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公開番号2024046723
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-04
出願番号2022152042
出願日2022-09-24
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 15/00 20060101AFI20240328BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】複数の画像形成部の転写部に共通の転写バイアスを印加する簡易な構成において、画像弊害を抑制する。
【解決手段】画像形成装置100は、制御手段101が、第1及び第2の収容部45Y、45Mにそれぞれ収容されたトナーの帯電量と相関する情報を記憶する記憶手段112において、第1の画像形成部SYの第1の収容部45Yに収容されたトナーの上記情報が第1の情報から第2の情報に変更され、第2の画像形成部SMの第2の収容部45Mに収容されたトナーの上記情報に変化がない場合に、第1、第2の転写部N1Y、N1Yに印加される供給の転写バイアスを第1の転写バイアスから第2の転写バイアスに変更すると共に、第2の画像形成部SMの第2の感光体1Mに形成される画像部の電位を第1の電位から第2の電位に変更するように制御する構成とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
回転可能な第1の感光体と、前記第1の感光体の表面を帯電処理する第1の帯電手段と、トナーを収容する第1の収容部を備え前記第1の感光体の表面に該トナーを供給してトナー像を形成する第1の現像手段と、を備えた第1の画像形成部と、
回転可能な第2の感光体と、前記第2の感光体の表面を帯電処理する第2の帯電手段と、トナーを収容する第2の収容部を備え前記第2の感光体の表面に該トナーを供給してトナー像を形成する第2の現像手段と、を備えた第2の画像形成部と、
前記第1及び第2の感光体の帯電処理された表面をそれぞれ露光して、前記第1及び第2の感光体の表面にそれぞれ前記トナー像を形成するための画像部を形成する露光手段と、
前記第1及び第2の感光体から被転写体に前記トナー像が転写されるそれぞれの転写部に共通の転写バイアスを印加する印加手段と、
前記第1及び第2の収容部にそれぞれ収容された前記トナーの帯電量と相関する情報を記憶する記憶手段と、
前記印加手段と前記露光手段とを制御する制御手段と、
を有し、
前記制御手段は、前記記憶手段において、前記第1の収容部に収容された前記トナーの前記情報が第1の情報から第2の情報に変更され、前記第2の収容部に収容された前記トナーの前記情報に変化がない場合に、前記転写バイアスを第1の転写バイアスから第2の転写バイアスに変更すると共に、前記第2の感光体に形成される前記画像部の電位を第1の電位から第2の電位に変更するように制御することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1の収容部を含むユニットが交換された際に、前記記憶手段において、前記第1の収容部に収容された前記トナーの前記情報が前記第1の情報から前記第2の情報に変更されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第1及び第2の画像形成部において、それぞれ前記現像手段を含むユニットが着脱可能であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第1の収容部に前記トナーが補給された際に、前記記憶手段において、前記第1の収容部に収容された前記トナーの前記情報が前記第1の情報から前記第2の情報に変更されることを検知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第1及び第2の画像形成部において、それぞれ前記第1及び第2の収容部に前記トナーを補給可能であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記記憶手段は、前記第1及び第2の収容部に収容された前記トナーを用いて行われた画像形成動作の量と相関する指標値の情報を記憶することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記露光手段の発光強度を変更することで、前記電位を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記第1の情報から前記第2の情報への変化が、前記第1の収容部に収容された前記トナーの帯電量の絶対値が大きくなる方向の変化であり、かつ、前記電位の変更後の前記第2の収容部に収容された前記トナーの帯電量の絶対値の方が前記第2の情報が示す前記トナーの帯電量の絶対値よりも小さい場合に、
