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公開番号2024047974
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022153769
出願日2022-09-27
発明の名称端子付き電線
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01R 4/18 20060101AFI20240401BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】圧着端子に対する被覆部の位置のバラツキを抑制することができる端子付き電線を提供する。
【解決手段】端子付き電線1、2は、絶縁性を有する被覆部10b、及び前記被覆部10bの端末から露出した芯線10aである芯線露出部10aaを有する電線10と、前記芯線露出部10aaに巻き付けられて圧着された芯線圧着部21、前記被覆部10bに巻き付けられて圧着された被覆圧着部22、及び、前記芯線圧着部21と前記被覆圧着部22とを連結し、前記被覆部10bと前記芯線露出部10aaとの境界部分10cを前記電線10の周方向に沿ってU字状に囲む中間部23を含む圧着端子20と、を備え、前記中間部23は、前記芯線露出部10aaに向けて突出した凸部23aを有し、前記凸部23aは、前記電線10の延在方向において前記被覆部10bの端面10bsに当接している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
絶縁性を有する被覆部、及び前記被覆部の端末から露出した芯線である芯線露出部を有する電線と、
前記芯線露出部に巻き付けられて圧着された芯線圧着部、前記被覆部に巻き付けられて圧着された被覆圧着部、及び、前記芯線圧着部と前記被覆圧着部とを連結し、前記被覆部と前記芯線露出部との境界部分を前記電線の周方向に沿ってU字状に囲む中間部を含む圧着端子と、
を備え、
前記中間部は、前記芯線露出部に向けて突出した凸部を有し、
前記凸部は、前記電線の延在方向において前記被覆部の端面に当接している
ことを特徴とする端子付き電線。
続きを表示(約 100 文字)【請求項2】
前記凸部は、前記中間部の内側面において、前記内側面の幅方向における両端よりも内側に配置され、前記芯線の周方向に沿ってU字状に延在している
請求項1に記載の端子付き電線。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、端子付き電線に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電線の芯線に対して圧着端子を圧着させた端子付き電線がある。このような端子付き電線においては、圧着端子から露出している電線を覆うように樹脂を塗布することで防食処理を行うことがある。例えば、特許文献1には、端子を一体に覆う紫外線硬化型樹脂の被膜を形成する被膜形成工程において、紫外線硬化型樹脂の液滴を間欠的に射出する吐出口と端子付き電線とを相対移動させながら、吐出口から射出する紫外線硬化型樹脂によって被膜を形成する端子付き電線の製造方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-009026号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、端子付き電線に対して、樹脂(例えば、紫外線硬化型樹脂)を塗布する際に、圧着端子から露出している被覆部の位置にバラツキがあると、意図しない位置に樹脂が塗布されたり、塗布された樹脂に穴が形成されたりする可能性があった。端子付き電線において、圧着端子に対する被覆部の位置のバラツキを抑制することが望まれている。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、圧着端子に対する被覆部の位置のバラツキを抑制することができる端子付き電線を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の端子付き電線は、絶縁性を有する被覆部、及び前記被覆部の端末から露出した芯線である芯線露出部を有する電線と、前記芯線露出部に巻き付けられて圧着された芯線圧着部、前記被覆部に巻き付けられて圧着された被覆圧着部、及び、前記芯線圧着部と前記被覆圧着部とを連結し、前記被覆部と前記芯線露出部との境界部分を前記電線の周方向に沿ってU字状に囲む中間部を含む圧着端子と、を備え、前記中間部は、前記芯線露出部に向けて突出した凸部を有し、前記凸部は、前記電線の延在方向において前記被覆部の端面に当接していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る端子付き電線は、圧着端子に対する被覆部の位置のバラツキを抑制することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る端子付き電線を示す上面図である。
図2は、実施形態に係る端子付き電線を示す断面図である。
図3は、実施形態に係る端子付き電線を示す断面図である。
図4は、実施形態の圧着端子を示す平面図である。
図5は、実施形態の圧着端子における凸部を示す断面図である。
図6は、実施形態に係る端子付き電線を示す上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の実施形態に係る端子付き電線につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
[実施形態]
図1から図6を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、端子付き電線に関する。図1は、実施形態に係る端子付き電線を示す上面図、図2は、実施形態に係る端子付き電線を示す断面図、図3は、実施形態に係る端子付き電線を示す断面図、図4は、実施形態の圧着端子を示す平面図、図5は、実施形態の圧着端子における凸部を示す断面図、図6は、実施形態に係る端子付き電線を示す上面図である。なお、図2は、図1に示すA-A断面図であり、図3は、図1に示すB-B断面図である。また、図5は、図4に示すC-C断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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