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公開番号2024032930
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-12
出願番号2024013855,2022106851
出願日2024-02-01,2017-05-24
発明の名称防災システム
出願人ホーチキ株式会社
代理人個人,個人
主分類G08B 17/00 20060101AFI20240305BHJP(信号)
要約【課題】左右両側の監視エリアに対応して設けられた透光性窓の汚損状態を把握して清掃の必要性を適切に判断可能とする。
【解決手段】連続した複数の監視エリアの境界毎に火災検知装置を配置して監視エリアの火災発生を監視する防災システムであって、火災検知装置に関する情報を表示する表示部と、表示部に前記情報を表示させる制御部とを備える。火災検知装置は、第一透光性窓の汚損状態を示す第一窓汚損度と、第二透光性窓の汚損状態を示す第二窓汚損度とを検出し、制御部は、第一窓汚損度と二窓汚損度とに基づき、表示部に、隣り合う境界にそれぞれ配置された一方の火災感知器の第一窓汚損度と他方の火災感知器の第二窓汚損度とが並ぶように、第一窓汚損度と第二窓汚損度の組を、複数の火災検知装置の配置の並び順に表示させる。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
連続した複数の監視エリアの境界毎に火災検知装置を配置して前記監視エリアの火災発生を監視する防災システムであって、
前記火災検知装置に関する情報を表示する表示部と、
前記表示部に前記情報を表示させる制御部と、
を備え、
前記火災検知装置は、
前記火災検知装置が配置された前記監視エリアの境界に接して相互に隣接する前記監視エリアの各々に対応する第一透光性窓と第二透光性窓とを備え、
前記第一透光性窓及び前記第二透光性窓を介し、相互に隣接する前記監視エリアの各々からの光線を受光することにより、前記監視エリアの各々における火災発生の有無を判定し、
相互に隣接する前記監視エリアの一方に対応する前記第一透光性窓の汚損状態を示す第一窓汚損度と、相互に隣接する前記監視エリアの他方に対応する前記第二透光性窓の汚損状態を示す第二窓汚損度とを検知し、
前記制御部は、
前記複数の火災検知装置が検知した前記第一窓汚損度と前記第二窓汚損度とに基づき、前記表示部に、隣り合う前記境界にそれぞれ配置され、重複して監視している同一の監視エリアに対応した一方の前記火災検知装置の一方の第一窓汚損度と他方の前記火災検知装置の他方の第二窓汚損度とが並ぶように、前記一方の第一窓汚損度と前記他方の第二窓汚損度の組を、前記複数の火災検知装置の配置の並び順に表示させ、
前記第一窓汚損度及び前記第二窓汚損度として、汚損度が所定の汚損予兆閾値に達していない場合に正常状態を識別表示させ、汚損度が前記汚損予兆閾値に達している場合に汚損予兆状態を識別表示させ、汚損度が前記汚損予兆閾値よりも高い所定の汚損閾値に達している場合に汚損状態を識別表示させることを特徴とする防災システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、防災受信盤から引き出された信号回線に接続された火災検知装置により、トンネル長手方向に所定間隔に区分された監視エリアの火災を監視する防災システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車専用道路等のトンネルには、トンネル内で発生する火災事故から人身及び車両等を守るため、火災を監視する火災検知装置が設置され、防災受信盤から引き出された信号回線に接続されている。
【0003】
火災検知装置はトンネル長手方向に沿って例えば25m間隔、或いは50m間隔に区分された監視エリアの境界に設置され、火災検出装置は左右の両方向に検知エリアを持ち、隣接して配置された火災検知装置により同じ監視エリアの火災を重複して監視している。
【0004】
火災検知装置には左右の監視エリアに対応して左右に透光性窓が設けられており、透光性窓を介してトンネル内で発生する火災炎からの放射線、たとえば赤外線を監視している。
【0005】
トンネル内に設置している火災検知装置は、環境内を浮遊する汚損物質付着などにより時間の経過と共に透光性窓の汚れが増加することから、炎の監視機能を維持するために、透光性窓の汚れを監視しており、一定の期間毎に透光性窓の清掃を行っている。
【0006】
透光性窓の汚れ監視は、火災検知装置に設けた試験光源から定期的に試験光を、検知装置外部の検知出エリア側空間を経由し透光性窓に入射し受光素子で受光して、このときの受光レベルを初期無汚損時のそれと比較するなどして減光率を汚損度として求め、汚損度が所定の閾値を超えたら汚損信号を防災受信盤に送信して汚損警報を出力させている。火災検知装置の汚損警報が出力された場合には、汚損状態となった火災検知装置の透光性窓を清掃する対応が必要となる。
【0007】
また、汚損閾値に対しそれより低い汚損予兆閾値を設定し、汚損度が汚れ予兆閾値を超えた場合に汚損予兆信号を防災受信盤に送信して汚損予兆警報を出力させている。火災検知装置の汚損予兆警報については、汚損予兆状態となった火災検知装置の数が増加した場合に、定期清掃実施予定までの期間が長いときには、清掃作業の時期を早めるといった計画見直し等の対応が可能となる。
【0008】
ところで、防災受信盤による火災検知装置の汚損監視の方法として、火災検知装置で検知した汚損度に基づき、正常、汚損予兆、汚損といった汚損状態の進行度合いをトンネル長さ方向の順に表示するようにしており、これによりトンネル全体の火災検知装置の汚損度合や汚損の傾向を把握することができる(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2000-315285号公報
特開2002-063664号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
ところで、防災受信盤により火災検知装置で検知した汚損度に基づき、正常、汚損予兆、汚損といった汚損状態の進行度合いをトンネル長さ方向の順に表示するようにした防災システムにあっては、火災検知装置が左右の監視エリアに対応して設けられた右側透光性窓の左側透光性窓の汚損状態を区別しておらず、両方の透光性窓の汚損度が汚損予兆閾値に達していなければ正常、何れか一方の透光性窓が汚損予兆閾値を超えた場合は汚損予兆、更に、何れか一方の透光性窓が汚損閾値を超えた場合は汚損と判断して、汚損状態の進行度合いをトンネル長さ方向の順に表示している。
(【0011】以降は省略されています)

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