造が複雑となり製造コストが嵩むという課題があった。
【解決手段】本発明の風量調整装置10は、主に、風量調整機構11と、風向調整機構13と、を備え、風量調整機構11では、複数枚の開閉羽根32が連結される開閉羽根連動部31が、ネジ操作部33等を用いて筐体12の内部を上下動作するシンプルな構造となり、製造コストが低減される。また、風量調整機構11では、開閉羽根32の筐体12等に対する連結箇所にフランジブッシュが使用されることで、生産性が向上され、製造コストが低減される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
通気方向に貫通する筐体と、前記通気方向の一端側の前記筐体の第1の開口部に配設される風量調整機構と、を備える風量調整装置であって、
前記風量調整機構は、
前記筐体の内部に配設され、前記筐体に回転可能に支持されるネジ操作部と、
前記筐体の内部に配設され、前記ネジ操作部の回転操作に連動して前記筐体の高さ方向へと移動可能な開閉羽根連動部と、
前記開閉羽根連動部に連結されると共に、前記筐体に対して回転支点を設けて連結された複数の開閉羽根と、
前記開閉羽根連動部に形成されると共に、前記ネジ操作部の前記回転操作に連動して前記開閉羽根連動部を前記筐体の縦幅方向への移動を可能とするスライド孔と、を有し、
前記開閉羽根が、前記ネジ操作部の前記回転操作に連動して前記筐体に対して回転することで、前記筐体の前記第1の開口部の開口面積が調整されることを特徴とする風量調整装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
通気方向に貫通する筐体と、前記通気方向の一端側の前記筐体の第1の開口部に配設される風量調整機構と、を備える風量調整装置であって、
前記風量調整機構は、
前記筐体の内部に配設され、前記筐体に回転可能に支持されるネジ部と、
前記ネジ部を回転動作させる操作手段と、
前記ネジ部の前記回転動作に連動して前記ネジ部に対して上下動作する固定プレートと、
前記筐体の内部にて前記固定プレートに固定され、前記ネジ部の回転動作に連動して前記筐体の高さ方向へと移動可能な開閉羽根連動部と、
前記開閉羽根連動部に連結されると共に、前記筐体に対して回転支点を設けて連結された複数の開閉羽根と、
前記固定プレート及び前記開閉羽根連動部に形成されると共に、前記ネジ部の前記回転動作に連動して前記開閉羽根連動部を前記筐体の縦幅方向への移動を可能とするスライド孔と、を有し、
前記開閉羽根が、前記ネジ部の前記回転動作に連動して前記筐体に対して回転することで、前記筐体の前記第1の開口部の開口面積が調整されることを特徴とする風量調整装置。
【請求項3】
前記開閉羽根連動部は、前記筐体に当接することにより前記開閉羽根連動部の可動域の上限位置を規定する第1のストッパー部と、前記筐体に当接することにより前記開閉羽根連動部の前記可動域の下限位置を規定する第2のストッパー部と、を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の風量調整装置。
【請求項4】
前記回転支点における前記筐体と前記開閉羽根の間には、少なくともフランジブッシュの一部が配設されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の風量調整装置。
【請求項5】
前記第2のストッパー部が、前記筐体と当接することで、前記第1の開口部は前記開閉羽根により全閉状態となり、
前記全閉状態において、隣接する前記開閉羽根同士の側縁部が当接するように、前記開閉羽根には、その延在方向に渡り屈折部が形成されることを特徴とする請求項3に記載の風量調整装置。
【請求項6】
前記開閉羽根連動部と前記筐体とを張架する防振バネを設けることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の風量調整装置。
【請求項7】
前記通気方向の他端側の前記筐体の第2の開口部に配設される風向調整機構を備える風量調整装置であって、
前記風向調整機構は、
前記第2の開口部の周囲の前記筐体に対して前記縦幅方向に一定間隔にて形成される複数の取付け孔と、
その両端部が前記取付け孔に対して挿入され、前記第2の開口部の前記縦幅方向に一定間隔にて配設される複数の回転羽根と、
前記筐体に支持されると共に、前記回転羽根を前記筐体の横幅方向へと押圧して固定する一対の付勢部と、を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の風量調整装置。
【請求項8】
