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公開番号2024101359
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-29
出願番号2023005311
出願日2023-01-17
発明の名称接続構造
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 12/71 20110101AFI20240722BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】接続部材の配置位置を容易に調整可能なコネクタの接続構造を得ることを目的とする。
【解決手段】接続構造は、端子11を収容するハウジング12を、ペグ3を介して基板2に接続する構造である。ハウジング12には、ペグ3を支持する支持部126が設けられている。支持部126は、前後方向Xに延びる係止部1261と、係止部1261とハウジング12とを接続する第一ブリッジ1261-1及び第二ブリッジ1261-2を備えている。ペグ3には、係止部1261に対して左右方向Yに引っ掛かり固定されるフック部31が設けられ、フック部31は、先端部が第一ブリッジ1261-1と第二ブリッジ1261-2との間に形成された収容空間Sに収容された状態で係止部1261に支持されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
端子を収容するハウジングを、接続部材を介して基板に接続する接続構造であって、
前記ハウジングには、前記接続部材を支持する支持部が設けられ、
前記支持部は、前記基板に対向し、前記ハウジングと間隔をあけて所定方向に延びる係止部と、前記係止部と前記ハウジングとを接続する第一ブリッジと、前記第一ブリッジと前記所定方向に間隔をあけて設けられ前記係止部と前記ハウジングとを接続する第二ブリッジと、を備え、
前記接続部材には、前記係止部に対して前記所定方向と交差する交差方向に引っ掛かり固定されるフック部が設けられ、
前記フック部は、先端部が前記第一ブリッジと前記第二ブリッジとの間に形成された収容空間に収容された状態で前記係止部に支持されていることを特徴とする接続構造。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記フック部の前記先端部には、前記ハウジングのうち前記係止部と対向する対向壁面に向かって突出する係止突起が設けられ、
前記係止突起は、前記フック部が前記係止部に固定された状態で、前記係止部と前記対向壁面の対向方向の内方に向かって前記対向壁面を押圧していることを特徴とする請求項1に記載の接続構造。
【請求項3】
前記係止突起は、前記所定方向に間隔をあけて少なくとも2個設けられていることを特徴とする請求項2に記載の接続構造。
【請求項4】
前記接続部材は、前記フック部に連続し前記基板に向かって延びて前記基板に接続される接続部と、前記接続部に連続し前記フック部の曲がり方向と反対側に延びる折返し部と、が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の接続構造。
【請求項5】
前記ハウジングは、前記所定方向の一方側に開口する箱状に設けられ、
前記所定方向は、前後方向であり、
前記ハウジングには、前記前後方向に交差する左右方向に間隔をあけて対向し、前記基板から立ち上がる1対の側壁が設けられ、
前記1対の側壁の各々には、前記係止部が設けられ、
前記接続部材の前記接続部は、前記前後方向に延在する板部材であり、
前記接続部の前記前後方向一方側には、前記前後方向一方側に突出する連鎖突起が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の接続構造。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか一項に記載の接続構造を有し、
前記ハウジングは前記所定方向の一方側に開口し、
前記第一ブリッジと前記第二ブリッジは、前記所定方向に重ならない位置に配置され、
前記第一ブリッジから前記収容空間を介し前記第二ブリッジに沿って延び前記所定方向の他方側に開口する第一空間と、
前記第二ブリッジから前記収容空間を介し前記第一ブリッジに沿って延び前記所定方向の一方側に開口する第二空間と、を備えていることを特徴とするコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、接続構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、端子を保持する樹脂製箱状のハウジングを、ペグによって基板に固定し、基板用コネクタを構成する接続構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の基板用コネクタでは、ハウジングの側壁に上下方に開口する略ポケット状の圧入部が形成されており、この圧入部にペグを圧入した状態で、ペグ下端を半田等で基板に固定することで、ハウジングが基板に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-61188号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のような接続構造では、略ポケット状の圧入部にペグを圧入する構造上、圧入部の配置やペグの配置に制約が生じるため、ペグやハウジングを専用部品で構成する必要が生じる等、コネクタの製造コストが増加することとなっていた。
【0005】
本発明の目的は、接続部材の配置位置を容易に調整可能なコネクタの接続構造を得ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決し目的を達成するために、接続構造は、端子を収容するハウジングを、接続部材を介して基板に接続する接続構造であって、前記ハウジングには、前記接続部材を支持する支持部が設けられ、前記支持部は、前記基板に対向し、前記ハウジングと間隔をあけて所定方向に延びる係止部と、前記係止部と前記ハウジングとを接続する第一ブリッジと、前記第一ブリッジと前記所定方向に間隔をあけて設けられ前記係止部と前記ハウジングとを接続する第二ブリッジと、を備え、前記接続部材には、前記係止部に対して前記所定方向と交差する交差方向に引っ掛かり固定されるフック部が設けられ、前記フック部は、先端部が前記第一ブリッジと前記第二ブリッジとの間に形成された収容空間に収容された状態で前記係止部に支持されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、接続部材の配置位置を容易に調整可能なコネクタの接続構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係るコネクタ、基板、及びペグの分解斜視図。
(A)は、ペグの斜視図であり、(B)は、ペグの正面図であり、(C)は、ペグの側面図であり、(D)は、ペグの背面図。
(A)は、基板に接続されたコネクタの平面図であり、(B)は、図3(A)のA-A線矢視断面図。
図3(B)の領域Aにおける部分拡大図。
(A)は、ハウジングの平面図であり、(B)は、図5(A)のB-B線矢視断面図であり、(C)は、樹脂成形途中のハウジングを示す概要図。
変形例におけるハウジングの斜視図。
変形例におけるハウジング及びペグを収容部の位置で切断した断面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、接続構造について説明する。接続構造は、コネクタ1のうち端子11を収容するハウジング12を、自動車等の車両に搭載される電子機器の基板2に、ペグ3(接続部材)を介して接続する構造である。すなわち、コネクタ1は、接続構造を有している。図において、X、Y、Zは、互いに直交する方向である。そして、後述するハウジング12の奥行き方向を前後方向とし、「前後方向X」と記す。また、前後方向Xの一方側を「前側X1」、他方側を「後側X2」と記す。なお、前後方向Xは、本発明における所定方向でもある。
【0010】
そして、後述するハウジング12の幅方向を左右方向とし、「左右方向Y」と記す。また、左右方向Yの一方側を「左側Y1」、他方側を「右側Y2」と記す。また、基板2の板厚方向を高さ方向とし、「高さ方向Z」と記す。また、高さ方向Zの一方側を「上側Z1」、他方側を「下側Z2」と記す。これは、あくまでも説明の便宜のためであり、必ずしも実際の使用状態における方向と一致するとは限らず、実際の使用状態における方向を限定するものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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