前記制御手段は、前記第2の転写バイアスを前記第1の転写バイアスよりも前記トナーの正規の帯電極性とは逆極性側とするように前記転写バイアスを変更し、前記第2の電位を前記第1の電位よりも前記トナーの正規の帯電極性とは逆極性側とするように前記電位を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記第2の電位Vl2と前記第1の電位Vl1との差分(Vl2-Vl1)は、前記第2の転写バイアスVt2と前記第1の転写バイアスVt2との差分(Vt2-Vt1)よりも小さいことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記制御手段は、前記転写バイアスを前記第1の転写バイアスから前記第2の転写バイアスに変更すると共に、前記第1の感光体に形成される前記画像部の電位を、前記トナーの正規の帯電極性側の限界値Vlmとし、かつ、前記第2の電位を、前記限界値Vlmと、前記電位の変更後の前記第2の収容部に収容された前記トナーの帯電量に応じた、前記転写バイアスと前記画像部の電位との間の電位差の絶対値の下限値に対応する電位Vlnと、の間の値とすることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式を用いたプリンタ、複写機、ファクシミリ装置などの画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置では、感光体の表面が帯電手段により一様に帯電処理された後に露光手段により露光されて感光体上に静電潜像が形成され、この静電潜像が現像手段により現像剤としてのトナーで現像されることで画像形成が行われる。そして、中間転写方式のフルカラー画像形成装置などのタンデム型の画像形成装置の場合、各色の画像形成部の感光体上に形成されたトナー像が、一次転写手段により中間転写体に一次転写されて重ねられた後に、二次転写手段により記録材に二次転写される。一次転写手段としては、例えば中間転写体を挟んで感光体に対向する位置の近傍に配置された一次転写部材が用いられ、この一次転写部材に所定の一次転写バイアスが印加されることで中間転写体上にトナー像が一次転写される。なお、簡単のため、「一次転写」のことを単に「転写」ということがある。
【0003】
転写工程において、トナーが載った感光体と転写部材との間の電位差(以下、「転写コントラスト」ともいう。)が不足していると、転写効率が低下し、画像の抜けなどの画像不良が発生してしまうことがある。ここで、転写効率を低下させないために必要な転写コントラストは、トナーの帯電量などによって変化する。例えば、トナーの帯電量が高い場合に、転写コントラストを大きくするように転写バイアスを大きく設定しないと、転写効率が低下し、画像の抜けなどの画像不良が発生してしまうことがある。
【0004】
特許文献1、特許文献2では、トナーの帯電量を検出することで、トナーの帯電量が変化しても転写効率が低下しないように転写バイアスを制御する方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平5-134561号公報
特開平6-130768号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、複数の画像形成部を有するタンデム型の画像形成装置では、以下の課題があった。
【0007】
複数の画像形成部を有するタンデム型の画像形成装置において、装置の小型化及び低コスト化を図るために、各色の転写バイアス用に共通(同一)の電圧電源が用いられることがある。このような構成では、全色で同じ転写バイアスが印加されることになる。
【0008】
ここで、各色のトナーの使用状況の違いによる各色のトナーの帯電量の違いによって、転写効率を低下させないために必要な転写コントラストの最小値は、各色で異なる。そのため、各色の転写コントラストが、必要な転写コントラストの最小値以上となるように、全色共通の転写バイアスを大きく設定することが考えられる。しかし、転写コントラストが大きいと、転写時にトナー像が散って画像がぼやける現象である「転写散り」が悪化し、画質が低下してしまうことがある。逆に、転写散りを良化させるために、全色共通の転写バイアスを下げると、転写コントラストが、必要な転写コントラストよりも小さかった色において、「転写効率の低下」による画像不良が発生してしまうことがある。
【0009】
以上のように、複数の画像形成部を有するタンデム型の画像形成装置において、複数の画像形成部で転写電源を共通化した場合、各色の転写効率を低下させずに画像不良を抑制することと、転写散りを良化させて画質を向上することと、の両立が困難であった。
【0010】
そこで、本発明の目的は、複数の画像形成部の転写部に共通の転写バイアスを印加する簡易な構成において、画像弊害を抑制することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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