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公開番号2024101656
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-30
出願番号2023005677
出願日2023-01-18
発明の名称電気接続箱
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H02G 3/16 20060101AFI20240723BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】箱の外部に水を排出することができる電気接続箱を提供する。
【解決手段】電気接続箱1は、貫通孔を有するパネル100の第一面100aに対して固定される板状の本体固定部20と、貫通孔に挿入される筒状の保持部21と、本体固定部から突出する枠状のリブ22と、を有する箱本体2と、本体固定部と第一面との間に配置されて貫通孔を囲み、本体固定部と第一面との間をシールする環状のパッキン4と、パネルの第二面100bに固定され、保持部と嵌合するカバー3と、を備え、リブは、貫通孔の縁に沿って延在し、かつパッキンにおける内側の縁を位置決めし、リブには、切欠き22dが設けられており、箱本体は、切欠きが貫通孔の下端に位置するようにパネルに対して取り付けられ、カバーは、第二面から遠ざかるように凹んだ排水溝37を有し、排水溝は、切欠きと対向する位置から下方に向けて延在する。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
貫通孔を有するパネルの第一面に対して固定される板状の本体固定部と、前記貫通孔に挿入される筒状の保持部と、前記本体固定部から突出する枠状のリブと、を有する箱本体と、
前記本体固定部と前記第一面との間に配置されて前記貫通孔を囲み、前記本体固定部と前記第一面との間をシールする環状のパッキンと、
前記パネルの第二面に固定され、前記保持部と嵌合するカバーと、
を備え、
前記リブは、前記貫通孔の縁に沿って延在し、かつ前記パッキンにおける内側の縁を位置決めし、
前記リブには、切欠きが設けられており、
前記箱本体は、前記切欠きが前記貫通孔の下端に位置するように前記パネルに対して取り付けられ、
前記カバーは、前記第二面から遠ざかるように凹んだ排水溝を有し、前記排水溝は、前記切欠きと対向する位置から下方に向けて延在する
ことを特徴とする電気接続箱。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
更に、筒状のグロメットを備え、
前記カバーは、前記保持部と嵌合して前記グロメットを保持する嵌合部と、前記第二面に対して固定される板状のカバー固定部と、を有し、
前記カバー固定部は、前記グロメットを間において前記カバー固定部の両端に配置された一対の延出部を有し、
前記延出部は、前記グロメットの延在方向に沿って前記嵌合部から延出しており、かつ締結部材が挿入される貫通孔を有しており、
前記カバー固定部は、前記嵌合部を補強する補強リブを有し、前記補強リブは、一対の前記延出部の並び方向に沿って前記カバー固定部の一端から他端まで延在している
請求項1に記載の電気接続箱。
【請求項3】
前記補強リブは、前記グロメットの延在方向に並ぶ第一リブおよび第二リブを含む
請求項2に記載の電気接続箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気接続箱に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、水を排出する構造を有する電気接続箱がある。特許文献1には、側面周縁部に沿って防水用リブが連続的に設けられた絶縁基板とバスバーとを交互に積層組み付けした配線板をその内部に収容し、エンジンルーム内の取付部材に対して縦置き状態で取り付けられる電気接続箱が開示されている。絶縁基板の下端部に位置する防水用リブを部分的に切り欠いて、複数の水抜き通路が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-238331号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
パネルに固定される電気接続箱では、箱とパネルとの間に環状のパッキンが挟み込まれる場合がある。このような電気接続箱において、箱の外部に水を排出できることが望まれている。
【0005】
本発明の目的は、箱の外部に水を排出することができる電気接続箱を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の電気接続箱は、貫通孔を有するパネルの第一面に対して固定される板状の本体固定部と、前記貫通孔に挿入される筒状の保持部と、前記本体固定部から突出する枠状のリブと、を有する箱本体と、前記本体固定部と前記第一面との間に配置されて前記貫通孔を囲み、前記本体固定部と前記第一面との間をシールする環状のパッキンと、前記パネルの第二面に固定され、前記保持部と嵌合するカバーと、を備え、前記リブは、前記貫通孔の縁に沿って延在し、かつ前記パッキンにおける内側の縁を位置決めし、前記リブには、切欠きが設けられており、前記箱本体は、前記切欠きが前記貫通孔の下端に位置するように前記パネルに対して取り付けられ、前記カバーは、前記第二面から遠ざかるように凹んだ排水溝を有し、前記排水溝は、前記切欠きと対向する位置から下方に向けて延在することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る電気接続箱において、箱本体は、リブの切欠きがパネルの貫通孔の下端に位置するようにパネルに対して取り付けられる。カバーは、パネルの第二面から遠ざかるように凹んだ排水溝を有し、排水溝は、切欠きと対向する位置から下方に向けて延在する。本発明に係る電気接続箱によれば、箱の内部の水を切欠きおよび排水溝によって外部に排出できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態の電気接続箱の斜視図である。
図2は、実施形態の電気接続箱の分解斜視図である。
図3は、実施形態の箱本体の斜視図である。
図4は、実施形態の箱本体の正面図である。
図5は、実施形態のグロメットの斜視図である。
図6は、実施形態のカバーの平面図である。
図7は、実施形態のカバーの斜視図である。
図8は、実施形態のカバーの斜視図である。
図9は、パッキンが取り付けられた箱本体の斜視図である。
図10は、実施形態のカバーの取り付けを説明する斜視図である。
図11は、実施形態の電気接続箱の断面図である。
図12は、実施形態の電気接続箱の断面図である。
図13は、実施形態の電気接続箱の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の実施形態に係る電気接続箱につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
[実施形態]
図1から図13を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、電気接続箱に関する。図1は、実施形態の電気接続箱の斜視図、図2は、実施形態の電気接続箱の分解斜視図、図3は、実施形態の箱本体の斜視図、図4は、実施形態の箱本体の正面図、図5は、実施形態のグロメットの斜視図、図6は、実施形態のカバーの平面図、図7および図8は、実施形態のカバーの斜視図、図9は、パッキンが取り付けられた箱本体の斜視図、図10は、実施形態のカバーの取り付けを説明する斜視図である。図11から図13は、実施形態の電気接続箱の断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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