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公開番号2024027482
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-01
出願番号2022130304
出願日2022-08-17
発明の名称圧力調整装置
出願人武蔵医研株式会社
代理人個人
主分類F16K 37/00 20060101AFI20240222BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】笛部に供給する酸素ガスの流量制御が容易になり最小限の酸素消費に抑えやすいとともに、高圧シールに必要な特殊なシール構造や強度を確保する構成が不要となる圧力調整装置を提供する。
【解決手段】圧力調整装置100は、酸素ボンベBに取り付けられ、酸素ボンベから吐出される酸素ガスの第1圧力を、呼吸器疾患患者に供給するための第2圧力に調整するものであって、酸素ガスの圧力を調整する圧力調整部120と、酸素ガスが供給されて警報音を発生する笛部110と、第1圧力の値に応じて、笛部への酸素ガスの供給と遮断を切り替えるピストン130と、を備え、ピストン1は、第1圧力が予め定められた値を下回ると、笛部に酸素ガスを供給するよう切り替え、笛部110に供給される酸素ガスは、第2圧力の酸素ガスであり、笛部に第2圧力の酸素ガスが供給されることにより警報音を発生することを特徴とする。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
酸素ボンベに取り付けられ、酸素ボンベから吐出される酸素ガスの第1圧力を、呼吸器疾患患者に供給するための第2圧力に調整する圧力調整装置であって、
酸素ガスの圧力を調整する圧力調整部と、
酸素ガスが供給されて警報音を発生する笛部と、
前記第1圧力の値に応じて、前記笛部への酸素ガスの供給と遮断を切り替える切替部と、
を備え、
前記切替部は、前記第1圧力が予め定められた値を下回ると、前記笛部に酸素ガスを供給するよう切り替え、
前記笛部に供給される酸素ガスは、前記第2圧力の酸素ガスであり、前記笛部に前記第2圧力の酸素ガスが供給されることにより警報音を発生することを特徴とする、圧力調整装置。
続きを表示(約 100 文字)【請求項2】
前記笛部には、弁を介して酸素ガスが供給可能であり、
前記切替部は、前記第1圧力の酸素ガスによって前記弁を開閉可能なピストンであることを特徴とする、請求項1に記載の圧力調整装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、酸素供給源(酸素ボンベ)に取り付けられ、酸素供給源(酸素ボンベ)から酸素を呼吸器疾患患者に供給するための圧力調整装置に関する。さらに詳細には、酸素供給源(酸素ボンベ)からの酸素ガスの圧力が所定値を下回ると警報音を発生する圧力調整装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、酸素供給源(酸素ボンベ)からの酸素ガスの圧力が所定値を下回ると警報音を発生する装置としては、実用新案登録第3206585号公報に示されるものがある。同文献には、圧力容器に充填される呼吸用気体が導かれ、圧力容器内の圧力が予め定める値以下に低下したとき、弁口を開放して呼吸用気体を放出することにより警報音を発生するガス残圧警報器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3206585号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のような従来のガス残圧警報器では、ガス残圧警報器を駆動する酸素ガスは、酸素ボンベ内の高圧ガスを利用している。よって、ガス残圧警報器には高圧ガスが作用することになる。このため、酸素ガスの流量制御が難しくなり酸素ガスの消費が多くなるとともに、高圧シールに必要な特殊なシール構造や強度を確保する構造が必要になるという問題がある。
【0005】
そこで本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、笛部に供給する酸素ガスの流量制御が容易になり最小限の酸素消費に抑えやすいとともに、高圧シールに必要な特殊なシール構造や強度を確保する構成が不要となる圧力調整装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点によれば、酸素ボンベに取り付けられ、酸素ボンベから吐出される酸素ガスの第1圧力を、呼吸器疾患患者に供給するための第2圧力に調整する圧力調整装置であって、酸素ガスの圧力を調整する圧力調整部と、酸素ガスが供給されて警報音を発生する笛部と、前記第1圧力の値に応じて、前記笛部への酸素ガスの供給と遮断を切り替える切替部と、を備え、前記切替部は、前記第1圧力が予め定められた値を下回ると、前記笛部に酸素ガスを供給するよう切り替え、前記笛部に供給される酸素ガスは、前記第2圧力の酸素ガスであり、前記笛部に前記第2圧力の酸素ガスが供給されることにより警報音を発生することを特徴とする、圧力調整装置が提供される。
【0007】
かかる構成によれば、笛部に供給される第2圧力は、高圧の第1圧力を調整した圧力であり、高圧の第1圧力よりも低圧である。このため、笛部に供給する酸素ガスの流量制御が容易になり最小限の酸素消費に抑えやすいとともに、高圧シールに必要な特殊なシール構造や強度を確保する構成が不要となる。
【0008】
本発明は様々な応用が可能である。例えば、前記笛部には、弁を介して酸素ガスが供給可能であり、前記切替部は、前記第1圧力の酸素ガスによって前記弁を開閉可能なピストンであってもよい。かかる構成によれば、簡単な構成によって笛部への酸素ガスの供給と遮断を切り替えることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、笛部に供給する酸素ガスの流量制御が容易になり最小限の酸素消費に抑えやすいとともに、高圧シールに必要な特殊なシール構造や強度を確保する構成が不要となる圧力調整装置を提供することができる。本発明のその他の効果については、後述する発明を実施するための形態においても説明する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
圧力調整装置100を酸素ボンベBに接続した状態を示す全体図である。
圧力調整装置100近傍を示す斜視図である。
圧力調整装置100を示す斜視図である。
笛部110の警報音が発生しない状態を示す断面図である。
笛部110の警報音が発生する状態を示す断面図である。
圧力調整装置100を流れる酸素ガスのフローを示す図である。
圧力調整装置100と酸素ボンベBの接続部分を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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