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公開番号2024043145
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-29
出願番号2022148165
出願日2022-09-16
発明の名称車両情報配信装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類G08G 1/00 20060101AFI20240322BHJP(信号)
要約【課題】車両が属する地域での車両の性能を把握する。
【解決手段】データセンタの実行部は、電池性能Zを、予め定められたタイミングで繰り返し取得する。データセンタの実行部は、取得した車両毎の電池性能Zの中から、同一車種且つ同一地域の電池性能Zを抽出する。データセンタの実行部は、抽出された複数の電池性能Zを統計解析した値である統計値を算出する。データセンタの実行部は、算出した電池性能Zを、当該統計値の算出の根拠となった電池性能Zが属する地域を示す情報と共に、外部に出力する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
車両から当該車両の性能を示す性能値を、予め定められたタイミングで繰り返し取得することと、
取得した車両毎の前記性能値の中から、同一車種且つ同一地域の前記性能値を抽出することと、
抽出された複数の前記性能値を統計解析した値である統計値を算出することと、
算出した前記統計値を、当該統計値の算出の根拠となった前記性能値が属する地域を示す情報と共に、外部に出力することと、
を実行する実行部を備える
車両情報配信装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、車両情報配信装置に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１のシステムは、燃費情報管理サーバ及び端末装置を備えている。燃費情報管理サーバは、複数の車両から燃費を取得する。また、燃費情報管理サーバは、取得した車両毎の燃費に基づいて、車両毎の燃費をランキング付けする。そして、端末装置は、燃費情報管理サーバから燃費ランキングに関する情報を取得する。なお、ユーザは、端末装置のディスプレイに表示された燃費ランキングに基づいて車両の性能を把握する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１１－０８１５５８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
燃費などの車両の性能は、同一の車種であっても、車両が使用される地域に応じて変化することがある。特許文献１のシステムは、このような地域毎の車両性能の違いについて何ら考慮していない。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
上記課題を解決するための車両情報配信装置は、車両から当該車両の性能を示す性能値を、予め定められたタイミングで繰り返し取得することと、取得した車両毎の前記性能値の中から、同一車種且つ同一地域の前記性能値を抽出することと、抽出された複数の前記性能値を統計解析した値である統計値を算出することと、算出した前記統計値を、当該統計値の算出の根拠となった前記性能値が属する地域を示す情報と共に、外部に出力することと、を実行する実行部を備える。
【０００６】
上記構成によれば、例えば対象とする車両の性能値と統計値とを比較することにより、対象とする車両が属する地域での車両の性能を把握できる。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
情報配信システムの概略構成図である。
情報配信システムが実行する処理を示すシーケンス図である。
個人端末のディスプレイの表示に関する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
＜情報配信システムの概略構成＞
以下、本発明の一実施形態を図１～図３にしたがって説明する。先ず、情報配信システム１００の概略構成について説明する。
【０００９】
図１に示すように、情報配信システム１００は、複数の車両１０を備えている。車両１０としては、例えばユーザが所有する自動車である。なお、図１では、１つの車両１０のみを代表して図示している。
【００１０】
車両１０は、電流センサ３１、電圧センサ３２、バッテリ温センサ３３、及びＧＮＳＳ受信機３４を備えている。電流センサ３１は、図示しないバッテリに入出力される電流である電流ＩＢを検出する。ここで、バッテリとは、車両１０の駆動源として機能するモータジェネレータに対して電力を供給する二次電池である。電圧センサ３２は、上記のバッテリの端子間電圧である電圧ＶＢを検出する。バッテリ温センサ３３は、上記のバッテリの温度であるバッテリ温ＴＢを検出する。ＧＮＳＳ受信機３４は、図示しないＧＮＳＳ用の衛星との通信により車両１０が位置する地点の座標である位置座標ＰＣを検出する。なお、ＧＮＳＳとは、いわゆる全球測位衛星システムのことである。
（【００１１】以降は省略されています）

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