TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024025788
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-02-26
出願番号
2023196782,2023004299
出願日
2023-11-20,2018-12-25
発明の名称
画像形成装置、媒体の判別方法及びプログラム
出願人
コニカミノルタ株式会社
代理人
個人
主分類
B41J
29/38 20060101AFI20240216BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】複数の検出手段により媒体を検出する場合に、特殊な媒体である封筒について誤検出により異なる媒体と判別されるのを防止しながら、効率的な判別を行うことができる画像形成装置等を提供する。
【解決手段】媒体S上に画像を形成する画像形成手段10と、媒体Sの坪量を検出する第1の検出手段91と、媒体の種類が封筒であることを検出する第2の検出手段92と、第2の検出手段92の検出結果に基づいて、第1の検出手段91による媒体の坪量の検出を行うかどうか、または第1の検出手段91による検出結果を画像形成手段10における印字条件に適用するかどうかを判断する判断手段101を備えている。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
媒体上に画像を形成する画像形成手段と、
前記媒体の坪量を検出する第1の検出手段と、
前記媒体に空気層があることを検出する第2の検出手段と、
前記第2の検出手段の検出結果に基づいて、前記第1の検出手段による媒体の坪量の検出を行うかどうか、または前記第1の検出手段による検出結果を前記画像形成手段における印字条件に適用するかどうかを判断する判断手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第2の検出手段により、前記媒体に空気層がないことが検出された場合、前記判断手段は、前記第1の検出手段による坪量の検出を行う、または前記第1の検出手段による検出結果を使用する、と判断する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第2の検出手段により、前記媒体に空気層があることが検出された場合、前記判断手段は、前記第1の検出手段による坪量の検出を行わない、または前記第1の検出手段による検出結果を使用しない、と判断する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
媒体上に画像を形成する画像形成手段と、
前記媒体の坪量を検出する第1の検出手段と、
前記媒体が封筒であることを検出する第2の検出手段と、
前記第2の検出手段の検出結果に基づいて、前記第1の検出手段による媒体の坪量の検出を行うかどうか、または前記第1の検出手段による検出結果を前記画像形成手段における印字条件に適用するかどうかを判断する判断手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
前記第2の検出手段により、前記媒体の種類が封筒ではないことが検出された場合、前記判断手段は、前記第1の検出手段による坪量の検出を行う、または前記第1の検出手段による検出結果を使用する、と判断する請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第2の検出手段により、前記媒体の種類が封筒であることが検出された場合、前記判断手段は、前記第1の検出手段による坪量の検出を行わない、または前記第1の検出手段による検出結果を使用しない、と判断する請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項7】
媒体上に画像を形成する画像形成手段と、
前記媒体の坪量を検出する第1の検出手段と、
前記媒体に関する情報を超音波で検出する第2の検出手段と、
前記第2の検出手段の検出結果に基づいて、前記第1の検出手段による媒体の坪量の検出を行うかどうか、または前記第1の検出手段による検出結果を前記画像形成手段における印字条件に適用するかどうかを判断する判断手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】
前記第2の検出手段により、超音波の減衰に関する情報が所定以上であることが検出された場合、前記判断手段は、前記第1の検出手段による坪量の検出を行う、または前記第1の検出手段による検出結果を使用する、と判断する請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記第2の検出手段により、超音波の減衰に関する情報が所定以下であることが検出された場合、前記判断手段は、前記第1の検出手段による坪量の検出を行わない、または前記第1の検出手段による検出結果を使用しない、と判断する請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記第1の検出手段は光学センサである請求項1~9のいずれかに記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、複写機、プリンタあるいはMFP(Multifunction Peripheral)と称される多機能デジタル複合機等の画像形成装置、該画像形成装置で実行される媒体の判別方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 4,600 文字)
【背景技術】
【0002】
上記のような画像形成装置等で用いられる画像形成対象である用紙等の媒体の種類を、検出手段であるセンサを用いて自動で判別する技術が知られている。一方、近年では、媒体として封筒、OHPといった特殊な媒体が増加してきている。
【0003】
