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公開番号2024037382
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-19
出願番号2022142207
出願日2022-09-07
発明の名称積層コイル部品
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01F 17/00 20060101AFI20240312BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】互いに隣り合うコイル導体間でのショートの発生を抑制する積層コイル部品を提供する。
【解決手段】積層コイル部品1は、素体2と、複数のコイル導体31,32,33と、第一抵抗層及び第二抵抗層と、を備える。複数のコイル導体31,32,33は、素体2の内部に配置され、方向D3で並んでいると共に互いに電気的に接続されている。抵抗層411,421は、複数のコイル導体31,32,33のうち互いに隣り合うコイル導体31,32の間に、互いに対向するように配置されている。抵抗層411は、互いに隣り合うコイル導体のうち一方のコイル導体31に接している。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
素体と、
前記素体の内部に配置され、一の方向で並んでいると共に互いに電気的に接続されている複数のコイル導体と、
前記複数のコイル導体のうち互いに隣り合うコイル導体の間に、互いに対向するように配置される第一抵抗層及び第二抵抗層と、を備え、
前記第一抵抗層は、互いに隣り合う前記コイル導体のうち一方のコイル導体に接している、積層コイル部品。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記第一抵抗層は、前記一方のコイル導体に沿うように延在しており、
前記一の方向から見て、前記第一抵抗層の幅は、前記一方のコイル導体の幅よりも大きい、請求項1に記載の積層コイル部品。
【請求項3】
前記第二抵抗層は、前記一方のコイル導体に沿うように延在しており、
前記一の方向から見て、前記第二抵抗層の幅は、前記一方のコイル導体の幅よりも大きい、請求項1に記載の積層コイル部品。
【請求項4】
前記第一抵抗層と前記第二抵抗層との間に配置される応力緩和層を更に備え、
前記応力緩和層は、樹脂及び空隙の少なくとも一方から構成されている、請求項1~3の何れか一項に記載の積層コイル部品。
【請求項5】
前記応力緩和層の前記一の方向での厚さは、前記第一抵抗層及び前記第二抵抗層の少なくとも一方の前記一の方向での厚さよりも大きい、請求項4に記載の積層コイル部品。
【請求項6】
前記素体は、前記第二抵抗層と、互いに隣り合う前記コイル導体のうち他方のコイル導体との間に位置する部分を有する、請求項1~3の何れか一項に記載の積層コイル部品。
【請求項7】
前記第一抵抗層及び前記第二抵抗層は、ジルコニアから構成されている、請求項1~3の何れか一項に記載の積層コイル部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、積層コイル部品に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
知られている積層コイル部品は、素体と、素体の内部に配置されている複数のコイル導体とを備えている(たとえば、特許文献1)。複数のコイル導体は、一の方向で並んでいると共に互いに電気的に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-59749号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の態様は、互いに隣り合うコイル導体間でのショートの発生を抑制する積層コイル部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一つの態様に係る積層コイル部品は、素体と、複数のコイル導体と、第一抵抗層及び第二抵抗層とを備える。複数のコイル導体は、素体の内部に配置され、一の方向で並んでいると共に互いに電気的に接続されている。第一抵抗層及び第二抵抗層は、複数のコイル導体のうち互いに隣り合うコイル導体の間に、互いに対向するように配置されている。第一抵抗層は、互いに隣り合うコイル導体のうち一方のコイル導体に接している。
【0006】
上記一つの態様では、第一抵抗層及び第二抵抗層が、互いに隣り合うコイル導体の間に配置されている。したがって、上記一つの態様は、互いに隣り合うコイル導体間の絶縁抵抗を高めやすい。
上記一つの態様では、第一抵抗層が一方のコイル導体に接している。したがって、上記一つの態様は、互いに隣り合うコイル導体間の絶縁抵抗を確実に高める。
これらの結果、上記一つの態様は、互いに隣り合うコイル導体間でのショートの発生を抑制する。
【0007】
上記一つの態様では、第一抵抗層は、一方のコイル導体に沿うように延在していてもよい。一の方向から見て、第一抵抗層の幅は、一方のコイル導体の幅よりも大きくてもよい。
一の方向から見て、一方のコイル導体に沿うように延在する第一抵抗層の幅が一方のコイル導体の幅よりも大きい構成は、互いに隣り合うコイル導体の間の絶縁抵抗をより一層確実に高める。したがって、本構成は、互いに隣り合うコイル導体間でのショートの発生をより一層抑制する。
【0008】
上記一つの態様では、第二抵抗層は、一方のコイル導体に沿うように延在していてもよい。一の方向から見て、第二抵抗層の幅は、一方のコイル導体の幅よりも大きくてもよい。
一の方向から見て、一方のコイル導体に沿うように延在する第二抵抗層の幅が一方のコイル導体の幅よりも大きい構成は、互いに隣り合うコイル導体の間の絶縁抵抗をより一層確実に高める。したがって、本構成は、互いに隣り合うコイル導体間でのショートの発生をより一層抑制する。
【0009】
上記一つの態様は、第一抵抗層と第二抵抗層との間に配置される応力緩和層を更に備えていてもよい。応力緩和層は、樹脂及び空隙の少なくとも一方から構成されていてもよい。
上記応力緩和層は、素体内に生じる内部応力を緩和するので、上記応力緩和層を備える構成は、互いに隣り合うコイル導体間でのクラックの発生を抑制する。したがって、本構成は、互いに隣り合うコイル導体間での上記クラックに起因するショートの発生を抑制する。
【0010】
上記一つの態様では、素体は、第二抵抗層と、互いに隣り合うコイル導体のうち他方のコイル導体との間に位置する部分を有してもよい。
素体が上記部分を有する構成は、互いに隣り合うコイル導体間の絶縁抵抗を高めやすい。したがって、本構成は、互いに隣り合うコイル導体間でのショートの発生をより一層抑制する。
(【0011】以降は省略されています)

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