前記付勢部は、前記取付け孔の位置に合わせて櫛歯形状に形成されることを特徴とする請求項7に記載の風量調整装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、風量調整装置に関し、特に、空調ダクトや空調装置などの風路に対して好適に設置される風量調整装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
空調ダクトなどの風路内部に配置される風量調整装置として、特許文献1に記載の構造が知られている。風量調整装置は、ケーシング内に回動可能に配置された複数の羽根と、複数の羽根を回動させるための駆動部材と、羽根の端部に固着されたクランク部材と、ケーシングの外部駆動部材を上下移動させる操作ハンドルと、を備える。
【0003】
また、特許文献2には、風量調整ダンパが記載されている。風量調整ダンパは、ハンドル操作による回動力を直接受ける主軸と、前記ハンドル操作による回動力を前記主軸を介して間接的に受けて回動する従軸と、を備える。そして、上記主軸及び従軸に取り付けられた羽根の開閉角度を調整することにより風量が調整される。
【0004】
特許文献1および特許文献2に記載の従来の風量調整装置では、ケーシング外部から操作ハンドル等を操作することにより、ケーシング内に配置された複数の羽根が回動し、それぞれの傾斜角度が変化して開度が変わることによって風量調整機能を得ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-107816号公報
特許第5777930号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記した背景技術に係る発明では、羽根の開閉角度を調整するための操作ハンドルがケーシングの外部に配設されている。そのため、風量調整装置をダクトに設置した状態において、ケーシング外部から操作ハンドル等を操作するためのスペースを別途確保する必要があり、風量調整装置の設置箇所の設計が複雑化するといった問題があった。また、操作ハンドル用のスペースを確保できない構造のダクトには設置できないといった問題もあり、改善の余地があった。
【0007】
また、従来は、ウォームギア等を使用して羽根の軸を直接回して、その羽根とリンクを介して他の羽根を連動し、開閉していた。そのため、部品点数が多くなり、構造が複雑化すると共に、製造コストが嵩むといった問題もあった。
【0008】
本発明は、以上のような従来の問題点に鑑みてなされたものであり、従来設けられていたウォームギア等の複雑な構成を不要とすることにより、設計自由度を向上させると共に、製造コストを低減する風量調整装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の風量調整装置では、通気方向に貫通する筐体と、前記通気方向の一端側の前記筐体の第1の開口部に配設される風量調整機構と、を備える風量調整装置であって、前記風量調整機構は、前記筐体の内部に配設され、前記筐体に回転可能に支持されるネジ操作部と、前記筐体の内部に配設され、前記ネジ操作部の回転操作に連動して前記筐体の高さ方向へと移動可能な開閉羽根連動部と、前記開閉羽根連動部に連結されると共に、前記筐体に対して回転支点を設けて連結された複数の開閉羽根と、前記開閉羽根連動部に形成されると共に、前記ネジ操作部の前記回転操作に連動して前記開閉羽根連動部を前記筐体の縦幅方向への移動を可能とするスライド孔と、を有し、前記開閉羽根が、前記ネジ操作部の前記回転操作に連動して前記筐体に対して回転することで、前記筐体の前記第1の開口部の開口面積が調整されることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の風量調整装置では、通気方向に貫通する筐体と、前記通気方向の一端側の前記筐体の第1の開口部に配設される風量調整機構と、を備える風量調整装置であって、前記風量調整機構は、前記筐体の内部に配設され、前記筐体に回転可能に支持されるネジ部と、前記ネジ部を回転動作させる操作手段と、前記ネジ部の前記回転動作に連動して前記ネジ部に対して上下動作する固定プレートと、前記筐体の内部にて前記固定プレートに固定され、前記ネジ部の回転動作に連動して前記筐体の高さ方向へと移動可能な開閉羽根連動部と、前記開閉羽根連動部に連結されると共に、前記筐体に対して回転支点を設けて連結された複数の開閉羽根と、前記固定プレート及び前記開閉羽根連動部に形成されると共に、前記ネジ部の前記回転動作に連動して前記開閉羽根連動部を前記筐体の縦幅方向への移動を可能とするスライド孔と、を有し、前記開閉羽根が、前記ネジ部の前記回転動作に連動して前記筐体に対して回転することで、前記筐体の前記第1の開口部の開口面積が調整されることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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