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公開番号2024101121
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-29
出願番号2023004865
出願日2023-01-17
発明の名称耐弾防護部材
出願人東レ株式会社
代理人
主分類F41H 1/02 20060101AFI20240722BHJP(武器)
要約【課題】本発明は着用性に優れながら耐衝撃性を備える耐弾防護部材を提供する。
【解決手段】耐弾材を含む積層体と、発泡樹脂を含むシートと、パラ型芳香族ポリアミドを含むシートとがこの順番で積層され、前記耐弾材を含む積層体の単位面積当たりの重量が6.0kg/m2以下であり、NIJ0101.07HG2クラスの弾道限界試験における最低貫通速度(LC)が基準速度を満たし、前記発泡樹脂を含むシートの厚さが1.00mm以上5.00mm以下であり、引張伸びがタテヨコ共に65%以上300%未満であり、前記パラ型芳香族ポリアミドを含むシートのJIS L1096(2010)に定められた滑脱抵抗力がタテヨコ共に200N以上3000N以下であり、JIS L 1096(2010)にて定められるガーレ剛軟度が800mg以上10000mg未満である耐弾防護部材。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
耐弾材を含む積層体と、発泡樹脂を含むシートと、パラ型芳香族ポリアミドを含むシートとがこの順番で積層され、
前記耐弾材を含む積層体の単位面積当たりの重量が6.0kg/m

以下であり、NIJ0101.07HG2クラスの弾道限界試験における最低貫通速度(LC)が基準速度を満たし、
前記発泡樹脂を含むシートの厚さが1.00mm以上5.00mm以下であり、引張伸びがタテヨコ共に65%以上300%未満であり、
前記パラ型芳香族ポリアミドを含むシートのJIS L 1096(2010)に定められた滑脱抵抗力がタテヨコ共に200N以上3000N以下であり、JIS L 1096(2010)にて定められるガーレ剛軟度が800mg以上10000mg未満である耐弾防護部材。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記パラ型芳香族ポリアミドを含むシートの厚さが0.10mm以上1.00mm未満である請求項1に記載の耐弾防護部材。
【請求項3】
前記耐弾防護部材の合計単位面積当たりの重量が6.5kg/m

以下である請求項1または2に記載の耐弾防護部材。
【請求項4】
前記耐弾防護部材の合計厚さが10.0mm未満である請求項1または2に記載の耐弾防護部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、主として飛来する破片や弾丸から身体を防御するために使用する耐弾防護部材に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
警察官、ガードマン、兵士などは、犯罪者、テロリスト、敵兵や不審者などからの銃器による攻撃、爆発物の炸裂により飛来する破片から身の安全を守るため、必要に応じ耐弾性能をもつ防護部材を着用して職務に従事する。
【0003】
耐弾性能を持つ部材としては、従来から、高強度繊維、例えば、パラ系アラミド繊維、ポリエチレン繊維、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール繊維などの織物や、これら織物を樹脂塗布あるいは樹脂含浸したもの、これら繊維を用いて作られたシールド材などが知られている。なお、ここでいうシールド材とは、高強度繊維を0度と90度とに直交配列させて積層し樹脂を含浸させたシートの積層物と合成樹脂フィルムとが積層成形された耐弾材料をいう。
【0004】
これらの材料は耐弾性能を持つものの、人体への衝撃を減らす効果は少なく、耐衝撃部材と組み合わせて使用するのが一般的である。近年、耐弾性能を有しながら高い耐衝撃性をもつ防護物品が求められるようになってきている。
【0005】
これらの課題に対し、例えば特許文献1では、耐弾材に金属板と樹脂発泡シートをこの順に併用して配したものが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2007-57133号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載の防護物品は、身体への追従性が悪かったり、重量が増えたり、嵩高くなって動きにくいものであった。また、金属板を抜いた耐弾材と樹脂発泡シートのみを使用する場合、耐衝撃性が悪化する懸念があった。
【0008】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、着用性に優れながら耐衝撃性を備える耐弾防護部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記の課題を解決するための本発明は、次の(1)~(4)を特徴とするものである。
【0010】
(1)耐弾材を含む積層体と、発泡樹脂を含むシートと、パラ型芳香族ポリアミドを含むシートとがこの順番で積層され、
前記耐弾材を含む積層体の単位面積当たりの重量が6.0kg/m

以下であり、NIJ0101.07HG2クラスの弾道限界試験における最低貫通速度(LC)が基準速度を満たし、
前記発泡樹脂を含むシートの厚さが1.00mm以上5.00mm以下であり、引張伸びがタテヨコ共に65%以上300%未満であり、
前記パラ型芳香族ポリアミドを含むシートのJIS L 1096に定められた滑脱抵抗力がタテヨコ共に200N以上3000N以下であり、ガーレ剛軟度が800mg以上10000mg未満である耐弾防護部材。
(【0011】以降は省略されています)

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