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公開番号2024018079
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2022121165
出願日2022-07-29
発明の名称織物
出願人東レ株式会社
代理人
主分類D03D 15/56 20210101AFI20240201BHJP(織成)
要約【課題】 本発明は、身体の矯正力と運動への追従性を兼ね備え、肌あたりが良好な織物を提供する。
【解決手段】 本発明の織物は、長手方向に平行な糸がポリエステル系エラストマーを含む織物であり、かつ幅方向に平行な糸が前記織物の少なくとも一方の幅端で折り返されており、かつ前記織物の長手方向に100N/50mm荷重時の前記荷重方向の伸長率が1.0%以上20.0%以下であり、かつ幅が30mm以上200mm以下である織物である。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
長手方向に平行な糸がポリエステル系エラストマーを含む織物であり、かつ幅方向に平行な糸が前記織物の少なくとも一方の幅端で折り返されており、かつ前記織物の長手方向に100N/50mm荷重時の前記荷重方向の伸長率が1.0%以上20.0%以下であり、かつ幅が30mm以上200mm以下である織物。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記幅方向に平行な糸が前記織物の一方の幅端で折り返され、他方の幅端に絡み糸を含む請求項1に記載の織物。
【請求項3】
前記ポリエステル系エラストマーを含む糸の繊度が2000dtex以上2500dtex以下である請求項1または2に記載の織物。
【請求項4】
前記幅方向に平行な糸が1500dtex以上2000dtex以下である請求項1または2に記載の織物。
【請求項5】
前記絡み糸が150dtex以上350dtex以下である請求項2に記載の織物。
【請求項6】
前記幅方向に平行な糸が非弾性糸を含む請求項1または2に記載の織物。
【請求項7】
前記長手方向に平行な糸が芯鞘型の糸であり、鞘成分がポリエステル系エラストマーを主成分とし、芯成分がポリエチレンテレフタレートを主成分とする請求項1または2に記載の織物。
【請求項8】
前記長手方向に荷重100N/50mmで50回伸長後の伸長回復率が60%以上100%以下である請求項1または2に記載の織物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、織物に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
繊維製品を用いて身体を固定、矯正する提案が既に知られており、特許文献1では、伸縮性の織物を用いた腰痛帯が開示されており、また、特許文献2では緯糸にモノフィラメントを用いて横方向の剛性を向上させ、事故の衝撃による緯糸破壊を抑制するシートベルトウェビングが開示されている。特許文献3には、矯正具に関する発明が記載され、前記矯正具において、装着時に、矯正部位に矯正力を発現する機能を持つ、帯状の織物構造体を用いることが記載されている。このように金属やプラスチック材料よりも柔軟性の高い繊維製織物を用いることで身体の動きや形態に追従し、固定することができるが、身体のうち、特に下肢等の高い矯正力を必要とする部位の矯正には、高応力下での適度な伸長特性をもつ材料の開発が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-95508号公報
特開2003-41431号公報
国際公開第2021/029325号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来知られているゴムバンドに代表される伸縮性素材ではある程度の足の動きには追従できるが、矯正部位の固定力が十分でなく、必要な強制力が得られない。また、特許文献2にあるような素材は一定の剛性や屈曲性はあるものの、長手方向の伸縮性に乏しく、矯正する際に身体の動きに追従できず皮膚との擦れによる痛みが発生する。また、特許文献3に具体的に記載された織物構造体は、織物構造体の緯方向を帯状の長手方向に用いており、織物から帯状に加工する必要があった。織物を帯状に加工して用いるに際し、生産性の観点から広幅織物に対して熱による溶断カット等をしようとすると溶けた繊維の樹脂がバリとなって皮膚と擦れ、痛みが発生するおそれがあり、改善の余地があった。
【0005】
そこで本発明の目的は、身体の矯正力と運動への追従性を兼ね備え、肌あたりが良好な織物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記目的を達成せんとするものであり、以下の構成を有する。
【0007】
(1) 長手方向に平行な糸がポリエステル系エラストマーを含む織物であり、かつ幅方向に平行な糸が前記織物の少なくとも一方の幅端で折り返されており、かつ前記織物の長手方向に100N/50mm荷重時の前記荷重方向の伸長率が1.0%以上20.0%以下であり、かつ幅が30mm以上200mm以下である織物。
【0008】
(2) 前記幅方向に平行な糸が前記織物の一方の幅端で折り返され、他方の幅端に絡み糸を含む前記(1)に記載の織物。
【0009】
(3) 前記ポリエステル系エラストマーを含む糸の繊度が2000dtex以上2500dtex以下である前記(1)または(2)に記載の織物。
【0010】
(4) 前記幅方向に平行な糸が1500dtex以上2000dtex以下である前記(1)~(3)のいずれかに記載の織物。
(【0011】以降は省略されています)

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