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公開番号2024035764
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-14
出願番号2022164408,2022140329
出願日2022-10-13,2022-09-02
発明の名称乾燥装置、乾燥方法及び凍結乾燥物の製造方法
出願人マイクロ波化学株式会社
代理人個人,個人
主分類F26B 3/347 20060101AFI20240307BHJP(乾燥)
要約【課題】凍結された減圧下の複数の乾燥対象物をマイクロ波照射によって均一に乾燥させることができる乾燥装置を提供する。
【解決手段】凍結された複数の乾燥対象物5をマイクロ波照射によって乾燥させるための乾燥装置1は、マイクロ波を発生させるマイクロ波発生器11と、マイクロ波発生器11によって発生されたマイクロ波が内部に導入されるチャンバ13と、マイクロ波発生器11を制御することによって、減圧下のチャンバ内に存在する複数の乾燥対象物5に時間平均で均等にマイクロ波が照射されるようにマイクロ波の周波数を繰り返し変化させる制御部14とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
凍結された複数の乾燥対象物をマイクロ波照射によって乾燥させるための乾燥装置であって、
マイクロ波を発生させる1または2以上のマイクロ波発生器と、
前記1または2以上のマイクロ波発生器によって発生された1または2以上のマイクロ波が内部に導入されるチャンバと、
前記1または2以上のマイクロ波の少なくともいずれかの周波数を繰り返し変化させる制御部と、を備える。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
請求項1記載の乾燥装置であって、
前記チャンバ内に配置された1または2以上の温調部をさらに備え、
前記複数の乾燥対象物は、前記1または2以上の温調部の近傍に配置される。
【請求項3】
請求項2記載の乾燥装置であって、
前記複数の乾燥対象物の乾燥時に、前記温調部の温度を前記複数の乾燥対象物のうちの少なくともいずれかより低い温度に調整する温度調整部をさらに備える。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか記載の乾燥装置であって、
前記チャンバの内部に接続され、前記複数の乾燥対象物から発生した水蒸気を凝結させて除去するためのコールドトラップと、
前記コールドトラップを介して前記チャンバの内部を減圧する真空ポンプと
をさらに備える。
【請求項5】
請求項1から請求項3のいずれか記載の乾燥装置であって、
前記複数の乾燥対象物は、食品または薬品である。
【請求項6】
凍結された複数の乾燥対象物をマイクロ波照射によって乾燥させるための乾燥方法であって、
減圧下のチャンバ内に存在する前記複数の乾燥対象物に1または2以上のマイクロ波を照射する工程と、
前記1または2以上のマイクロ波の少なくともいずれかの周波数を繰り返し変化させる工程と
を含む。
【請求項7】
凍結された複数の乾燥対象物をマイクロ波照射によって乾燥させて凍結乾燥物を製造する凍結乾燥物の製造方法であって、
減圧下のチャンバ内に存在する前記複数の乾燥対象物に対して1または2以上のマイクロ波を照射中に前記1または2以上のマイクロ波の少なくともいずれかの周波数を繰り返し変化させて前記複数の乾燥対象物を乾燥させる工程を含む。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、凍結された乾燥対象物をマイクロ波の照射によって乾燥させるための乾燥装置等に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、棚式の凍結乾燥では、凍結された乾燥対象物を乾燥棚に載置し、減圧して氷を昇華させると共に、その昇華によって奪われる熱を乾燥棚からの伝熱によって供給することによって乾燥対象物を乾燥させている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
凍結乾燥は減圧下で行われるため、乾燥室内の空間では熱が伝わらない。そのため、従来の乾燥方法では乾燥対象物を乾燥棚に接触させ、乾燥棚からの伝熱によって乾燥を進行させていた。しかしながら、乾燥棚からの伝熱では、乾燥棚と接触しない乾燥対象物の内部まで乾燥させるには多くの時間がかかっていた。また、乾燥が進むと、氷が昇華して乾燥対象物内に空洞となる部分ができ、空洞は熱が伝わらないため、乾燥がさらに進行しにくいという問題があった。
【0004】
一方、乾燥処理においてマイクロ波を用いることによって、乾燥対象物内の氷を選択的に加熱することができ、乾燥時間を短縮可能と考えられるものの、複数の乾燥対象物を均一に乾燥させることが困難であり、商業的に用いるには品質が不十分であった。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、凍結された減圧下の複数の乾燥対象物をマイクロ波照射によって均一に乾燥させることができる乾燥装置、乾燥方法及び凍結乾燥物の製造方法を提供することになる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一態様による乾燥装置は、凍結された複数の乾燥対象物をマイクロ波照射によって乾燥させるための乾燥装置であって、マイクロ波を発生させる1または2以上のマイクロ波発生器と、1または2以上のマイクロ波発生器によって発生された1または2以上のマイクロ波が内部に導入されるチャンバと、1または2以上のマイクロ波の少なくともいずれかの周波数を繰り返し変化させる制御部と、を備える、ものである。
【0007】
また、本発明の一態様による乾燥装置では、チャンバ内に配置された1または2以上の温調部をさらに備え、複数の乾燥対象物は、1または2以上の温調部の近傍に配置されてもよい。
【0008】
また、本発明の一態様による乾燥装置では、複数の乾燥対象物の乾燥時に、温調部の温度を複数の乾燥対象物のうちの少なくともいずれかより高い温度に調整する温度調整部をさらに備えてもよい。
【0009】
また、本発明の一態様による乾燥装置では、複数の乾燥対象物の乾燥時に、温調部の温度を複数の乾燥対象物のうちの少なくともいずれかより低い温度に調整する温度調整部をさらに備えてもよい。
【0010】
また、本発明の一態様による乾燥装置では、制御部は、1または2以上のマイクロ波の少なくともいずれかの周波数を周期的に変化させてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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