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公開番号2024048255
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022154188
出願日2022-09-27
発明の名称軸支持装置、転写装置及び画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 15/16 20060101AFI20240401BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】軸支持装置では支持する軸の位置精度を向上させることができる軸支持装置を提供する。
【解決手段】軸118の端部が脱着可能な脱着可能状態と前記端部が脱着不能な脱着不能状態とを選択的に取り得る軸支持装置において、端部を脱着可能に保持する保持部300と、端部に保持部300に向けた付勢力を付与して脱着不能状態とし、付勢力を解除して脱着可能状態とする付勢力付与手段200とを設ける。付勢力付与手段200を、他の部材300に当接して付勢力を発揮する姿勢と、付勢力を発揮しない姿勢とを選択的に取る得る可動部材200を用いて構成する。可動部材200の他の部材300との当接部分204を凸形状とした。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
軸の端部が脱着可能な脱着可能状態と前記端部が脱着不能な脱着不能状態とを選択的に取り得る軸支持装置において、
前記端部を脱着可能に保持する保持部と、前記端部に前記保持部に向けた付勢力を付与して前記脱着不能状態とし、前記付勢力を解除して前記脱着可能状態とする付勢力付与手段とを設け、
前記付勢力付与手段を、他の部材に当接して前記付勢力を発揮する姿勢と、前記付勢力を発揮しない姿勢とを選択的に取る得る可動部材を用いて構成し、
前記可動部材の前記他の部材との当接部分を凸形状としたことを特徴とする軸支持装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の軸支持装置において、
前記可動部材は、基端部が前記軸に回動可能に取り付けられており、かつ、前記当接部分が前記端部とは反対側から前記保持部に当接する回動位置と、前記当接部分が前記保持部に当接しない回動位置とを選択的に取り得ることを特徴とする軸支持装置。
【請求項3】
請求項2に記載の軸支持装置において、
前記軸は円柱形状であり、
前記保持部は、前記端部の脱着用に一部が開放された中空円筒形状であり、
前記可動部材は、前記中空円筒形状の周壁の外面に前記当接部分を当接させ、前記周壁の内面に保持された前記端部と前記当接部分とで前記周壁を挟持させて前記付勢力を付与することを特徴とする軸支持装置。
【請求項4】
請求項3に記載の軸支持装置において、
前記可動部材は、前記周壁の外面に間隔を置いて対向する対向部における回動方向で互いに異なる二箇所それぞれに、前記当接部分を設けたことを特徴とする軸支持装置。
【請求項5】
請求項4に記載の軸支持装置において、
前記二箇所は、前記可動部材の回動角度で80°~160°の範囲内で互いに異なる箇所であることを特徴とする軸支持装置。
【請求項6】
請求項4に記載の軸支持装置において、
前記可動部材は、前記周壁の外面に間隔を置いて対向する対向部における回動方向で前記二箇所の間の箇所に、前記周壁の外面に接触しない状態での先端と前記軸の中心との距離関係が前記当接部分に比べて近い凸形状を有し、前記周壁の外面部には前記近い凸形状の先端が入り込み得る凹部であって、前記近い凸形状の先端が入り込んだ状態で、前記当接部分が前記周壁の外面に当接し得る凹部を有することを特徴とする軸支持装置。
【請求項7】
請求項3に記載の軸支持装置において、
前記可動部材は、前記周壁の外面に間隔を置いて対向する対向部における回動方向で前記当接部分とは異なる箇所に、前記周壁の外面に接触しない状態での先端と前記軸の中心との距離関係が前記当接部分に比べて近い凸形状を有し、
前記周壁の外面部には前記近い凸形状の先端が入り込み得る凹部であって、前記近い凸形状の先端が入り込んだ状態で、前記当接部分が前記周壁の外面に当接し得る凹部を有することを特徴とする軸支持装置。
【請求項8】
軸の端部が脱着可能な脱着可能状態と前記端部が脱着不能な脱着不能状態とを選択的に取り得る軸支持装置において、
前記端部を脱着可能に保持する保持部と、前記端部に前記保持部に向けた付勢力を付与して前記脱着不能状態とし、前記付勢力を解除して前記脱着可能状態とする付勢力付与手段とを設け、
前記付勢力付与手段を、他の部材に当接して前記付勢力を発揮する姿勢と、前記付勢力を発揮しない姿勢とを選択的に取る得る可動部材を用いて構成し、
前記可動部材は、基端部が前記軸に回動可能に取り付けられており、かつ、前記他の部材との当接部分が前記端部とは反対側から前記保持部に当接する回動位置と、前記当接部分が前記保持部に当接しない回動位置とを選択的に取り得ることを特徴とする軸支持装置。
【請求項9】
画像形成装置本体に脱着可能な転写装置において、
画像形成装置本体に対する位置決め用の軸を備え、前記位置決め用の軸の支持に請求項1乃至8の何れか一に記載の軸支持装置を用いたことを特徴とする転写装置。
