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公開番号2024034176
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2022138249
出願日2022-08-31
発明の名称電池
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類H01M 10/04 20060101AFI20240306BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】短絡の発生を抑制可能な電池を提供すること。
【解決手段】本開示に係る電池1は、複数の正極P1~Pnと、正極P1~Pnに対応する複数の負極N1~Nnと、正極及び負極を隔離する複数のセパレータS1~Snと、が鉛直方向に積層している電池である。電池1においては、上層部に位置するセパレータの水平面方向の大きさが、下層部に位置するセパレータの水平面方向の大きさよりも大きいか、上層部に位置するセパレータの熱収縮率が、下層部に位置するセパレータの熱収縮率よりも小さいか、の少なくともいずれかである。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の正極と、前記正極に対応する複数の負極と、前記正極及び前記負極を隔離する複数のセパレータと、が鉛直方向に積層している電池であって、
上層部に位置するセパレータの水平面方向の大きさが、下層部に位置するセパレータの水平面方向の大きさよりも大きいか、上層部に位置するセパレータの熱収縮率が、下層部に位置するセパレータの熱収縮率よりも小さいか、の少なくともいずれかである、
電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電池に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、正極と、負極とが、セパレータを介して積層され、長手方向に捲回されてなる電極体を備える電池が記載されている。特許文献1に記載のセパレータは、正極及び負極の少なくとも一方に対向する対向部と、対向部からはみ出したはみ出し部とを有している。
【0003】
特許文献1には、セパレータの熱収縮が大きくなると、セパレータに亀裂が入り、短絡の原因となることが記載されている。特許文献1に記載の電池においては、短絡の原因となるセパレータの亀裂の発生を抑制することを目的として、はみ出し部にセパレータ積重部が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-053150号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、平置き積層型の電池の場合においても、セパレータの熱収縮が電池の性能に影響を及ぼす場合がある。
平置き積層型の電池においては、セパレータの熱収縮によって、正極と負極とが外縁部で接触し、短絡が発生する場合があった。特に、上層部においては、セパレータの熱収縮率が、下層部と比較して高くなる傾向にあるため、このような短絡がより発生しやすくなる傾向があった。
【0006】
本開示は、このような課題を解決するためになされたものであって、短絡の発生を抑制可能な電池を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る電池は、
複数の正極と、前記正極に対応する複数の負極と、前記正極及び前記負極を隔離する複数のセパレータと、が鉛直方向に積層している電池であって、
上層部に位置するセパレータの水平面方向の大きさが、下層部に位置するセパレータの水平面方向の大きさよりも大きいか、上層部に位置するセパレータの熱収縮率が、下層部に位置するセパレータの熱収縮率よりも小さいか、の少なくともいずれかである、
電池である。
【0008】
このような構成によると、熱収縮率が高くなる傾向にある上層部のセパレータにおいても、熱収縮後の水平面方向の大きさを、各セパレータに当接する正極及び負極の水平面方向の大きさよりも、大きく保つことができる。その結果として、本実施形態に係る電池は、短絡の発生を抑制できる。
【発明の効果】
【0009】
本開示によって、短絡の発生を抑制可能な電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
従来技術に係る電池の構成を示す模式断面図である。
第1の実施形態に係る電池の構成を示す模式断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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