そこで特許文献1には、複数の記録材の判別方法を用いて記録材の種類を判別する場合に、記録材の種類を正確に判別することを目的として、記録材の表面状態を検知するCMOSエリアセンサと記録材の坪量を検知する超音波センサを用い、これらのセンサによる検出結果から記録材の種類を総合的に判別する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-29622号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、封筒のような特殊な媒体を、特許文献1に記載されたように、複数のセンサの検出結果から総合的に判別すると、誤検出により異なる媒体と判別してしまう恐れがあった。
【0006】
この発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたものであって、複数の検出手段により媒体を検出する場合に、特殊な媒体である封筒について誤検出により異なる媒体と判別されるのを防止しながら、効率的な判別を行うことができる画像形成装置、媒体の判別方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的は、以下の手段によって達成される。
(1)媒体上に画像を形成する画像形成手段と、
前記媒体の坪量を検出する第1の検出手段と、
前記媒体に空気層があることを検出する第2の検出手段と、
前記第2の検出手段の検出結果に基づいて、前記第1の検出手段による媒体の坪量の検出を行うかどうか、または前記第1の検出手段による検出結果を前記画像形成手段における印字条件に適用するかどうかを判断する判断手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
(2)前記第2の検出手段により、前記媒体に空気層がないことが検出された場合、前記判断手段は、前記第1の検出手段による坪量の検出を行う、または前記第1の検出手段による検出結果を使用する、と判断する前項1に記載の画像形成装置。
(3)前記第2の検出手段により、前記媒体に空気層があることが検出された場合、前記判断手段は、前記第1の検出手段による坪量の検出を行わない、または前記第1の検出手段による検出結果を使用しない、と判断する前項1に記載の画像形成装置。
(4)媒体上に画像を形成する画像形成手段と、
前記媒体の坪量を検出する第1の検出手段と、
前記媒体が封筒であることを検出する第2の検出手段と、
前記第2の検出手段の検出結果に基づいて、前記第1の検出手段による媒体の坪量の検出を行うかどうか、または前記第1の検出手段による検出結果を前記画像形成手段における印字条件に適用するかどうかを判断する判断手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
(5)前記第2の検出手段により、前記媒体の種類が封筒ではないことが検出された場合、前記判断手段は、前記第1の検出手段による坪量の検出を行う、または前記第1の検出手段による検出結果を使用する、と判断する前項4に記載の画像形成装置。
(6)前記第2の検出手段により、前記媒体の種類が封筒であることが検出された場合、前記判断手段は、前記第1の検出手段による坪量の検出を行わない、または前記第1の検出手段による検出結果を使用しない、と判断する前項 4に記載の画像形成装置。
(7)媒体上に画像を形成する画像形成手段と、
前記媒体の坪量を検出する第1の検出手段と、
前記媒体に関する情報を超音波で検出する第2の検出手段と、
前記第2の検出手段の検出結果に基づいて、前記第1の検出手段による媒体の坪量の検出を行うかどうか、または前記第1の検出手段による検出結果を前記画像形成手段における印字条件に適用するかどうかを判断する判断手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
(8)前記第2の検出手段により、超音波の減衰に関する情報が所定以上であることが検出された場合、前記判断手段は、前記第1の検出手段による坪量の検出を行う、または前記第1の検出手段による検出結果を使用する、と判断する前項 7に記載の画像形成装置。
(9)前記第2の検出手段により、超音波の減衰に関する情報が所定以下であることが検出された場合、前記判断手段は、前記第1の検出手段による坪量の検出を行わない、または前記第1の検出手段による検出結果を使用しない、と判断する前項 7に記載の画像形成装置。
(10)前記第1の検出手段は光学センサである前項 1~9のいずれかに記載の画像形成装置。
(11)前記第2の検出手段は超音波センサである前項 1~10のいずれかに記載の画像形成装置。
(12)前記超音波センサは、媒体搬送路を挟んで媒体の通過方向に対し所定の角度で斜めに対向配置された一対の送信部と受信部を備えている前項 11に記載の画像形成装置。
(13)封筒を給紙できない給紙口から給紙された媒体の種類が、前記第2の検出手段により封筒であると検出された場合、封筒を給紙できない給紙口から封筒が給紙されたことをユーザーに通知する通知手段を備えている前項 1~12のいずれかに記載の画像形成装置。
(14)接離方向に位置調整が可能な一対の加熱・加圧体の間に媒体を通して定着を行う定着ユニットと、
前記第2の検出手段により、前記媒体の種類が封筒であることが検出された場合、前記定着ユニットの加熱・加圧体を離間方向に位置調整させる制御手段と、
を備えている前項 1~13のいずれかに記載の画像形成装置。
(15)前記制御手段は、前記搬送手段による媒体の搬送を停止させて前記定着ユニットの加熱・加圧体を離間方向に位置調整させる前項 14に記載の画像形成装置。
(16)前記第2の検出手段による検出結果を記憶する記憶手段を備え、
連続印字中において、前記第2の検出手段により、印字対象の媒体の種類が封筒であることが検出された場合、前記記憶手段には前記媒体の種類が封筒であることが記憶され、前記媒体の種類が封筒ではないことが検出された場合、前記記憶手段には前記媒体の種類が封筒でないことが記憶され、
連続印字中において、前記第2の検出手段による検出結果が、前記記憶手段に記憶された前回の検出結果と異なる場合、前記判断手段は、封筒と封筒以外の媒体が混載されていると判断する前項 1~15のいずれかに記載の画像形成装置。
