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公開番号
2024048801
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-04-09
出願番号
2022154909
出願日
2022-09-28
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G03G
21/00 20060101AFI20240402BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】 ブラシに堆積した紙粉によって生じる画像不良を抑制する。
【解決手段】 回転可能な感光ドラムと、帯電部において感光ドラムの表面を帯電する帯電部材と、帯電部材によって帯電された感光ドラムの表面上にトナーを供給する現像部材と、感光ドラムと接触して形成する転写部において感光ドラム上に供給されたトナーを被転写体に転写する転写部材と、感光ドラムの回転方向において、転写部よりも下流で、帯電部よりも上流における感光ドラムの表面と接触するブラシと、感光ドラムを回転駆動する駆動部と、画像形成動作に関する情報を記憶するメモリと、を有し、画像形成動作を実行する場合において、画像形成動作に関する情報に基づいて、画像形成動作の後に実行される非画像形成動作時に、感光ドラムが駆動された後、感光ドラムを停止させ、再度、感光ドラムを駆動させる切り替え動作を複数回行うように制御する。
【選択図】 図4
特許請求の範囲
【請求項1】
回転可能な感光ドラムと、
帯電部において前記感光ドラムの表面を帯電する帯電部材と、
前記帯電部材によって帯電された前記感光ドラムの表面上にトナーを供給する現像部材と、
前記感光ドラムと接触して転写部を形成し、前記転写部において前記感光ドラム上に供給された前記トナーを被転写体に転写する転写部材と、
前記感光ドラムの回転方向において、前記転写部よりも下流で、前記帯電部よりも上流における前記感光ドラムの表面と接触するブラシと、
前記感光ドラムを回転駆動する駆動部と、
前記駆動部を制御し、画像形成動作を実行可能にする制御部と、
前記画像形成動作に関する情報を記憶するメモリと、を備えた画像形成装置において、
前記画像形成動作を実行する場合において、
前記制御部は、前記画像形成動作に関する情報に基づいて、前記画像形成動作の後に実行される非画像形成動作時に、前記感光ドラムが駆動された後、前記感光ドラムを停止させ、再度、前記感光ドラムを駆動させる切り替え動作を複数回行うように制御することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記画像形成動作として、第1の画像形成動作と、前記第1の画像形成動作の後に行われる第2の画像形成動作と、を実行する場合において、
前記制御部は、前記画像形成動作に関する情報に基づいて、前記第1の画像形成動作と前記第2の画像形成動作との間に実行される非画像形成動作時に、前記感光ドラムが駆動された後、前記感光ドラムを停止させ、再度、前記感光ドラムを駆動させる切り替え動作を複数回行うように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記ブラシとは、前記感光ドラムの支持部材に固定されて配置されているブラシ、或いは加圧バネ等により感光ドラムに対して所定の圧をかけられている押圧式のブラシであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記画像形成動作の情報とは、複数枚の記録材を連続して通紙する連続通紙枚数であり、前記連続通紙枚数が多いほど前記切り替え動作の回数が多いことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記画像形成動作の情報とは、前記画像形成装置のTotal通紙枚数であり、前記Total通紙枚数が多いほど前記切り替え動作の回数が多いことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記切り替え動作が実行された場合において、前記ブラシを、前記感光ドラムが駆動しているときの第1の姿勢と、前記感光ドラムが停止しているときの第2の姿勢と、に移動可能に制御することを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記ブラシは導電性を有し、導電性を有する前記ブラシに電圧を印加するブラシ電圧電源を備え、前記制御部は、前記切り替え動作を実行する場合において、導電性を有する前記ブラシに電圧を印加するように制御することを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記トナーは一成分現像剤であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記帯電部材は前記感光ドラムの表面と接触して前記帯電部を形成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記ブラシの密度は150kF/inch
2
以上であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、レーザプリンタ、複写機、ファクシミリ等の電子写真記録方式を利用する画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置において、像担持体としての感光ドラムを一様に帯電処理した後に、画像パターンに従った露光を行うことにより、感光ドラム上に静電潜像を形成する。その後、感光ドラム上の静電潜像をトナーで現像して顕在化し、紙などの記録材に転写する。感光ドラム上に残った転写残トナーを回収する手段としては、現像部において現像装置に回収して再利用するクリーナレス方式(現像同時クリーニング方式)が知られている。クリーナレス方式において、感光ドラムに付着した紙の繊維や填料(以下「紙粉」と称する)が、次回以降の画像形成プロセスにおいて不具合を起こす可能性がある。特許文献1には、感光ドラムの表面に当接するブラシ部材によって感光ドラム上の紙粉を回収し、転写部より下流の帯電部や現像部に到達する紙粉の量を低減することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-189358号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1において、以下のような課題があった。クリーニングブラシを感光ドラムに当接させた構成で記録材を通紙した際に、ブラシニップ部に紙粉が堆積される。その後、堆積された紙粉がブラシニップ部で凝集し紙粉塊となる。そして紙粉塊が大きくなるとブラシで保持できなくなり、プリント動作中にブラシをすり抜けることで画像不良が発生することがあった。
【0005】
本発明は、上記の技術的課題を解決するためになされたものであり、ブラシに堆積した紙粉によって生じる画像不良を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的は、本発明に係る電子写真画像形成装置にて達成される。
【0007】
回転可能な感光ドラムと、帯電部において前記感光ドラムの表面を帯電する帯電部材と、前記帯電部材によって帯電された前記感光ドラムの表面上にトナーを供給する現像部材と、前記感光ドラムと接触して転写部を形成し、前記転写部において前記感光ドラム上に供給された前記トナーを被転写体に転写する転写部材と、前記感光ドラムの回転方向において、前記転写部よりも下流で、前記帯電部よりも上流における前記感光ドラムの表面と接触するブラシと、前記感光ドラムを回転駆動する駆動部と、前記駆動部を制御し、画像形成動作を実行可能にする制御部と、前記画像形成動作に関する情報を記憶するメモリと、を備えた画像形成装置において、前記画像形成動作を実行する場合において、前記制御部は、前記画像形成動作に関する情報に基づいて、前記画像形成動作の後に実行される非画像形成動作時に、前記感光ドラムが駆動された後、前記感光ドラムを停止させ、再度、前記感光ドラムを駆動させる切り替え動作を複数回行うように制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
以上説明したように、本発明によれば、ブラシに堆積した紙粉によって生じる画像不良を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1における画像形成装置の断面の概略図である。
実施例1におけるブラシ部材の概略図である。
実施例1における制御ブロック図である。
実施例1における感光ドラムに対する固定ブラシの姿勢を示す図である。
実施例1におけるブラシ当接部における紙粉の状態の説明図である。
実施例2における後回転工程のタイミングチャートの説明図である。
実施例2における感光ドラムに対する固定ブラシの姿勢を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)
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