TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024027481
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-01
出願番号2022130303
出願日2022-08-17
発明の名称圧力調整装置
出願人武蔵医研株式会社
代理人個人
主分類F16K 35/00 20060101AFI20240222BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】流量調整部の小型化により、小型化、軽量化された圧力調整装置を提供する。
【解決手段】流量調整部110は、マニュアルにて回転操作される操作ノブ114と、酸素ガスの各設定流量に対応した複数のオリフィス111を有するオリフィス板112と、操作ノブの回転操作によりオリフィス板と一体に回転するローター113と、ローターの外周に作用し、ローターの回転を一時的に停止可能な停止機構120と、を備え、ローターの外周には、円周方向に連続する凹凸が設けられており、停止機構120は、ローターの外周に常時当接するボール121と、ボールをローターの外周に押圧するバネ122と、を備え、ボールは、ローターの回転によって、ローターの外周の凹凸に沿って径方向に出没するとともに、ローターの外周の凹部113bに嵌り込むことによってローターを一時的に停止可能であることを特徴とする。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
酸素ボンベから吐出された酸素ガスの流量を調整可能な流量調整部を備えた圧力調整装置において、
前記流量調整部は、
マニュアルにて回転操作される流量調整ダイヤルと、
酸素ガスの各設定流量に対応した複数のオリフィスを有するオリフィス板と、
前記流量調整ダイヤルの回転操作により前記オリフィス板と一体に回転するローターと、
前記ローターの外周に作用し、前記ローターの回転を一時的に停止可能な停止機構と、
を備え、
前記ローターの外周には、円周方向に連続する凹凸が設けられており、
前記停止機構は、前記ローターの外周に常時当接するボールと、前記ボールを前記ローターの外周に押圧する弾性部材と、を備え、
前記ボールは、前記ローターの回転によって、前記ローターの外周の凹凸に沿って径方向に出没するとともに、前記ローターの外周の凹部に嵌り込むことによって前記ローターを一時的に停止可能であることを特徴とする、圧力調整装置。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記ローターの外周の凹凸は、連続する略三角形状に形成されており、略三角形状の頂点は円弧状に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の圧力調整装置。
【請求項3】
前記ローターが配置される筐体には、外部から前記ローターの外周まで貫通する貫通孔が形成されており、
前記停止機構は、前記ボールと前記弾性部材の一部が前記貫通孔に配置され、前記弾性部材の残りの部分が、前記筐体に外部から取り付けられる収容ケースに収容されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の圧力調整装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、酸素供給源(酸素ボンベ)に取り付けられ、酸素供給源(酸素ボンベ)から酸素を呼吸器疾患患者に供給するための圧力調整装置に関する。さらに詳細には、酸素供給源(酸素ボンベ)から吐出された酸素ガスの流量を調整可能な流量調整部を備えた圧力調整装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、酸素供給源(酸素ボンベ)から吐出された酸素ガスの流量を調整可能な流量調整部を備えた圧力調整装置として、特許第5113123号公報に示されるものがある。同文献には、使用者が流量設定つまみを操作する際に、流量設定つまみを各設定流量に対応した30度毎に容易に止めることができるように、停止機構が、流路切換装置内に設けられるものが開示されている。
【0003】
この停止機構は、流量設定つまみが設けられる第1シャフトに取り付けられた回転板に、半径方向に沿ってバネ及びボールが配置されるとともに、回転板の外周側(流路切換装置の内壁)に、30度毎に凹部が設けられたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5113123号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記のような従来の流量切替装置では、停止機構は、回転板にバネ及びボールが配置されるため、回転板が大型になる。よって流量切替装置が大型になるため、圧力調整装置が大型化、重量化するという問題がある。