【請求項10】
転写装置を備えた画像形成装置において、
転写装置として請求項9に記載の転写装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、軸支持装置、転写装置及び画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、軸の端部が脱着可能な脱着可能状態と前記端部が脱着不能な脱着不能状態とを選択的に取り得る軸支持装置が知られている。
特許文献1には、係る軸支持装置を備えた画像形成装置が記載されている。この軸支持装置は、回転軸の端部を挿嵌した状態で支持可能な軸受と、この軸受の軸方向の一部が挿嵌可能な軸受設置部とを備える。上記軸受の一方は、上記軸受設置部により回転自在に支持される基部と、該基部に連続して軸受の他方に向け延長されて上記回転軸の半周面を覆うことができる形状の支持面部とを備える。この支持面部が回転する過程で上記回転軸における負荷の作用方向に対応する面に対向して上記回転軸を回転自在に支持する装着状態と上記支持面部が対面しないで上記回転軸が抜去可能な状態に露呈する離脱状態とが選択可能である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
この種の軸支持装置では支持する軸の位置精度の向上が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上述した課題を解決するために、本発明は、軸の端部が脱着可能な脱着可能状態と前記端部が脱着不能な脱着不能状態とを選択的に取り得る軸支持装置において、前記端部を脱着可能に保持する保持部と、前記端部に前記保持部に向けた付勢力を付与して前記脱着不能状態とし、前記付勢力を解除して前記脱着可能状態とする付勢力付与手段とを設け、前記付勢力付与手段を、他の部材に当接して前記付勢力を発揮する姿勢と、前記付勢力を発揮しない姿勢とを選択的に取る得る可動部材を用いて構成し、前記可動部材の前記他の部材との当接部分を凸形状としたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、軸支持装置では支持する軸の位置精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施形態に係る画像形成装置の概略構成図。
二次転写装置の支持構造の概略構成図。
実施形態に係る軸支持装置の説明図。
軸部材を支持させる手順の説明図。
軸対向部の回動の様子の説明図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明に係る実施形態について図面を用いて説明する。図1は実施形態に係る画像形成装置としての電子写真方式のカラープリンタ(以下、「プリンタ」という)の概略構成図である。このプリンタ100は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー像を形成するための四つの画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kを備えている。また、中間転写装置としての転写ユニット30、二次転写装置40、被搬送物としての記録材Pを収納するカセット60、定着装置90なども備えている。
【0008】
画像形成部となる四つの画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kは、粉体の現像剤として、互いに異なる色のY、M、C、Kのトナーを用いる。それ以外は同様の構成になっている。画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kは、像担持体たるドラム状の感光体2Y、2M、2C、2K、ドラムクリーニング装置3Y、3M、3C、3K、除電装置、帯電装置6Y、6M、6C、6K、現像装置8Y、8M、8C、8K等を備えている。
【0009】
感光体2Y、2M、2C、2Kの表面は、帯電装置6Y、6M、6C、6Kで一様帯電される。次に、画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kの上方に配設された光書込ユニット101から発せられるレーザー光などの露光光によって光走査されて各色用の静電潜像が形成される。この静電潜像は、各色のトナーを有する現像装置8Y、8M、8C、8Kによって現像されて各色の像としてのトナー像Tになる。感光体2にはトナー像が形成される。感光体2Y、2M、2C、2Kのトナー像Tは、無端状のベルト部材からなる中間転写ベルト31のおもて面上に一次転写されて担持される。
【0010】
画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kの下方には、中間転写ベルト31を張架しながら図中時計回り方向に無端移動(回転走行)せしめる中間転写装置である転写ユニット30が配設されている。本実施形態では、中間転写ベルト31の表面移動方向をベルト移動方向aとする。
(【0011】以降は省略されています)

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