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公開番号
2024111736
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-19
出願番号
2023016411
出願日
2023-02-06
発明の名称
防護服
出願人
東レ株式会社
,
コスモ株式会社
代理人
弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類
A41D
13/00 20060101AFI20240809BHJP(衣類)
要約
【課題】加工時間を短縮化することができ、生産性が優れる防護服を提供する。
【解決手段】1または複数の裁断パーツからなり、着用者が身体の一部を外部に露出するための複数の開口部と、それぞれの開口部の周縁において、開口部を形成するよう接合された接合部と、が形成されており、接合部は、裁断パーツに設けられた一対の接合線同士が接合された部位であり、1または複数の折り目に沿って折り畳まれた折り畳み部がさらに形成された、防護服。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
1または複数の裁断パーツからなり、
着用者が身体の一部を外部に露出するための複数の開口部と、それぞれの前記開口部の周縁において、前記開口部を形成するよう接合された接合部と、が形成されており、
前記接合部は、前記裁断パーツに設けられた一対の接合線同士が接合された部位であり、1または複数の折り目に沿って折り畳まれた折り畳み部がさらに形成された、防護服。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
前記折り畳み部は、着用者が前記防護服を着用した際の、脇部、股部または首部のうち少なくともいずれかに相当する部位に形成された、請求項1記載の防護服。
【請求項3】
前記防護服は、上衣であり、
前記開口部は、4か所である、請求項1または2記載の防護服。
【請求項4】
前記防護服は、下衣であり、
前記開口部は、3か所である、請求項1または2記載の防護服。
【請求項5】
前記防護服は、上衣と下衣とが一体となった防護服であり、
前記開口部は、5か所である、請求項1または2記載の防護服。
【請求項6】
前記裁断パーツは、丈方向または幅方向の中心線を境に対称形状である裁断パーツを含む、請求項1または2記載の防護服。
【請求項7】
前記接合部における前記接合線の形状は、同一である、請求項1または2記載の防護服。
【請求項8】
前記裁断パーツの数は、1~10である、請求項1または2記載の防護服。
【請求項9】
前記開口部の周縁に、前記開口部の開口径を伸縮させる伸縮部が形成された、請求項1または2記載の防護服。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、防護服に関する。より詳細には、本発明は、加工時間を短縮化することができ、生産性が優れ、廃棄物を削減することができ、リサイクルが容易であり、生産場所の制約を受けにくく、緊急時などにおいて供給網を確保しやすい防護服に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、粉塵や放射線を伴う作業や水を扱う作業において、作業者は、衣服の上に防護服を着用して作業することがある。特許文献1には、放射能汚染防護服が開示されている。特許文献1に記載の防護服は、脚部の上部域からフード部にわたり開閉可能なファスナ部材を備える。作業後において、着用者と別の人がファスナ部材を開閉する。これにより、着用者は、放射能汚染を起こしにくく、より安全である。また、特許文献2に記載の簡易防護服は、後部にミシン目が形成されており、容易に脱衣可能である。
【0003】
ところで、特許文献1~2の防護服を含む従来の防護服は、裁断されたパーツを縫製等することにより作製される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-252021号公報
特開2021-192649号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の防護服は、着用者の体型に合うよう所定の立体形状を有する。そのため、裁断されたパーツ同士(たとえば前身頃と後身頃)は同一形状ではなく、それら裁断パーツを人の手によって縫製する必要があった。具体的には、作業者は、たとえば左手で一方の裁断パーツを持ち、右手で他方の裁断パーツを持ち、両裁断パーツの縫製すべき位置を手作業で調整しつつ、縫製作業を行う必要があった。したがって、従来の防護服は、習熟した縫製技能を必要とし、製造に多くの時間を要するだけでなく、生産場所の制約を受けることから、緊急時などにおいて、供給網を確保しにくい課題があった。加えて、従来の防護服は、着用者の体形に合わせて変形させるために、多くの部位を縫製する必要があり、縫糸やテープなどの副資材の使用量が多く、使い捨ての防護服においては廃棄物量増加につながり、リサイクル処理にも多くの時間を要するものであった。
【0006】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、加工時間を短縮化することができ、生産性が優れ、廃棄物を削減することができ、リサイクルが容易であり、生産場所の制約を受けにくく、緊急時などにおいて供給網を確保しやすい防護服を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決する本発明には、以下の構成が主に含まれる。
【0008】
(1)1または複数の裁断パーツからなり、着用者が身体の一部を外部に露出するための複数の開口部と、それぞれの前記開口部の周縁において、前記開口部を形成するよう接合された接合部と、が形成されており、前記接合部は、前記裁断パーツに設けられた一対の接合線同士が接合された部位であり、1または複数の折り目に沿って折り畳まれた折り畳み部がさらに形成された、防護服。
【0009】
このような構成によれば、防護服は、接合線を介して接合される裁断パーツが同一形状である。そのため、得られる防護服は、形状の異なる裁断パーツを手作業で縫製する必要がなく、たとえば、縫製装置等によってオートメーション化して生産し得る。また、防護服は、折り畳み部が形成されている。これにより、防護服は、適宜、折り畳み部を設けることにより、着用者の体形に合わせて変形させることができ、着心地がよく、かつ、着用者の動作を妨げにくい。また、防護服は、多くの部位を、縫製や接着によらずに作製することができる。その結果、防護服は、習熟した縫製技能を必要とせず、かつ、製造に要する時間も短縮化され得る。加えて、防護服は、多くの部位を、縫製や接着によらずに作製することで、縫糸やテープなどの副資材の省略が可能となり、廃棄物量の削減あるいはリサイクルが容易となり、使い捨ての防護服に適した取り扱い性が得られ得る。さらに、防護服は、折り畳み部を設けることにより、着用者の体形に合わせて変形させることができ、かつ、多くの部位を、縫製や接着によらずに作製することができる構成とすることで、生地材料さえあれば容易に生産が可能であり、生産場所の制約を受けにくく、緊急時などにおいて、供給網を確保しやすい。
【0010】
(2)前記折り畳み部は、着用者が前記防護服を着用した際の、脇部、股部または首部のうち少なくともいずれかに相当する部位に形成された、(1)記載の防護服。
(【0011】以降は省略されています)
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