【0006】
そこで本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、流量調整部の小型化により、小型化、軽量化された圧力調整装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明によれば、酸素ボンベから吐出された酸素ガスの流量を調整可能な流量調整部を備えた圧力調整装置において、前記流量調整部は、マニュアルにて回転操作される流量調整ダイヤルと、酸素ガスの各設定流量に対応した複数のオリフィスを有するオリフィス板と、前記流量調整ダイヤルの回転操作により前記オリフィス板と一体に回転するローターと、前記ローターの外周に作用し、前記ローターの回転を一時的に停止可能な停止機構と、を備え、前記ローターの外周には、円周方向に連続する凹凸が設けられており、前記停止機構は、前記ローターの外周に常時当接するボールと、前記ボールを前記ローターの外周に押圧する弾性部材と、を備え、前記ボールは、前記ローターの回転によって、前記ローターの外周の凹凸に沿って径方向に出没するとともに、前記ローターの外周の凹部に嵌り込むことによって前記ローターを一時的に停止可能であることを特徴とする、圧力調整装置が提供される。
【0008】
かかる構成によれば、ローターの外周に停止機構を作用させてローターの回転を一時的に停止可能とするため、ローターを小型化できる。よって流量調整部が小型化されるため、小型化、軽量化された圧力調整装置を提供することができる。
【0009】
また、本発明の応用例として様々なものが考えられる。例えば前記ローターの外周の凹凸は、連続する略三角形状に形成されており、略三角形状の頂点は円弧状に形成されていてもよい。かかる構成によれば、ローターの略三角形状の頂点は円弧状に形成されているため、ローターが回転したときに停止機構のボールが凸部の頂点を乗り越えやすくなる。また、凹凸が略三角形状であるため、凹部に嵌り込んだボールが凹部から容易に抜け出すことが無く、クリック感を得られる。
【0010】
また、前記ローターが配置される筐体には、外部から前記ローターの外周まで貫通する貫通孔が形成されており、前記停止機構は、前記ボールと前記弾性部材の一部が前記貫通孔に配置され、前記弾性部材の残りの部分が、前記筐体に外部から取り付けられる収容ケースに収容されるようにしてもよい。かかる構成によれば、停止機構の一部を圧力調整装置の筐体に配置し、残りの部分が筐体の外に配置されるため、筐体の肉厚を薄くすることができる。よって、圧力調整装置を小型化、軽量化することができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

武蔵医研株式会社
圧力調整装置
1か月前
個人
配管固定金具
2か月前
個人
脚装置
2か月前
個人
家具
1か月前
個人
ジャイロの軸受装置
1か月前
個人
アンカーボルト
18日前
日東精工株式会社
シールねじ
3か月前
カヤバ株式会社
バルブ
26日前
株式会社ミクニ
弁装置
2か月前
株式会社ミクニ
弁装置
2か月前
株式会社テイエルブイ
自動弁
23日前
マフレン株式会社
自動給脂器
1か月前
カヤバ株式会社
ダンパ
26日前
株式会社ミクニ
弁装置
2か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
2か月前
株式会社フジキン
バルブ装置
18日前
株式会社奥村組
制振機構
3か月前
株式会社奥村組
制振機構
3か月前
日星電気株式会社
多層チューブ
2か月前
株式会社不二工機
電磁弁
2か月前
株式会社ナジコ
自在継手
1か月前
個人
圧入成形物の製造法
1か月前
イワブチ株式会社
締結具
3か月前
株式会社テイエルブイ
熱応動弁
2か月前
株式会社不二工機
電動弁
1か月前
個人
束ねばね
18日前
井関農機株式会社
作業車両
26日前
日本精工株式会社
転動装置
3か月前
株式会社テイエルブイ
複座弁装置
2か月前
株式会社エステック
減速機
1か月前
明正工業株式会社
ねじ部材
3か月前
日東工器株式会社
防振構造
18日前
日本精工株式会社
ボールねじ装置
3日前
個人
穴なしナットと芯なしボルト
3か月前
株式会社伊藤製作所
連結具
1か月前
ダイハツ工業株式会社
変速機
2か月前
続きを見る