(17)前記判断手段により、封筒と封筒以外の媒体が混載されていると判断された場合、混載されていることをユーザーに通知する通知手段を備えている前項 16に記載の画像形成装置。
(18)前記第1の検出手段による媒体の坪量の検出開始が、前記第2の検出手段による媒体の種類が封筒であることの検出開始よりも先に行われる前項 1~17のいずれかに記載の画像形成装置。
(19)前記媒体に画像を転写する転写手段と、前記転写手段による媒体への画像の転写タイミングに合わせて用紙を転写手段へと搬送するタイミングローラーとを備え、
前記第2の検出手段は、前記タイミングローラーと前記第1の検出手段との間に配置されている前項 18に記載の画像形成装置。
(20)媒体上に画像を形成する画像形成ステップと、
前記媒体の坪量を第1の検出手段により検出するステップと、
前記媒体に空気層があることを第2の検出手段により検出するステップと、
前記第2の検出手段の検出結果に基づいて、前記第1の検出手段による媒体の坪量の検出を行うかどうか、または前記第1の検出手段による検出結果を前記画像形成ステップにおける印字条件に適用するかどうかを判断する判断ステップと、
を画像形成装置が実行する媒体の判別方法。
(21)媒体上に画像を形成する画像形成ステップと、
前記媒体の坪量を第1の検出手段により検出するステップと、
前記媒体が封筒であることを第2の検出手段により検出するステップと、
前記第2の検出手段の検出結果に基づいて、前記第1の検出手段による媒体の坪量の検出を行うかどうか、または前記第1の検出手段による検出結果を前記画像形成ステップにおける印字条件に適用するかどうかを判断する判断ステップと、
を画像形成装置が実行する媒体の判別方法。
(22)媒体上に画像を形成する画像形成ステップと、
前記媒体の坪量を第1の検出手段により検出するステップと、
前記媒体に関する情報を第2の検出手段により超音波で検出するステップと、
【発明の効果】
【0008】
この発明に係る画像形成装置及び媒体の判別方法によれば、第2の検出手段の検出結果をまず求め、その検出結果に基づいて、第1の検出手段による媒体の坪量の検出を行うかどうか、または第1の検出手段による検出結果を印字条件に適用するかどうかが判断されるから、第2の検出手段の検出結果によっては第1の検出手段による検出は行わない等の処理が可能となり、効率的な判別を行うことができる。
【0009】
この発明に係るプログラムによれば、第2の検出手段の検出結果をまず求め、その検出結果に基づいて、第1の検出手段による媒体の坪量の検出を行うかどうか、または第1の検出手段による検出結果を印字条件に適用するかどうかを判断する処理を、画像形成装置のコンピュータに実行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
この発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。
画像形成装置の電気的な構成を示すブロック図である。
光学センサの配置状態の説明図である。
超音波センサおよびその配置状態の説明図である。
(A)は、光学センサおよび超音波センサの配置位置を模式的に示す図、(B)は媒体の先端がタイミングローラに到達した後のセンサの検出電圧(出力電圧)を示す図、(C)は媒体の先端がタイミングローラに到達する前のセンサの検出電圧を示す図である。
光学センサと超音波センサの特性を示す表である。
図1の画像形成装置で実行される媒体判別処理の一例を示すフローチャートである。
図1の画像形成装置で実行される媒体判別処理の他の例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
三菱製紙株式会社
転写用紙
2か月前
日本化薬株式会社
記録材料
1か月前
個人
印鑑の製造方法とアプリ
1か月前
株式会社リコー
印刷装置
1か月前
株式会社リコー
印刷装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
29日前
独立行政法人 国立印刷局
印刷物
1か月前
フジコピアン株式会社
熱転写シート
16日前
株式会社リコー
液体吐出装置
1か月前
三菱製紙株式会社
直接感熱記録材料
1か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
29日前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
2か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
3か月前
カシオ計算機株式会社
印刷装置
1か月前
フジコピアン株式会社
熱転写記録媒体
7日前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
1か月前
カシオ計算機株式会社
印刷装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
1か月前
株式会社リコー
シート搬送装置
2か月前
清水製作株式会社
貯版装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成システム
20日前
ヤマハ発動機株式会社
印刷装置
1か月前
マクセル株式会社
印刷用メタルマスク
2か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
1か月前
ヤマハ発動機株式会社
印刷装置
2か月前
ブラザー工業株式会社
液体容器
3か月前
株式会社リコー
吐出ヘッド、吐出装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
箔転写装置
29日前
ブラザー工業株式会社
箔転写装置
6日前
株式会社トライテック
インクジェット記録装置
2か月前
セイコーエプソン株式会社
印刷システム
1か月前
株式会社トライテック
インクジェット記録装置
2か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
14日前
続きを見る
他の特許を見る