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公開番号2024016358
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-07
出願番号2022118413
出願日2022-07-26
発明の名称発信機
出願人ニッタン株式会社
代理人個人,個人
主分類G08B 17/00 20060101AFI20240131BHJP(信号)
要約【課題】最適な押圧位置が視覚的に分かり易い発信機を提供する。
【解決手段】前方からの押圧操作でオン状態にされる押しボタンスイッチを内蔵した本体部(10)と、押しボタンスイッチの前方に配置された保護板(21)と、保護板の少なくとも一部を露出させる開口部を有する前面パネル部(20)と、を備えた発信機において、前記保護板はその前面が前面パネル部の前面と同一または前面よりも後方に位置し、その中央部に滑り止め加工部が設けられているようにした。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
前方からの押圧操作でオン状態にされる押しボタンスイッチを内蔵した本体部と、前記押しボタンスイッチの前方に配置された保護板と、前記保護板の少なくとも一部を露出させる開口部を有する前面パネル部と、を備えた発信機であって、
前記保護板は、その前面が前記前面パネル部の前面と同一または前面よりも後方に位置し、その中央部に滑り止め加工部が設けられていることを特徴とする発信機。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記前面パネル部は、前記滑り止め加工部として前面から後方へ向かって窪んだ凹部を有し、前記凹部の底部に前記開口部が設けられ、前記保護板はその前面が前面パネル部の前面と同一または前面より後方に位置するように配設されていることを特徴とする請求項1に記載の発信機。
【請求項3】
前記保護板の前面は、全体が前方へ向かって膨らんだ凸形状を有し、その凸形状の中央部に前記凹部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の発信機。
【請求項4】
前記前面パネル部の前記凹部の周辺部には、前記開口部に近づくにつれて後方に位置する傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の発信機。
【請求項5】
前記前面パネル部は、前記開口部の周囲に配設された放光部を有し、
前記放光部は、前記開口部の奥部に配設された光源から放出された光を導く導光部材と、前記導光部材の前側を覆う透光性のカバー部材と、を備えていることを特徴とする請求項4に記載の発信機。
【請求項6】
前記導光部材は、ほぼ平坦な円環状部分と該円環状部分の内側であって前記本体部側に向かって傾斜する傾斜部とを有し、
前記傾斜部の内端部は前記押しボタンの背部に位置し、前記傾斜部の内端部に対向するように光源が配設されていることを特徴とする請求項5に記載の発信機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、緊急報知用の発信機、さらには建物の壁部等に設置され緊急事態の発生時に操作されることで警報を発するための発信機に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建物内部には火災など緊急事態の発生を知らせるために、押しボタンスイッチを備えた手動の発信機が建物の壁面に適切な高さで設置されている。緊急事態の発生時には、発見者が発信機の押しボタンスイッチを強く押すことにより、緊急事態の発生を知らせる信号が受信機等へ伝送されると共に、発信機の近傍に設けられるベルから警報音が発せられて、周囲の人に対し緊急事態の発生を知らせることができるようになっている。
【0003】
緊急報知用の発信機は、誤操作防止のため比較的強い力で押しボタンを押し込まないと内部のスイッチがオンしないようにバネの反発力が設定されている。また、従来の発信機の押しボタンは一般に表面が平坦であった。そのため、押しボタンを押し込んだ際に、指が滑って力が充分に伝わらなかったり、押しボタンと本体側に設けられている開口との隙間に指先が入り込んでしまって操作者に痛みを与えたりするおそれがある。
そこで、押しボタンスイッチを備えた発信機において、押しボタンの操作性を向上させたり、開口部との隙間に指先が入り込まないように工夫したりした発明が提案されている(例えば特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-169994号公報
特開2018-142051号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載されている発信機は押しボタンの操作性を向上させることができ、特許文献2に記載されている発信機は開口部との隙間に指先が入り込まないようにすることができるという利点をそれぞれ有するものの、特許文献1、2に記載されている発信機は、いずれも形状からはどこが押しボタンであるかを認識しにくいので、色彩の差異で押しボタンを認識できるようにする必要がある。一方、デザイン上の都合から押しボタンの色彩と他の部分の色彩を統一仕様とする場合には、視覚的に押しボタン部が認識しにくくなってしまう。そこで、形状の変化で押しボタン部を認識させるために押しボタンを突出させるようにした場合には、荷物がぶつかる等で誤操作されるおそれが高まってしまうという課題がある。
【0006】
本発明は上記のような課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、最適な押圧位置が視覚的および触覚的に分かり易い発信機を提供することにある。
本発明の他の目的は、押しボタンを押圧操作した際に押しボタンの表面で指が滑りにくく力が充分に伝えることができる発信機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は、
前方からの押圧操作でオン状態にされる押しボタンスイッチを内蔵した本体部と、前記押しボタンスイッチの前方に配置された保護板と、前記保護板の少なくとも一部を露出させる開口部を有する前面パネル部と、を備えた発信機において、
前記保護板は、その前面が前記前面パネル部の前面と同一または前面よりも後方に位置し、その中央部に滑り止め加工部が設けられているようにしたものである。
【0008】
上記のような構成によれば、保護板(押しボタン)の中央部に、滑り止め加工部が設けられているため、押しボタンの最適な押圧位置を視覚的および触覚的に分かり易くさせることができる。そして、触覚的に認識ができることで、例えば暗闇下の環境で、表示灯の発光を元に発信機の位置にたどり着いたときに、表示灯が発信機と別体で押しボタンの部分が直接照らされていなかったとしても触覚的に認識し操作することが可能になる。また、滑り止め部が設けられているため、押しボタンを押圧操作した際に押しボタンの表面で指が滑りにくく、力を充分に伝えることができる。
【0009】
ここで、望ましくは、前記前面パネル部は、前記滑り止め加工部として前面から後方へ向かって窪んだ凹部を有し、前記凹部の底部に前記開口部が設けられ、前記保護板はその前面が前面パネル部の前面と同一または前面より後方に位置するように配設する。
かかる構成によれば、保護板はその前面が前面パネル部の前面より前方へ突出しないため、近傍を通過する人の体や搬送される荷物の一部が押しボタンに当たって発信機が誤動作するのを防止することができる。
【0010】
また、望ましくは、前記保護板の前面は、全体が前方へ向かって膨らんだ凸形状を有し、その凸形状の中央部に前記凹部が設けられているようにする。
かかる構成によれば、保護板(押しボタン)の前面が凸形状であるため、押しボタンの位置を視覚的に認識させ易くなる。
(【0011】以降は省略されています)

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