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公開番号2024044530
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022150105
出願日2022-09-21
発明の名称カメラ装置
出願人ニデックプレシジョン株式会社
代理人個人
主分類G03B 9/10 20210101AFI20240326BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】光軸方向に移動可能な可動筒に簡易な構成でシャッタ機能を付与することができるカメラ装置を提供する。
【解決手段】カメラ装置1は、固定筒10に対してレンズの光軸方向に沿って移動可能な可動筒20と、固定筒10にレバー軸11を中心として回転可能に取り付けられる駆動レバー30と、固定筒10にレバー軸12を中心として回転可能に取り付けられる回転規制レバー40と、駆動レバー30を付勢するねじりコイルバネ51と、回転規制レバー40を付勢するねじりコイルバネ52とを備える。可動筒20は、シャッタベース23の露光窓Wを開閉可能なシャッタ羽根24と、シャッタ羽根24を閉位置に向けて付勢するコイルバネ26とを含む。駆動レバー30は、可動筒20のシャッタ羽根24のフック部245に係合可能な駆動部37を含む。回転規制レバー40は、駆動レバー30に係合可能なレバーストッパ46を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
固定筒と、
少なくとも1枚のレンズを収容し、前記固定筒に対して沈胴位置と繰出位置との間で前記少なくとも1枚のレンズの光軸方向に沿って移動可能な可動筒であって、
前記少なくとも1枚のレンズの光軸上に露光窓が形成されたシャッタベースと、
前記露光窓を塞ぐ閉位置と前記露光窓を開放する開位置との間で回転できるように前記シャッタベースに取り付けられ、回転を駆動するためのフック部を有するシャッタ羽根と、
前記シャッタ羽根を前記閉位置に向けて付勢する第1の付勢部材と
を含む可動筒と、
前記固定筒に第1のレバー軸を中心として回転可能に取り付けられる駆動レバーであって、前記繰出位置に位置する前記可動筒における前記シャッタ羽根の前記フック部に係合可能な駆動部を含む駆動レバーと、
前記閉位置から前記開位置に向かって前記シャッタ羽根が回転する方向に沿って前記駆動レバーを付勢する第2の付勢部材と、
前記固定筒に第2のレバー軸を中心として回転可能に取り付けられる回転規制レバーであって、前記駆動レバーに係合可能なレバーストッパを含む回転規制レバーと、
前記駆動レバーの前記駆動部が前記シャッタ羽根の前記フック部に係合可能なチャージ位置で前記第2の付勢部材による付勢力に抗して前記駆動レバーを保持するように前記回転規制レバーを付勢する第3の付勢部材と
を備える、
カメラ装置。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記駆動レバーは、前記回転規制レバーの前記レバーストッパに係合可能な係合部をさらに含む、請求項1に記載のカメラ装置。
【請求項3】
前記駆動レバーの前記係合部は、前記固定筒から離れるにつれて前記回転規制レバーに近づくように斜めに延びる縁部を有する、請求項2に記載のカメラ装置。
【請求項4】
前記第3の付勢部材による付勢力は、前記第2の付勢部材による付勢力よりも大きい、請求項1に記載のカメラ装置。
【請求項5】
前記駆動レバーは、前記第1のレバー軸の半径方向外側に位置する第1のフォロアをさらに含み、
前記カメラ装置は、前記駆動レバーの前記第1のフォロアに接触して前記駆動レバーの前記係合部を前記レバーストッパに係合可能な位置まで回転させる第1のカム部をさらに備える、
請求項2又は3に記載のカメラ装置。
【請求項6】
前記回転規制レバーは、前記第2のレバー軸の半径方向外側に位置する第2のフォロアをさらに含み、
前記カメラ装置は、前記回転規制レバーの前記第2のフォロアに接触して前記レバーストッパを前記駆動レバーに係合する位置から前記駆動レバーとの係合を解除する位置まで回転させる第2のカム部をさらに備える、
請求項5に記載のカメラ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カメラ装置に係り、特に光軸方向に沿って移動可能な可動筒を有するカメラ装置に関するものである。
続きを表示(約 3,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、撮影時以外はレンズを収容した筒体を本体に収容し、撮影時にこの筒体を光軸方向に繰り出すことのできるカメラが知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなカメラは、筒体が本体に対して光軸方向に移動する構造を有しているため、本体と連動して動作可能な機械的シャッタを筒体に取り付けることが構造的に難しく、また取り付けられたとしても構造が複雑になりやすい。このため、従来から、このような筒体に取り付けられる簡易な構造のシャッタ機構が求められていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5328249号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、光軸方向に移動可能な可動筒に簡易な構成でシャッタ機能を付与することができるカメラ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によれば、光軸方向に移動可能な可動筒に簡易な構成でシャッタ機能を付与することができるカメラ装置が提供される。このカメラ装置は、カメラ装置は、固定筒と、少なくとも1枚のレンズを収容し、上記固定筒に対して沈胴位置と繰出位置との間で上記少なくとも1枚のレンズの光軸方向に沿って移動可能な可動筒とを備える。上記可動筒は、上記少なくとも1枚のレンズの光軸上に露光窓が形成されたシャッタベースと、上記露光窓を塞ぐ閉位置と上記露光窓を開放する開位置との間で回転できるように上記シャッタベースに取り付けられ、回転を駆動するためのフック部を有するシャッタ羽根と、上記シャッタ羽根を上記閉位置に向けて付勢する第1の付勢部材とを含む。上記カメラ装置は、上記固定筒に第1のレバー軸を中心として回転可能に取り付けられる駆動レバーと、上記閉位置から上記開位置に向かって上記シャッタ羽根が回転する方向に沿って上記駆動レバーを付勢する第2の付勢部材と、上記固定筒に第2のレバー軸を中心として回転可能に取り付けられる回転規制レバーとを備える。上記駆動レバーは、上記繰出位置に位置する上記可動筒における上記シャッタ羽根の上記フック部に係合可能な駆動部を含む。上記回転規制レバーは、上記駆動レバーに係合可能なレバーストッパを含む。上記カメラ装置は、上記駆動レバーの上記駆動部が上記シャッタ羽根の上記フック部に係合可能なチャージ位置で上記第2の付勢部材による付勢力に抗して上記駆動レバーを保持するように上記回転規制レバーを付勢する第3の付勢部材を備える。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、本発明の一実施形態におけるカメラ装置を示す斜視図である。
図2は、図1に示すカメラ装置のフロントカバー、リアカバー、及びトップカバーにより形成される内部空間に収容される構成要素の一部を示す斜視図である。
図3は、図2に示される構成要素の分解斜視図である。
図4は、図3に示される可動筒の分解斜視図である。
図5Aは、図4に示されるシャッタ羽根の正面図である。
図5Bは、図5Aに示されるシャッタ羽根の底面図である。
図6は、図4に示されるシャッタ羽根が閉位置にあるときのシャッタ機構の正面図である。
図7は、図4に示されるシャッタ羽根が開位置にあるときのシャッタ機構の正面図である。
図8Aは、図3に示される駆動レバーの斜視図である。
図8Bは、図8Aに示される駆動レバーの平面図である。
図8Cは、図8Aに示される駆動レバーの左側面図である。
図8Dは、図8Aに示される駆動レバーの正面図である。
図8Eは、図8Cに示される駆動レバーの固定筒への取付状態を模式的に示す図である。
図9Aは、図3に示される回転規制レバーの平面図である。
図9Bは、図9Aに示される回転規制レバーの左側面図である。
図9Cは、図9Aに示される回転規制レバーの正面図である。
図9Dは、図9Bに示される回転規制レバーの固定筒への取付状態を模式的に示す図である。
図10Aは、図3に示されるカムギアの左側面図である。
図10Bは、図10Aに示されるカムギアの右側面図である。
図11Aは、図2に示される可動筒が沈胴位置にあるときの状態を模式的に示す左側面図である。
図11Bは、図2に示される可動筒が繰出位置にあるときの状態を模式的に示す左側面図である。
図12は、図11Bに示す状態での駆動レバーとシャッタ羽根との関係を示す模式図である。
図13Aは、図11Bに示す状態からシャッタ羽根を駆動する過程を説明するための左側面図である。
図13Bは、図13Aに示す状態に続く過程を説明するための左側面図である。
図13Cは、図13Bに示す状態に続く過程を説明するための左側面図である。
図13Dは、図13Cに示す状態に続く過程を説明するための左側面図である。
図13Eは、図13Dに示す状態に続く過程を説明するための左側面図である。
図14は、図13Bに示す状態での駆動レバーとシャッタ羽根との関係を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明に係るカメラ装置の実施形態について図1から図14を参照して詳細に説明する。図1から図14において、同一又は相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。また、図1から図14においては、各構成要素の縮尺や寸法が誇張されて示されている場合や一部の構成要素が省略されている場合がある。以下の説明では、特に言及がない場合には、「第1」や「第2」などの用語は、構成要素を互いに区別するために使用されているだけであり、特定の順位や順番を表すものではない。
【0008】
図1は、本発明の第1の実施形態におけるカメラ装置1を示す斜視図である。本実施形態におけるカメラ装置1は、撮影後に自動的に現像が行われる写真フィルムを用いるカメラ(インスタントカメラ)であるが、本発明はこのようなインスタントカメラ以外にも適用できることは言うまでもない。なお、本実施形態では、便宜的に、図1における+Z方向を「前」又は「前方」といい、-Z方向を「後」又は「後方」ということとする。
【0009】
図1に示すように、カメラ装置1は、フロントカバー2と、フロントカバー2の後方に装着されるリアカバー3と、フロントカバー2とリアカバー3とに挟まれるトップカバー4とを備えている。フロントカバー2にはファインダ窓5が形成されており、このファインダ窓5に隣接してフラッシュ窓6が配置されている。また、ファインダ窓5の-Y方向側にはレリーズボタン7が配置されている。トップカバー4には、X方向に延びる排出スリット4Aが形成されており、この排出スリット4Aから撮影後に現像された写真フィルムが排出されるようになっている。
【0010】
図2は、フロントカバー2、リアカバー3、及びトップカバー4により形成される内部空間に収容される構成要素の一部を示す斜視図である。図2に示すように、カメラ装置1は、略直方体状のフレーム8と、フレーム8に固定される固定筒10と、固定筒10の半径方向内側に配置される可動筒20とを有している。この可動筒20は、撮影時以外はフロントカバー2の筒状部2A(図1参照)の内側に収容されており、撮影時にユーザが操作ボタン9(図1参照)を押すと、図示しない繰出機構により可動筒20が固定筒10に対して+Z方向に移動し、フロントカバー2の筒状部2Aから飛び出す(繰り出す)ようになっている。以下では、フロントカバー2の筒状部2Aの内側に収容されているときの可動筒20の位置を「沈胴位置」といい、フロントカバー2の筒状部2Aから+Z方向に飛び出しているときの可動筒20の位置を「繰出位置」ということとする。図2では、可動筒20は沈胴位置に位置している。
(【0011】以降は省略されています)

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